情事の時刻表 第16話「攻守」
- 2018/12/29
- 10:22
静まり返った鵜方病院上階の特別病室が入るフロアの一室で、女医・小町と「名ばかりの患者」宮城の 大声では言えない「夜の診察」が続く。屈曲の大きい正常位で「行為」が始まり、小町が「望んだ」よりは宮城の「配慮」で叶った座位を経て高まり、昂奮で腰を浮かせた女医は、座っていたソファに両の手を突いて 白衣の下方を捲ったあられもない姿で宮城を後ろに繋がせ「碁盤攻め」なる後背位で 更に昂る所であった。「あっ、ふぅ...
情事の時刻表 第15話「続昂」
- 2018/12/24
- 14:15
「ちょっと待って・・ですな。よろしよ~、お待ちしやしょう」 自身の望みもあって、ソファに座した女医・小町の両脚を抱え上げ 曲がりの大きい ハードな正常位で繋がろうとしていた「一応患者」の宮城は、彼女の言葉を容れて行為を中断、のしかかろうとしていた態勢も解いた。「あのね・・」その様子を確かめて、ソファに座り直した小町が言った。「はい・・」宮城が返すと 「繋いでくれる前に、もう少ししゃぶってみたいのよ...
情事の時刻表 第14話「途上」
- 2018/12/22
- 21:53
秋雨の夜、再び訪れた 鵜方病院上階の特別病室で、女医・本荘小町と 時に患者となる宮城一路は、シャワー後の抱擁に入っていた。まずは立位での接吻(キス)。互いに両腕をそれぞれの背後に回し、舌技を交えての濃厚な挨拶が数分は続いた。「ああ、好いわ。いつもながら、貴方のキスには酔わされる・・」一旦口唇を離した女医は、そう呟いた。長手ソファに並んで着く。「ああ、いや・・お褒め下さり感謝です。婚前に家内と付き合っ...
情事の時刻表 第13話「検身」
- 2018/12/19
- 21:38
「あっ、うぅぅ・・・本荘先生、じゃなかった、こ・・小町さん、早いですな!」弱い秋雨の夜、上階の特別病室に戻った宮城は、シャワーを前に、下方の「彼自身」を女医・小町の手で改められようとしていた。穿いていたトランクスを膝下まで下され、当然かもだが 女医に向かって礼儀を正した「竿(さお=つまり男根)」と陰嚢が、彼女の眼前に連れ出され、晒された。「ふふ・・とても好い感触だわ。一路(いちろ)さんの『男』って・・...
情事の時刻表 第12話「夜診」
- 2018/12/17
- 21:02
「ところで、宮城さん・・」女医・本荘小町(ほんじょう・こまち)のこの出方から、患者として向き合っていた宮城一路(みやぎ・いちろ)には「ピン!」と来るものがあった。この夏の短い入院時、一度はあった 通常の検査とは異なる「濃い診察」が再び行われるのではないかとの予感である。「ひょっとして、二度目・・かな?」と一方で思いながら、宮城は「はい、お聞きしましょう・・」と、小町に話の続きを促した。彼女もそれが分っ...
情事の時刻表 第11話「予後」
- 2018/12/14
- 21:42
「おいおい初ちゃん、見ねぇ方が良いぞ」との牽制も、余り意味がなかったかも知れない。「あは『オマル』君、またやっちゃったね」ホット・コーヒーのカップを携え、窓際に立った初美は、斜め向かい家の屋上で晒される 不良犬「マル」の「アホーマンス」を結構楽しんでいる風情。朝食をほぼ終わるも、前夜の「ノーパン状態」が解消されたかは定かでない。「あれなぁ・・」諦め顔で、やはりコーヒー・カップを手に 並んで立った中...
情事の時刻表 第10話「共鳴」
- 2018/12/11
- 21:51
熱い夜の行為、そして後戯を経て 久しぶりで二人一緒にシャワーを使い、浴室でも互いの下方を洗い清め合った初美と中条は、就寝も寝室のダブル・ベッドにて。暫し雑談の後、心地よい睡眠を得たのだったが、その折の会話に少し触れておきたく思う。話材は勿論、中条学生時代の先輩・宮城の愛犬「サンコ」の慶事と、翌月に女医・本荘小町が 教え子でもある看護師・美波の勤務先病院へ出張するらしいという事共だった。「そうか、宮...
情事の時刻表 第9話「後楽」
- 2018/12/08
- 21:25
「ああ、射精なぁ・・」身体の屈曲の大きな 熱い正常位の交わりを以て、二人ほぼ同時に「頂(いただき)に達した初美と中条は、まだ半裸の身体を重ねたまま、息を弾ませながら互いの上体に両の腕を回す。この交わりの時は、常に佳い絶頂となる様心がける中条だったが、この夜も それはほぼクリアできた様だ。「初ちゃん、信じてくれろよ。今夜も多分、好い感じで出たはずだからさ・・」男は上から、女に告げる。引き続き組み敷かれ...
情事の時刻表 第8話「夜顔」
- 2018/12/05
- 16:13
場面は、中条の寝室へと移る。愛用のダブル・ベッドに両の美脚を曲げ開き、仰向けに臥した初美の股間に向き合った彼は、再びの口唇愛撫(クンニリングス)を施して 昂らせている最中であった。浅くとも 群生がそれと分かる下草をかき分け、秘溝に舌先を挿し入れるなどして秘液の分泌を促し、それが叶うと 愛撫の音も「クチュクチュ・・」という微かなものから、「ジュルジュル・・」なる はっきり分かるものに変わって行った。そ...
情事の時刻表 第7話「言葉」
- 2018/12/02
- 17:08
「訊きたい・・か。そうか・・」多分初めてだろう長手ソファー上で、後背位(バック)での交わり。仕掛け高める中条は、相方の交際相手・初美の後ろに繋いだ腰の 前後の動きを少し緩め、彼女の問いに答える事にした。その方が、性的に絶頂(オルガスムス)に達するまでに 一定時間をかける事が叶って好都合なのだ。夜といえど、日付が替わるまでは まだ少し間(ま)があった。「じゃあ、語ろう・・」四つん這いのままの姿勢を保つ、女...