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レディオ・アンカーの幻影 第10話「印象」

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「あ、あぁ~!い、好いわ!続けて・・」些か狭い ビジホのセミ・ダブルの一室(実質は、シングル室のダブル・アップ仕様)で、前嶋はベッドの下方に蹲(うずくま)り、上方で両の脚を曲げ開いて臥す理乃の 露わな股間に口唇愛撫(クン二リングス)の答礼を進めている所であった。

「ホント、理乃ちゃん・・ちょっとの間に 俺の『竿』の扱いが上達したな。あんなトロトロに咥えられ、舐め回されては早めに暴発してしまうよ。まぁこれで、ちょっとの間休憩できる訳だが・・」そう想いながら、彼は理乃の秘溝に舌を滑り込ませ、加湿と充血とを促した。期待に違わず、時折の「あっ、ふっ・・」の小刻みな喘ぎに乗せ、彼女の股間は湿度を高めて行く。前嶋の口舌での愛撫も「ジュルジュル」なる少し耳障りな愛撫音を伴うものに変わって行った。

「うんうん・・」時折秘溝から唇を放し、呟く。「今夜の理乃ちゃんも、燃えそうだ・・」下着やストッキングを一切着けぬ全裸に夜着(ナイト・ウェア)を纏うだけだが、胸や下方が覗ける様にはだけると、前嶋の嗜好とは又違う刺激が感じられ「うん、これはこれで良いぞ!」の想いを抱かせるものだった。そして「さぁさぁ、熱が醒めん内に・・」 「竿を繋いで差し上げるとするか・・」

「理乃ちゃん・・」一仕切り続いた口唇愛撫を区切ると、前嶋は声をかけた。声を挙げずに頷いたのを確かめ「用意はよろしか?」と続けた。「良いよ・・」静かに、しかし決心した様な理乃の返事を得ると、野暮だとは思いながら「ゴム、どうしようね?」と続けた。聞いた彼女は「今夜は大丈夫よ」

理乃は続けた。「のぞみさん、そこのとこは気にしてくるのが好いわぁ・・」 前嶋「あぁ、有難と。この前は初めてだったからね。念の為もあったのさ。今夜は良いのね?」 「うん。それに、のぞみさんのお竿を直に感じたいって気もあるのよ」 「それも感謝だな。そいじゃ、まず正常位で行ってみる?」理乃は黙って頷いた。

「よし、そいじゃ・・」 居住まいを正した?前嶋は、上体を 臥した理乃の上に重ね、再び熱を帯び、礼儀を正した竿の先を、彼女の秘溝に合わせにかかる。亀頭の先端が上手く陰唇に合致(ミート)し「よし、好いぞ」その感触を確かめて、奥へと滑らせて行く。「ん、ん・・」籠った様な小刻みな喘ぎを耳にしながら、竿が深奥に達したのを確かめ、連結を果たす。

「あはぁっ、好い!さ、動いて・・」 「かしこまってござる」両腕で上体をしっかりと抱き、前嶋は理乃への迪送を開始した。「初めはゆっくりと・・な」はやる気持ちを抑え、ゆっくりと腰を使う「スロー・ピストン」を心がける。組み敷かれた理乃、しかし表情に苦痛の様子は見られない。「わざと、ゆっくりするの?意地悪!」と揶揄されるのを前嶋は堪えた。そして「まぁ夜は長い。落ち着こうよ。もし俺が『暴発』したら、面白くないでしょ?」と宥める様に声をかけた。

序盤、正常位での行為は半時程続いた。理乃も気分が乗ったか、前嶋の「動く腰」に両脚を回し、ガッシリと組付けて「もっと速く動いて!」と促して来た。いよいよ彼は「暴発」に気をつけなければならなくなった。暫く後「さて次は・・」行為を区切り、一旦 繋いでいた「竿」を膣から抜き放した前嶋が言った。「疲れてもいけません。今度は貴女が上で進めるかな・・」 理乃も、笑いながら聞いている。「ハハ、分かるよ。今度はあたしが貴方に跨って、腰を振る格好になるんでしょ?」 「そうそう。嫌ですかい?」 「いえ、そんな事はないわ」

二人は、身体の上下を入れ替えた。今度は前嶋が臥し、上に跨った理乃が「起立」した竿を上から呑み込み腰を振る 騎乗位で暫くを過ごす。途中からは後ろ向きにさせ、前嶋の視点からは連結の様子が良く分かる 逆騎乗位も試した。「うん、これも好い。ウェアの裾を捲って見えるお尻の感じ、特に好いなぁ!」彼は思わず、理乃の優れた臀丘に両の手を伸ばし 摩り回した。

「ふふ、やっぱり・・」仕掛けられながら、理乃が呟いた。「それ、やると思ったわ」 「悪いですねぇ。裾から覗くお尻、最高なんだよね~!」と前嶋が素直に返すと 「分かったよ。今夜は気の済むまで触るが良いわ。昼間なら強制猥褻スレスレだけどね。あ、これ・・冗談よ!」 「分かっております!」笑いながら言葉を交わし、連結した動きを続けながら、臀丘への愛撫も抜かりない前嶋であった。暫くして・・

「のぞみさん、もう一つしたい事あるでしょ?」再び、前嶋の上で向き直った理乃が訊いてきた。「はい、何ですかな?」とぼけた様に前嶋が返すと 「後ろから、あたしを攻める事よ・・」と続けてきた。「あ、それ・・言うと思った」本当に「それ来た!」という想いだった。そして「後ろから・・ね。うん、とても好い。是非そうしたい・・」その返事を得ると、理乃は前嶋に尻を向け、四つん這いになった。

「どうだろうね?」理乃、更に訊いてきた。「ベッドの上にする?それとも、立った方が良いかしら?」 前嶋「あぁ、所謂『立ちバック』やね。刺激はあるけど、貴女疲れるんじゃ?今夜は、ベッドでにしましょ・・」勿論、理乃への思いやりは表向き。立ちバックは、もしも邑井由香利と深い事ができた場合の楽しみにしておきたかったのだ。勿論、理乃に気づかれては困る。

「有難と。良いよ・・」そう答える彼女は、どうやら前嶋の魂胆には気づいていない様だ。「こちらこそ。そいじゃ、もう少しお尻上がるかな?」 「うんうん、ちょっとならね・・」突き上げられた臀丘の後ろに回った前嶋「よしっ、今夜最大の狙いが、これでできるぞ!」と内心ほくそえんでいた。

理乃の髪型は、現状ボブに近いショート。これだと首回り、特に「うなじ」と呼ばれる後方を攻める事が叶うのだ。「これで、どの位感じるか診てみたいわ~」というのが、彼の「もう一つの願望だった。「じゃあ、返すよ」 「は・・早く返して!」の返事を受け 理乃の背後からゆっくりと竿を秘溝に返していく。「あはぁっ!」短い喘ぎを聴き、又迪送を始めた前嶋は、同時に理乃の首回りに息を吹きかける。暫く続けた後、首の後方「うなじ」の辺りに口舌を走らせた。ついでに、これも攻め易い両の耳たぶにも軽く歯を立て、口舌の攻めを見舞ってやる。「あふぅっ!好い!の・・のぞみさん、これを狙ってたんでしょ?」 「いかにも!是非一度と思いましてな!」そう返し、前嶋は 後ろからの理乃への攻めを強めて行った。そして、二人はほぼ同時に頂へ・・

「あっ、ああっ・・よ、良かったぁ!」 「理乃ちゃん、有難と。俺も良かったです・・」愉悦を経て、脱力した理乃は、顔をシーツに埋めていた。その後方で下肢を抱きかかえたままの前嶋も果てている。「まだ、離れないでね・・」漂う様な声を聴き「はい、逃げるなんてしないから・・」男声が呟く。

10分程が過ぎ、余韻が収まった頃「離れて良いわ」理乃は言った。「OK・・」短い返事と共に、前嶋が背後を離れると、まだ熱い秘溝から、白の男精が流れ出るのが見えた。「後は任しといて・・」それを前嶋が拭き取り、股間を清めてやる。「ちょっと、味見して良い?」悪戯っぽく理乃が訊くと「マジでするの?」と意外そうに返す前嶋。しかし「本当は見て欲しいんでしょ?」と突っ込まれると、返答に窮する彼だった。

「うんうん、まぁこんなものね・・」男精を舐め、味を確かめる理乃を 呆れた様に眺めるも、まだ熱を帯びた股間の観察を忘れない前嶋。「うん、素晴らしい朱だ。この印象、確と頭に刻もうぞ。そして、もし由香利さんと深い事ができたら、理乃ちゃんとどう違うかを見てみるんだ・・」余り芳しい探求心でないのも事実だが・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 初川みなみ
日野皓正さんの今回楽曲「シンク・アバウト・イット(Think About It)」下記タイトルです。
Think About It

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