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ちょっと入淫 第15話「計算」

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「あっ、うっ・・うんうん、好いぞ好いぞ、二人・・」次第に深まる夏の夜、己の居間(リヴィング)で 中条は、木下姉妹の口唇愛撫(フェラチオ)を賜っている所であった。「くふっ、んんん・・こ、ここは、何としても凌ぎ切らんと・・」 彼の竿(さお=男根)を深く捉えた姉・由香は、舌技も交えて、激しく射精を迫る。男は、それを何とかいなそうと懸命に対していた。その僅か下方では、妹・由紀が これ又口舌で、彼の陰嚢を 濃く茂った下草を介し、熱く攻め上げて来る。

「由香ちゃん、有難と・・」中条は、突き上げる昂情を何とか抑えながら呟く。「ふふ、随分効いた様ね・・」 姉が返すと、彼は「ああ、かなりな。・・で、今度は俺がお返しせんとなぁ・・」と続けた。由香「ああ、お返しね。それって、あたしのオメコにしはる、あの事かしらね?」と訊けば 「大声じゃ言えんが、そういう事だな!」答えるや否や、由香の身体を長手ソファの上に引きずり上げ、仰向けに脚を曲げ開かせる。辛うじて「T」を纏う、下草半見えの股間と、メッシュのニーハイを着けた太腿が、露わになった。由香の顔には、緊張と期待が相半ばしている様相があった。

由香「驚いた・・でも、この後が面白そう・・」呟くと、 中条が 補助ソファを噛ませて長さを作りながら「まあそうだな。たまにゃ驚かすのも有りかと思ってさ・・」 傍らで見ていた由紀が「そろそろ、姉がノーパンになる場面ですかな?」と訊けば、男は「ああ、まあ、そないな方へ行くと思うよ・・」と、少し曖昧に答える。「ねぇねぇ・・」妹は、男の竿に手指をかけながら糾す。「今度は、あたしの番やからね・・」 「ああ、分かるよ・・」言葉にはならずも、男は 由紀の目を見て頷いた。

「さあ、ではでは!」中条、ソファに仰向けの由香のショーツをゆっくり下ろしながら、両脚を押し開いて行く。薄明りの下で、遂に秘溝が露わにされた。「よ~し、好いぞ~!」まずは、手指で摩(さす)って昂らせにかかる。象牙の様に白い肌の中央に、意思の強さを表す様な 少し濃いめの下草に囲われた、外周は落ち着き、中程は燃える様な朱(あけ)の秘唇が控える。

まずはその外側、時計回りで次第に朱の強い内側に刺激を加えて行く。由香、僅かにウェーヴがかった 亜麻色の髪(ブルネット)を揺らし「ああ・・い、好いわ。伯父様、ゆ・・指が欲しい・・」 「そうか、指な。じゃ、ちょっとくれてやるとするか。う、うっ・・」由香の秘唇に手指を滑らそうと試す中条も呻きを上げる。妹・由紀が 姉に代わって男の竿に食らいついたのだ。

大きいM字の開脚、秘溝をも表した由香に、中条はじっくりと指技を仕掛けて行く。「よし、由香ちゃん・・」 「はい・・」 「危ねぇからさ、出し入れする指だけゴム・サックをするからな。これで粘膜も大丈夫やから」 「おおきに、有難とです。伯父様の そないなおスケベな配慮が、あたし大好きなんですよ・・」 由香はそう言い「さ、入れて・・」男に秘溝への指入れを促す。

「よしよし、今差し上げるぜ。指マン・・じゃなかった、指オメコ・・でいいのかな?」中条はこう言うと、先程の摩りで加湿した、由香の大陰唇を押し開き、小陰唇を二本指で撫で回して、更に加湿を促す。「あっ、はぁっ、ふぅぅっ、あぁぁ~っ!」華のある、高めの喘ぎ声。「うっ・・ああっ。由香ちゃんの喘ぎは好いわぁ。どうだろ、まるで歌っとるみてぇでさぁ、うぅぅ・・」竿を 妹の由紀にしゃぶられ、己も高められながら、中条は呟いた。

姉同様の 亜麻色の髪が妖艶さを誇る、由紀の舌技も相当なものだ。巧みに、竿に程良い刺激を加え、それでいて 決して簡単な事では解放しない執拗さも見せる。「伯父様、昇って。絶対に、絶対にイかせてやる!」姉に勝るとも劣らぬ、その様な気迫が感じられ、油断すれば 頂きに押し上げられ、射精を余儀なくされそうな気配があった。「ダメだ、いかんいかん!それだけは・・」嵐の様な強い刺激と昂りを、ギリギリで抑える中条であった。

暫くの間、由香は中条から 手指による下方の攻めを受けた。後少しで頂という所で、彼女は言った。「伯父様・・」 「うん、聞こう・・」 「お願い、手指だけで攻め切らないで。ちゃんと『男』を繋いでくれはらんと、あたし 絶対嫌やからね・・」 「うんうん、分かる分かる。俺も同じさ。それは、これから入るから、期待しとれや」 「まさかね、由紀にイかされたんやないやろね?」 「大丈夫だ。それはねぇから安心おしよ」 「分かった。約束よ・・」攻められ続けた由香の顔に、少しだけ安堵が浮かんだ。

中条は言った。「由紀ちゃん、有難と。とても好い尺八(ブロー)だぞ。俺 今度はお姉ちゃんに繋がるから、じっくり見ててくれよ」 「ふふ、分かった。おスケベの核心でんな・・」由紀、微笑んで答える。仰向けでチラ見していた由香は「フン、嫌らしい!」と呟きながら 「なあ、由紀・・」と呼びかけ。

「はい、何ぞ・・?」妹が応じると「アンタなぁ、又いつぞやの初美先生ん時みたく、あたしの菊花(肛門)に悪さしようとしとるやろ。そやったらどないなるか覚えとき!」 「ああ、まぁ考えとくわ・・」由紀、曖昧に返す。「せやけどな、お姉ちゃん・・」 「うん、何や?」 「もう 気持ちも舞い上がった時ゃ、そら分かりまへんで~!」 「ああ 分かった。そないな時ゃ、まあ大目に見たるさかい・・」聞いた由紀は、黙って微笑んだ。

「行くか?由香ちゃん・・」押し開かれた、姉の下方に進んだ中条が訊く。「ええ、来て・・」そう答えるも 「やっぱり、着衣のままで連結なんやね・・」少し違和感のある風情の由香であった。「ホンマはね、何も着けへんスッポンポンでするのがええねん・・」これが彼女の本音だったのだが、実際は・・薄物のトップは 胸をはだけて着けられたまま。淡色のブラもずり下されるも脱がされず、下方はこれ又、はだかれたフレア・ミニがそのまま着せられ、結局脱がされたのはショーツだけ。「でも、まぁええわ・・」半分は、諦めていた。「伯父様は、着エロで昂奮しはるんやもんね・・」呟きに、男が気づく。

「由香ちゃん、悪いな・・」中条が呟き返す。そして「全脱ぎ(フル・ヌード)での実行機会は、必ず作る。だから今夜は、俺の希望叶えてくれへんかなぁ?」 「分かりやした。伯父様の『嫌らし~!』は着たままでノーパンいうのが最高なんやね~!」 「残念ながら そういう事~っ!」そう返すと、男は なだれ込む様に姉の上にのしかかり、勃起した亀頭を 秘溝に押し当てて来た。もう先端が小陰唇に割り込み、連結準備を決めている。

「分かった。さあ、来て・・」ようやく、由香の覚悟が固まった。中条は頷くと、繋ぎかけた竿をゆっくり、更に中へと推し進める。竿の形を覚えようとする様に、肉壁が、粘膜が包囲し 締め付けにかかる。ゆるりとぬめりを感じながら、最奥の所で 亀頭が行き止まりを感じると、連結完了だ。「ああっ、はぁぁっ!こ・・これだけは、き・・着たままでも好いわぁっ!」 「由香ちゃん、有難と。こ・・これが、俺最高の昂奮でさぁ、うぅぅっ・・」少し前、先月末の折より、明らかに深い繋がりであった。

「ゴムは良かった・・よな」正常位で由香を抱き、唇を交わした中条が言った。「もう繋がった後ですやん。安全日やから大丈夫よ」臥した由香、笑って返す。そして「さ、伯父様 出発よ・・」 「あいや、分かったよ」中条も笑って返し「じゃ、スロー・スタートって事で・・」ゆっくりと腰を遣い始める。連結の前後、傍らに控えていた妹・由紀は、正常位の行為と分かると、直ぐに姉と男が交わる後方、所謂「ハメ撮り」の位置に移っていた。

「さあさあ、変わらず見事やな・・」深い連結、男の背後に がっしりと組付けられる、姉の両腕と両脚。始まったスロー・ピストンでの行為を眺めながら、由紀は呟く。「もう何度か目やけど、ホンマ、お姉ちゃんと伯父様の『男と女」って、違和感おまへんわ。もう前から一つになる運命みたいなとこがあってな。お姉ちゃん、伯父様に繋がれて 本気で濡れよるし、伯父様のお竿も元気一杯。わざとゆっくりっての、分かってまっせ。ホンマはな、もっと熱く激しくできるんや。それを抑えて長続きさせようってのが、伯父様の計算やろな。ホンマ、中年男の狡さ交じりの嫌らしい聡明さってか・・よう分かるって・・」そう言いながら、姉の女芯をしっかりと捉え、その中にゆっくり しかし力強く出入りする竿の様子を、暫し眺める。そして・・

「やっぱりなぁ、お姉ちゃん・・」由紀は続いて呟く。「あたし、(花井) 宙(そら)ちゃんが、初美先生に仕掛けた『筆調教』が忘れられへんのや。良い事にさ、今 ここに伯父様の『鷹の羽』があるねんで。これでお姉ちゃんの『菊のお花』に仕掛けたら、きっと新しい愉悦が味わえる思えねんけどな。もうさっき言うたから、遠慮のうさせて頂くで。ほな、ボツボツ・・」こう呟くと、鷹の羽を携え、静々と 姉と男が交わる直ぐ後方へにじり寄って行った。激しさはなくも 堅く熱く連結され、濡れる秘溝の下から、荒れのない姉の菊花が 薄明りに美しく咲く。「行きまっせ・・」由紀は呟き、まず 由香の女陰の上で緩やかに踊る、中条の陰嚢に そっと唇を合わせた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 佐々木あき
野呂一生さんの今回楽曲「リアリティ(Reality)」下記タイトルです。
Reality

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