レディオ・アンカーの幻影 第12話「望外」
- 2019/11/26
- 22:41
桜の見頃も終わった 4月第四週も、何やら忙しい内に日々が過ぎて行った。週も後半になると、5月にかけての大型連休が控えるせいか、忙しさの度合も増して行く様な気がした。ほぼ連日、帰宅は 2H程遅れの 9pm過ぎ。それでも前嶋には「まぁ、これを乗り切りゃ一週間超の連休に入れる。ここは頑張らんと・・」努めて仕事上の不手際のない様、気を入れて諸事に向き合っていた。そうした中、その週の水曜から木曜にかけても、遅めに帰っ...
レディオ・アンカーの幻影 第11話「試行」
- 2019/11/24
- 00:47
「あの一事」を決めた夜、シャワーと軽い寝酒を経ての眠りは 二人共深かった。「お早う!」翌朝起きたのは 8am過ぎ。前嶋から投げかけた朝の挨拶を笑顔で返す理乃も、心地良さそうだ。続く 4/21の日曜も穏やかな晴天。前日より気温が上がりそうな気配だった。多くの所がそうである様に、二人が投宿したビジホのチェック・アウトも 10am。宿泊サービスの朝食バイキングも、締め切りはそれに先立つ 9:30amだ。上階から下方のホール...
レディオ・アンカーの幻影 第10話「印象」
- 2019/11/20
- 23:25
「あ、あぁ~!い、好いわ!続けて・・」些か狭い ビジホのセミ・ダブルの一室(実質は、シングル室のダブル・アップ仕様)で、前嶋はベッドの下方に蹲(うずくま)り、上方で両の脚を曲げ開いて臥す理乃の 露わな股間に口唇愛撫(クン二リングス)の答礼を進めている所であった。「ホント、理乃ちゃん・・ちょっとの間に 俺の『竿』の扱いが上達したな。あんなトロトロに咥えられ、舐め回されては早めに暴発してしまうよ。まぁこれで...
レディオ・アンカーの幻影 第9話「近昂(きんこう)」
- 2019/11/14
- 21:34
「よし、もう良い・・」セミ・ダブルベッドの枕元に膝立ちとなった前嶋、礼儀を知る下方を理乃の口唇に高められながら、そう思い始めていた。初め彼は、理乃の来ていた肌色系の下着上下と、サスペンダー型のパンストをもう一度着せ、「悪戯」に及ぶつもりだったのだが、それはこの夜の流れで変更を余儀なくされそうだ。「まぁ、この姿も中々だよな。あっ、うぅぅ・・」バス・ローブ調の夜着(ナイト・ウェア)を纏った理乃の姿にも、...
レディオ・アンカーの幻影 第8話「夜習」
- 2019/11/09
- 20:57
「二度目だけど・・」手指と口唇で、交互に理乃の露わになった乳房への愛撫を続ける前嶋は、合間に呟いた。「ん・・ふっ、何?」その動きに軽い喘ぎを交えながら、理乃が返す。聞いた彼は「好い形だね。肌も綺麗だし・・」 理乃「有難う。でもさ・・」 「はい・・」 「それって、あたしの『首から下』への讃辞かしらね?」ああ、バレてたか・・と、前嶋は内心思った。普段は眼鏡女子の 余り目立たぬ彼女だが、仕事と私事の両面...
レディオ・アンカーの幻影 第7話「予行」
- 2019/11/03
- 13:40
「先にどうぞ」 「分かった。有難とね」理乃にシャワーを促し、ちょっとの間 一人になった間も、前嶋の内心は揺れ動いていた。「できるなら・・」彼は、シャワー後の理乃に、汗の匂いが漂い始めた 日中の下着姿にもう一度させて「事」に及びたかったのだ。彼女が同意するか否かは別として・・「まぁ・・」彼はこうも思った。「どうしてもってレベルじゃない。彼女が嫌がるなら、まぁ仕方ないさ。それに・・」呟きながら、ベッド...