レディオ・アンカーの幻影 第43話「想起」
- 2020/04/26
- 14:40
「由香利さん・・」 上体をベッドに屈ませ、下着の様なコスを纏って突き上げた臀丘を背後からじっくり攻める前嶋が声をかけた。「あはぁっ!あ、はい・・」その愉悦を素直に表す様な 喘ぎを交えての返事を得ると、彼は続けた。「どうしてもね、動きを強めんと具合が悪そうです。よろしいか?」 「分かった。そういう事なら、良いわ・・」「よしっ、それじゃ・・」それを受けて前嶋は、由香利の後ろに繋いだ腰の動きを、少しだけ...
レディオ・アンカーの幻影 第42話「昂途」
- 2020/04/22
- 19:30
二回目となる 由香利と前嶋の正常位の行為は、理乃も加わり ほぼ半時に及んだ。前後の「二穴」に心地よい刺激を受けた由香利の喘ぎは、前にも増して甲高い艶やかな音色に思われた。「由香利さん・・」途中から速度を上げた腰の動きを停めた前嶋は、囁く様に言った。「お疲れでしょう。そろそろ体位替えましょうか?」「気遣い有難う。理乃さんに菊のお花を見られて触られたのがちょっとねぇってとこだけど、確かに少し疲れたかも...
レディオ・アンカーの幻影 第41話「仮装」
- 2020/04/18
- 12:33
静かに寝室へと戻った理乃、先程から続く 由香利と前嶋の、微かな喘ぎと呟きを交えた正常位の繋がりを 上体を屈め後方から眺めて・・というより下方の結合をしげしげと観察していた。露わになった 由香利の核心に前嶋の竿(コック)が繋がり、その幹から根元にかけてがスロー・ピストンの動きを見せ、湿った剛毛を絡める様に出たり入ったりしている。「ふふ、好い眺め・・」覗き込みながら、理乃は続けた。「この位置で見ても、綺...
レディオ・アンカーの幻影 第40話「点景」
- 2020/04/13
- 14:59
「いかんな、深酒は・・」音量(ボリューム)を絞った TV報道番組を横目でチェックしながら、長手ソファ左側の由香利、右手の理乃とグラスを合わせた前嶋は、努めて酒量を絞らなければと己に言い聞かせていた。彼にとっては魅惑の女二人に挟まれての酒杯は確かに美味だったが、ここは酔いに任せる訳には行かない。度を過ごすと肝心の性欲が減退してしまうのだ。「ふふ・・」傍らで焦点の合わぬ視線を送る由香利が呟いた。「さっきも...
レディオ・アンカーの幻影 第39話「感触」
- 2020/04/10
- 12:38
「ん・・、あぁ、い・・好い、けど・・」二つ巴の姿態で ソファに臥した前嶋の上に上体と下体を互いに違えて交わる由香利の下方は、徐々にだが熱と湿気を加えられていた。少し会わない内に 彼の性技は明らかに向上、秘溝を隅々まで舐め回す舌技も、少しく冴えを見せる様になってきていた。「ふうっ、の・・のぞみさん、上手よ。でも・・」 舌技メインの口唇愛撫(クン二リングス)が一旦区切られると、前嶋は己の両中指を それぞ...
レディオ・アンカーの幻影 第38話「共謀」
- 2020/04/05
- 19:15
頃合いをみての 前嶋からの SNS着信を、隣室にいた理乃は勿論見逃さなかった。時に 11pm過ぎ。特に見たい TV番組もなかった彼女は、タプル幅のベッド傍に転がっていた 彼が読みかけの週刊誌の記事に目を走らせながら、折しも始まった「ラジオ深夜館」に耳を傾け始めていたのだ。「いよいよ・・か」居間で睦んでいるだろう 由香利の前嶋の様子を察した理乃は、寝転んでいたベッドから起き上がると、仕切りドアを僅かに開けて、照...