情事の時刻表 第42話「月見」
- 2019/03/31
- 22:00
思いの他明るさある 満月の灯りの下で、四人の男女が蠢いていた。一方の美波と中条は正常位、前戯を終わった初美と豊は後背位で繋がろうとしていた。四つん這いになった恩師の背後に回った教え子が、まだ下方を覆うフレア・スカートの裾をゆっくりと持ち上げ、優れた曲線を誇る臀丘を露わにすべく、滑る様に捲り上げて行った。淡く白く光るその曲線が表れると、彼は息を呑んて言った。「いや、どっちも素晴らしいですね。お月さん...
情事の時刻表 第41話「昂程(こうてい)」
- 2019/03/28
- 10:14
「思った通り。あぁ、素敵・・」意外に明るい月光の下、臥した恩師の両脚を曲げ開いて その間に割って入った豊は、眼前に晒された股間の様に、甘ったるい溜息で反応した。「先生のこの眺め、素晴らしいです。『下の唇』の合わせ目が、輝いててルビーみたいですね」笑いながら言った。聞いた初美は「ふふ、上手い事言うわね。まぁ、この前もだったけど。お月様も素敵だし、その下で重なり合うのも好いわね」 「・・ですね。さぁ、...
情事の時刻表 第40話「月下」
- 2019/03/23
- 22:31
周囲を岩礁に囲まれながらも 南側に僅かな砂地を擁する、周囲2km足らずの小島の 洞窟の様な窪みの所で、敷かれたマット上に 初美と美波 二人の女が仰向けに臥す。昇って輝きを増した満月が下方を照らし、妖艶さを否応なく盛り上げる風情だ。「いやぁ、好いぞ好いぞ。抜群に お返しには良い夜だな」傍らで見守る 中条が言った。「・・で伯父さん。今度は 先生方のスカートの中がどんなかを確かめたい訳ですね」糾す様に、豊...
情事の時刻表 第39話「薄灯(うすひ)」
- 2019/03/20
- 18:44
「ふふ、好いわね・・」初美と美波、元予備校教師と現役の女看護師の眼前で、中条と豊 齢の差ある男二人の 下方の一物が晒された。程好い月明りが、屹立した竿のシルエットを否応なく強調する。それを目の当たりにした女たちの呟きは、或いは自然な流れだったかもしれない。「なぁ 豊君・・」中条が声をかけた。「はい伯父さん、緊張されます?」落ち着いて返す この若者には妙な余裕があった。「あぁ緊張な。そりゃ『竿の先』...
情事の時刻表 第38話「夜航」
- 2019/03/16
- 21:57
「暗いから気をつけてね」 「了解しました。用心して行きます!」この年の春 二人の若者と共に渡った事を思い出しながら、美波は豊に 船を出す指図をした。軽自動車故、余り多くはない手回り品と共に、男女 4人を乗せた船外機付きの小舟は 7:30pm少し前 静かに漁港の外に滑り出た。海は所謂「ベタ凪ぎ」で、鏡の様に平だ。2時間程前に昇った満月が、海面に秀逸な姿を映す。「素敵な月ね・・」 「うん、今夜のは特に好いな・・...
情事の時刻表 第37話「月夜」
- 2019/03/13
- 21:53
11/3から 5の金曜祝日から日曜にかけての三連休、M県北紀地方は 11月とは思えぬ 温暖で穏やかな気候に恵まれた。3日間全て晴天、朝方の最低気温も 15℃以上。日中の最高気温に至っては 25℃近くまで上がり、夏日に迫る陽気であった。大声では語れぬ「特別健診」を無事終えた女医・小町と看護師・美波は、病院下階の事務室応接間で暫しの雑談だ。美波「小町先生、検診お疲れ様です。中身は大声じゃ言えないけど、無事済んで あたし...
情事の時刻表 第36話「潮香」
- 2019/03/08
- 11:17
「随分・・」三度、ベッドに組み敷かれた小町は 呟く様に、上に重なる一ノ瀬 建(いちのせ・たつる)に向かい 言葉を発した。「随分ハード。でも、展開が楽しみだわ・・」 「そうお思い下さりゃ、有難ぇです。さぁ、濃い内容の検査になる様、俺もドスっと決めてご覧に入れやしょう」 「宜しくね・・」女医の返事に頷いた一ノ瀬は、背後で見守る崎山洋夢、三浦 渚と看護師・瀬野美波に向かって言った。「誰でも良い。繋ぐ時、確...
情事の時刻表 第35話「説話」
- 2019/03/04
- 13:07
「・・こんなのも、悪くない・・かな?」己よりも小柄な崎山洋夢(さきやま・ひろむ)に抱かれ のしかかられた小町は、仰向けに臥し喘ぎながら、そんな事をふっと想ったりした。身長 150cm強、体重にしても 50kg強の体躯もさる事ながら、がんぜない童顔と高めの話し声が 10代前半位の少年との交わりを想起させ、それが又 独特の昂りを催させたのだ。「あぁ、先生・・」彼女の上で ゆっくり腰を動かす「スロー・ピストン」を進めな...