交感旅情 第43話「佳境」
- 2017/11/29
- 19:35
夜更け前の、ホテル上階の広い部屋 ベッド上で、美人姉妹の姉 由香と中条の、濃い交わりが続いていた。宵の口から降り続く降雨の音と協奏する様に、由香の喘ぎと、中条の吐息が流れて行く。前戯、正常位に始まり、途中 体位を上下入れ替えての騎乗位へと移る。隣のベッドでは、恩師だった 初美との交合で、一度頂へ昇った周(あまね)が、恋人 宙(そら)と交わるべく、唇を重ね始めていた。「遠くまで来たけどさ・・」周は言った...
交感旅情 第42話「昂域」
- 2017/11/27
- 19:36
熱く昂(たかぶ)った末、頂(いただき)に立った 初美と周(あまね)は、まだ重なり合ったまま、その余韻に浸っていた。初めての恩師との交わりは、若者の心を夢中にさせるに十分だった。「もう少しの間、繋がっていたい・・」それは、去年までの師弟の、互いの脳裏に去来した想いだった。傍らの、周の恋人 宙(そら)も、二人が頂に立った事を察知して、初美の菊花(肛門)に仕掛けていた、細筆(トレーサー)の愛撫を止めて、様子を窺う。...
交感旅情 第41話「坩堝(るつぼ)」
- 2017/11/25
- 22:08
窓外に雨音の聴こえる、JR新潟駅傍のホテル M館上階客室にて、六人の男女による交歓が続く。かねて憧れていた、恩師 初美との初交を果たした周(あまね)は、度々見舞われる絶頂を何とかかわし、正常位→騎乗位の順に体位を替え、交わり始めから一時間を経る頃には、一度ベッドから立ち上がり、恩師にベッドに手をつかせ、臀丘を高く突き上げての後背位での行為に入っていた。四十八手中の「碁盤攻め」に近い姿態である。「あ、ああ...
交感旅情 第40話「登頂」
- 2017/11/22
- 22:24
「周(あまね)、いよいよね・・」そう呟(つぶや)きながら、かつての教え子に組み敷かれ、海老の様に、ニーハイを纏(まと)った脚を曲げ開かれた初美の表情には、心持ち余裕があった。初めての、恩師との交合。「はい、お願いします!」上に重なり、仕掛ける周の方が、少し焦りが見られる様な。それでも、彼の勃起した 礼儀正しい亀頭は、彼女の、程良い土手高の陰唇を捉えていた。周の背後には、恋人の宙(そら)が、ねっとりした視線...
交感旅情 第39話「蠢技(しゅんぎ)」
- 2017/11/20
- 16:23
「ふふ・・」眼前に現れた、周(あまね)の、若くて力感ある男根(コック)と、程良い下草伴う陰嚢(ホーデン)を認めた初美は、微笑んで呟いた。「思った通り、期待の男根だわ。さあ、じっくりと味わおうかしらね」 聞いた周「分りました。俺も、男としてできる事を、全てします・・」と答え。傍らの宙(そら)も「あたしも、応援しますわ」と一言。三人は、静かに笑い合った。「さあ、行くわよ・・」そう言った初美、中腰の 周の亀頭を...
交感旅情 第38話「帯熱」
- 2017/11/18
- 15:57
この行程で初めての雨の夜、二日目の宿の部屋で、男女六人の、二手に分かれての交歓が続く。木下姉妹と中条が、高み近くまで昇って行く一方で、初美と周(あまね)の、宙(そら)を交えての行為も、進行していた。「初美先生、自分は・・」次第に息を荒げながら、周は言った。女が頷くと「(佐分利)学院で、受講していた時から、ずっと憧れておりました!」傍らで、チア・リーディング風ミニコスで「体育座り」して、彼を挑発していた宙...
交感旅情 第37話「続昂」
- 2017/11/16
- 19:32
雨の夜になった。JR新潟駅近所の、ホテル M館上階の上級客室「エグゼクティヴ」では、先刻から、熱い男女の愛撫が続いていた。上体をベッドに伏して前かがみになり、フレア・ミニスカの裾から覗く臀丘を高く突き上げた 宙(そら)、由紀の少女二人は、それぞれ 周(あまね)と中条の、後ろからの熱い愛撫(ペッティング)を賜り、高音の喘ぎを聴かせ始めていた。「ハハ、由紀ちゃん。気持ち良さそうだな」二ーハイを纏いながらも、露わ...
交感旅情 第36話「夜装」
- 2017/11/14
- 14:42
「いや~、絶景、絶景!」居間(リヴィング)の方に頭を向け、ベッド上に横一列に、四つん這いになって並んだ 四人の女たちの、臀丘(ヒップ)が強調された下方を覗き込みながら、満足そうに 中条が言う。「周(あまね)君、Fine Play!よくやった!」 「有難うございます。まあ、籤(くじ)を当てただけの話ですがね」笑いながらも、彼は 冷静に返した。話は、一度夕食時に戻るのだが、終盤の「疑似王様ゲーム」で、最後の当り籤「キ...
交感旅情 第35話「順路」
- 2017/11/12
- 19:44
「お話があるの・・」旅 二度目の、夕食の終り際。会計に臨む 中条に続いて、由紀が席を立って来た。「有難うございます!」会計を担う、若い女店員と向き合った彼は「ほんのちょっと待ってな。直ぐ終わるわ」と、一言。由紀も頷き、会計処理の終了を待つ。中条の、クレジット・カード精算は、さほどの時間を要さなかった。店の玄関傍らの、会計台の前を通っての待合いは、奥の方がちょっと目立たない造りだ。由紀は中条を、その...
交感旅情 第34話「餐席」
- 2017/11/10
- 15:08
復路の、蒸機の列車が順調に走ったお蔭もあって、中条たち四人の宿入りは、予定通りの 7:10pm過ぎだった。先着の由香、由紀に姉妹には、近づく話し声と、荷物を揚げて来る音で 何となくそれと分かったが、中条が、自室に内線連絡をくれたので、確認ができた。「俺たちは、荷物の整理がつき次第、下に降りる。良ければ、先にロビーに降りていてくれ」彼の促しに、姉妹は「分りました。それじゃ、下で・・」と返し、又 衣服を上シ...