レディオ・アンカーの幻影 第37話「交換」
- 2020/03/31
- 22:11
「有難とね・・」浴室から戻った由香利の艶姿は、居間のソファで寛いでいた前嶋の男心を揺らすのに十分であった。彼は 一人でいる間だけのつもりで、学生時分のアルバムを整理していたのだ。そこへ現れた女の姿は、紺色基調の彼好みのフレア・ミニのアンダーを伴う下着調のコス上下。それに同色のニーハイ・ストッキングが合わせられる。膝上から太腿にかけての 20cm近い「絶対領域」が眩しく映える。「おおっ、素晴らしい!」思...
レディオ・アンカーの幻影 第36話「誘引」
- 2020/03/26
- 11:25
「ようこそ!ご苦労様です」 「今晩は。お邪魔ね・・」短い会釈を経て、下着上下にバス・ローブ姿の前嶋が、淡色のアッパーに同系色の長パンツ、それにローヒール姿の由香利を招じ入れる。勿論 ベージュ色で中庸のキャリー・バッグも一緒だ。「いや・・ホントはね、地下鉄駅に着かれたら 心配だから俺が迎えに出ようかなって思ってたんですよ」 「いえいえ、それには及ばなかったわ。道順は見当がついてたし、夜もこの時間なら...
レディオ・アンカーの幻影 第35話「迎撃」
- 2020/03/21
- 19:29
まだ梅雨の明けない曇り日の夏の夜、日中の気温は 30℃超で少し動くと汗ばむレベルも、夜に入るとグッと下がり 20℃を割って些か肌寒さも感じる位だった。この夜は金曜。早めの退勤後に再び金盛副都心で会った 普段着の理乃と前嶋は、馴染みの和食処で夕食の後、9pm前には 早めに彼の居所へと流れていた。「さて・・」部屋に落ち着いた前嶋が言った。「理乃ちゃん、良けりゃ早めにシャワーをどうぞ。俺はその間に必要な準備をしと...
レディオ・アンカーの幻影 第34話「準備」
- 2020/03/17
- 22:29
明けて 7月。この年もやはり 梅雨時にありがちな曇り日が多かったが、思いの他 雨量は多くなかった。上手くすれば時折晴れ間も覗き、その一方 最高気温は概ねまだ 30℃に届かない日々が続いた。商品管理、発送など物流関連の業務がメインの前嶋らの職場は、戸外での作業も多く この天気は好都合だった。株主総会明けもあって 月の初旬は多忙だったが、第 2週に入ると多少の余裕が生じ、遅くまで残業というケースも 一時少なく...
レディオ・アンカーの幻影 第33話「出番」
- 2020/03/12
- 19:24
6月最後の日、日曜。未明からの雨は、昼頃まで続いた。前夜から、数種の体位を試し 高みへと昇った理乃と前嶋は、日付の替わった辺りからのハードな正常位の交合を以て、願い通り 二人ほぼ同時に頂に立った。理乃「あ、はぁぁ~!よ・・良かったぁ」 前嶋「そう言って下さりゃ、有難い。俺は自分が昂ったから、大口は利けません」 「ふふ、それもあるよね。所で、あのモノは出してくれたっけ「あぁ、それ・・昇り詰めると発射...
レディオ・アンカーの幻影 第32話「共有」
- 2020/03/06
- 20:35
「ささ、のぞみさん・・」再び前嶋に捉えられた理乃は、仰向けに臥し 露わな下肢を曲げ開いた状態でこう言った。「又、お竿をあたしに返して。そして、例のお話を続けて・・」 前嶋は「了解。それじゃ、ズン!と行きやすよ!」と返し、両の太腿を抱え上げて その上に重なって行った。空けた左手を「竿」に添え、亀頭から「幹」にかけ、ズップリと少しずつ秘溝に合わせながら、徐々に腰を落として行く。理乃「あはぁっ、曲がりが...
レディオ・アンカーの幻影 第31話「履歴」
- 2020/03/02
- 21:44
「ああ・・好いなぁ」窓外を打つ雨音を聴きながら、男女の「行為」が続く。まずは正常位にて、組み敷かれた理乃が 上に重なる前嶋の背後に両の手を回し、腰にガッシリ両の脚を組付けて締め上げる「蟹挟み」の態勢で 程好く加熱し加湿した男女の「核心」をしっかりと結合して、腰を波打たせる運動を以て高みへと進む。「あっ、あはぁ・・ねぇ、のぞみさん・・」喘ぎを伴いながら、理乃が声をかけた。「はい、聞きましょう・・」笑...