情事の時刻表 第50話「口約」
- 2019/04/30
- 22:22
名月の情趣に救われた感があった。美波と豊が加わっての 些かの衝撃を伴うも新鮮な交換(スワップ)体験を経た 初美と中条は、日付を跨いで暫くまで 少しの寝酒をお伴に 明るく天空に浮かぶ満月を見届けた。明け方頃、相次ぎ出漁する漁船のエンジン音で一時目覚めるも、又寝入り 日曜朝は 7:30am過ぎの遅い目覚め。この日も快晴が続く。「お早うございます!」二人、そして宿の主人一家とも挨拶を交わして遅めの朝食。海鮮の焼...
情事の時刻表 第49話「後信」
- 2019/04/26
- 22:10
「初ちゃん、有難とよ。疲れたろ。適当に休めや」 「うんうん、有難う。でもあたし、もう少し素敵なお月様を眺めていたいわ・・」美波に豊を伴い、彼の小型船で 熱い交わりを実行すべく、豊の祖父が持つ 秘密の小島への往復から戻ったのは 10:30pmに近かった。豊の実家への帰途 宿近くに車を寄せてくれた美波に豊と別れ、宿の主人一家が用意しておいてくれた 遅い湯を使った。中条は、初美の下方を特に入念に清めてやった。「...
情事の時刻表 第48話「残照」
- 2019/04/21
- 21:51
一時、天空に昇った満月を覆っていた雲が切れ、夜の離れ小島で行為に及ぶ四人に、又月明りが射し込んできた。正常位で交わる初美と中条。彼の腰の動きが徐々に速まり強まり、後少しで絶頂という風情だった。後方では、美波と豊が 額を合わせんばかりの至近で、繋がる二人の下方を覗き込んでいた。朱(あけ)の色合いを増して湿度を増す 初美の秘溝に中条の竿が出たり入ったり。その動きが、徐々に忙(せわ)しくなる。「あっ・・はぁ...
情事の時刻表 第47話「指金(さしがね)」
- 2019/04/18
- 21:50
「あっ、あっ、んん・・」月明りの射し込む 洞窟の様な窪みの砂浜に敷かれたマットの上で、初美と中条の 喘ぎと呻きを伴った 正常位の行為が続く。それを後方から 美波と豊が覗き込む。行為中の二人の交合部に月光が当たり、女の秘溝に繋がった男の竿の ゆったりした上下動がよく分かった。それを観ている男女にも、昂奮が伝わる様な風情だった。「さぁさぁ、自分も参加しよっと・・」美波と笑顔を交わした豊は、手にしていた...
情事の時刻表 第46話「細工」
- 2019/04/14
- 19:14
「美波さん、これですね・・」 豊が手にし 一同に示したのは、細目の字筆だった。穂先は緩めに固められ、本来なら文字の太い細いが容易に書き分けられるのだが、その造作こそが美波の狙いだった。彼女は、初美と中条が 再度の交わりに入った所で、要求した正常位の姿態の後方、所謂「ハメ撮り」の位置から 豊にその筆で、初美の菊花(肛門)を愛撫し刺激さす事を画策したのである。「豊、分かってるわね・・」 一見してはそれと...
情事の時刻表 第45話「因果」
- 2019/04/10
- 21:53
「あぁ、良かった・・」 「ふぅん、素敵よ・・」前後して頂に昇り詰めた美波と中条、初美と豊 二組の男女は、満月の薄明りの下 愉悦の余韻に浸っていた。奇しくも、二組共女の下肢の曲がりが大きい ハード目の正常位。豊と中条、壮若二人の男は、まだそれぞれの女たちの上に重なっていた。「先生、よろしいですか?」 「あ?うん。良いわ・・」豊の囁(ささや)きに初美が反応、二人は又 上と下で唇を合わせた。「豊・・」一旦...
情事の時刻表 第44話「昂影」
- 2019/04/07
- 13:47
夜空に少し、雲が出てきた。天空に上がった満月は、雲間に隠れては 又顔を出す仕草を繰り返す。その下の 夜の小島で繰り広げられる男女四人の行為を、暗闇に引きずり込んでは 又月明りに晒して弄ぶのを楽しんでいる様にも感じられた。マットに臥した一方の 初美と豊は 初めの正常位に戻り、大きく脚を曲げ開いて臥した 半脱ぎの初美の上に豊が重なり、最後の高まりに入ろうとしていた。「先生、それじゃ・・」豊が囁く。「何...
情事の時刻表 第43話「照度」
- 2019/04/03
- 14:11
「あぁ、帰って来た。ふ、ふぅぅ・・!」自らの望みもあって、再び正常位で組み敷かれた美波。その上に中条が重なり、女の足腰をやや強めに曲げて股間を上向きにし、そこへ礼儀を保つ「竿」をゆっくりと返して行く。竿の幹には、熱と湿気を帯びた 朱の肉壁がべっとりと纏わりつき「さぁ、もっと奥へ進んで!亀頭をうたしの子宮口に繋げるのよ!」と促される様な風情だ。感触を知った男は、美波の願望を悟った。「まぁお待ち。そう...