2ntブログ

記事一覧

この雨は こんな風に聴こえる 第61話「同昇」

8ec769d7.jpg
「あっ・・ふうっ!存(たつる)君の 後ろからの攻め、恆(ひさし)さんより上かも・・あっ、あっ、好いわぁ・・・!」着衣を全て脱ぎ、望み通りの生まれたままの姿に戻って 背後からじっくりと、或いはネットリと女芯を攻め上げられる宥海(ゆうみ)は、次第に存の竿(男根)の方に親近感を覚え始めている様に見えた。明らかに 恆のそれより一回り近く太い幹は、宥海の秘溝に繋がれると 直ぐに肉壁や粘膜に馴染んで一体のものになる様な気がしたのだ。

「あぁ、あぁ・・この前後動、あたしの理想だわ。このまま続けて欲しい・・」その呟きは、勿論背後の存にも伝わった。「分かりました。宥海お姉さん・・」彼は返した。そして「同じペースの持続なら任せて下さい。俺、そういう事には自信あるんですよ。そういう事だけは・・かもだけどね」自嘲気味にそう続けると、宥海も「そういう事だけは・・かぁ。面白いわね、貴方・・」と笑い交じりに応じた。

同じ頃、居間の長手ソファの上で 天を仰いだ両脚を全開させた麗海(れいみ)の秘溝を、黒木が口舌で高めていた。姉の宥海と違って、薄手の濃色ミニコスは着けられたままで、ノーショーツの下方のみはだかれていた。この夜、秘液の出は特に良い様で、秘溝の合わせ目に舌を軽く出し入れするだけで、湧く様に秘液が流れ出、黒木の愛撫音が「クチュクチュ・・」から「ジュルジュル・・」に変わるまで、さほどの時間を要さなかった。

麗海「あはぁっ・・!恆お兄さんはホント、クン二が好きだよね。あっ、あっ、ふうっ・・!」 黒木「ホントご免。でも、そう言われてもやめられなくてね・・」 「ふふ、分かるわ。お兄さんらしい。無理にやめろなんて言わないわよ。お股に舌を入れられて舐められるのって、そう悪い気はしないものだわ」 「分かってくれて有難と。ホント、麗海さんの下半身は宝物だもん・・」 「それ、本気の言葉かしら?」 「あぁ、そりゃ勿論!」会話を区切ると、黒木は又 開かれた麗海の露わな股間に顔を埋めて行った。再びの高まりに、麗海も歌の様な喘ぎで応じた。

「あ、あ・・さぁ、お兄さん・・」途切れがちに麗海が言葉を発した。そして「そろそろ、繋がってきても良いよ」と続けた。「御意。それじゃ・・」既に相当に加湿し、濡れ始めた下草に囲われた朱の秘溝から顔を上げた黒木は、ソファから一旦麗海を抱き上げると、今度は仰向けに臥させた。「まずは、この体位だよね・・」の言葉に麗海「ふふ、正常位・・でしょ」 「いかにも・・」黒木はそう返すと、もう一度下方を押し開き、露わな股間に 礼儀を正す竿をグッと寄せた。「じゃあ、宜しくです・・」 「良いわよ。来て・・」

麗海のそんな言葉を確かめ、黒木は程 好く堅い竿の亀頭を、濡れた秘溝に当てがって感触を確かめる。次いで 肉壁と粘膜の感触を注意し確かめる様にしながら、ゆっくりと竿を秘溝の奥へと押し込んで行った。肉壁と粘膜は「ここぞ!」とばかりに竿への攻勢を開始する。根元近くまで収まったのを確かめると、黒木 今度は上体を麗海の上に重ねて行き、上から口唇を奪った。

黒木「連結、上手く行ったみたいよ・・」 麗海「あふぅっ・・!うんうん。じゃあ、動いてみて・・」 「はい、只今ね・・」そう返し、黒木はゆっくりと腰の上下動を始める。上体の下に両の腕を滑り込ませて抱擁し、合間に「チュッチュッ!」と口舌を合わせる事も心掛けた。「ふぅぅっ、い・・好いわぁ!」喘ぐ様に返した麗海は、両の美脚を黒木の腰に組付け、強い力で「ギュッ!」と締めにかかった。

「ううっ!こ・・これは利くなぁ。うぅぅ・・!」腰を締められた黒木は、思わず呻く様に声を上げた。「ふふ・・貴方がちゃんと腰を使えば良いのよ。あたしを高める様に動いてくれりゃ、そんなに苦しくなんかないはずよ」 「そうですか。そんなものか・・」 「そんなものよ。あぁ、好い!」 俗に「蟹挟み」と呼ばれる濃厚な正常位で、麗海と黒木は昇り坂へとかかった。

隣の寝室で事に及ぶ 宥海と存は、後背位(バック)の姿態で頂上に昇ろうとしていた。「あっ、ふっ、ふうっ!こ・・このまま昇っても良いわぁ・・!」 「いや有難うです。随分気分良くなって下された様で、俺も喜ばしいですよ。ホント、このままよろしいか?」 「あ・・ふぅん。う~ん、迷うわねぇ。どうしようかしら。後ろから攻められて昇るか、もう一度上に来てくれた方が良いか・・」 「もう一度 水入りにしましょう。水分補給の間に、考えれば良いですよ」 「それが良いわね・・」返事を確かめると、存は一旦、宥海に繋いだ竿をそっと抜き離し、背後を離れた。

一方、麗海と黒木の 正常位の連結は続いていた。「どうだろ?」腰の上下動を続け、続く喘ぎを聴きながら黒木が言った。「体位、変えた方が良いかな?お姉さんと存(タツ)は、多分色々と試してる様な気がするな・・」 麗海「まぁ、そうでしょう。でも・・」 「はい、何かな?」 「今夜はね。何となく、この姿態(ポーズ)のまま 昇りたい様な気もするのよ。貴方がどうしても変えたいって言うなら そりゃ考えても良いけど、今夜のあたしは 余り変えたくないなぁって事よ・・」

「そうか、そういう事なら・・」麗海の想いとも考えとも取れる そんな言葉を聞いた黒木は「ここは貴女の望み通り、変えずに行こうかな・・」と呟く様に続けた。「まぁ、正常位のままでできる『悪さ』も色々あるし、これまで考えちゃいたけど、実行してないアイデアもあるしね」 「ふぅん、悪さねぇ・・」 「そうそう・・」 「それ、今から試してくるのかしら?」 「まぁ、状況次第でね・・」

黒木は一旦、麗海の上に重ねていた上体を上げた。依然として 下方は繋いだままだ。薄手のミニコスは上下ともはだかれてはいるが、完全には脱がされていない。ブラとショーツは既に剥がれ、胸の双丘も下方の女芯も、その気なら直ぐに手を伸ばせる状態にある。まず 余りこれまで実行して来なかった、胸の双丘に両の手指を回して摩(さす)り上げる愛撫を試しに出た。「うふぅっ!上手だよ。お兄さん・・」喘ぐ様に呟き、優れた笑顔で反応する麗海だった。

「好い感じだわ。でも・・」 「はい、何かな?」黒木が返すと 「これ、初めからこんなに濃くやってくれると もっと良かったなぁ・・」と来た。「ハハ、ご免。これ、後になって気がついたんだよね。でもまぁ、間に合って良かった・・」 「ホント、気がついて良かったね。恆お兄さんは気づきが遅いから、今度もダメかしら・・なんて思ったんだけど」麗海がそう言葉を継いだ時、黒木は流石(さすが)に苦笑した。

これまでより丁寧な 胸の双丘への愛撫は、麗海をかなり魅了したのも事実だった。下方の竿は、秘溝に咥え込まれたままだ。「一旦、離れなくて良いかな?」の黒木の問いにも 「まぁ大丈夫よ。乳房(おっぱい)のマッサージ、今までズボラだった割には素敵だわ。さぁ、もう一息ついたら、二人で頂き昇ろうね」 「あぁ勿論。その時は、是非同時に頂に立たないとね」

会話が区切られると、黒木は又 麗海の上に上体を預けて行った。今度は両の美脚を抱え込み、初めよりも体の屈曲が大きい正常位で昇る事にした。麗海が 腰に脚を組み付ける事はできないが、正常位の一体感は微妙に変わって、これはこれで新しい刺激を感じられるかも知れなかった。

「さぁ、それじゃ 最後の昇りかな?」 「うんうん、好い感じだわ。今夜も期待大ね・・」そう言い合いながら、腰の動きを強めて頂(いただき)へと向かう。「よしよし、無理なく昇るとするか・・」そう呟きながら、麗海の下方に繋いだ腰を再びうねる様に「再起動」してみる。

「んっ、んっ・・ふうっ!い・・好い感じで動いてる。続けてぇ・・」哀願する様な喘ぎで、組み敷かれた麗海が反応してくる。「よ~し!これで決めるぞ。後ちょっとで、ケリがつきそうだ・・」 黒木、慎重な腰の動きを守る一方で、頂に達するタイミングを窺う。間違っても、己が先に達する訳には行かないだろう。動き続ける事 数分間。「あはぁっ!い・・イクぅっ!」 「うっ、はぁっ!昇るぅっ!」甲高い悲鳴交じりの喘ぎと やや鋭い呻きを以て、麗海と黒木は頂に立った様だった。勿論、秘溝の奥には熱い男精が発射され、流し込まれた様だった。それと前後して、結局は後背位で昇る事を選んだ宥海と存も、隣室で頂に達した様だった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 高橋しょう子
今回の「音」リンク 「イット・ウィル・レイン (It Will rain)」 by Kool&Klean (下記タイトルです)
It Will Rain

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」 「この雨は こんな風に聴こえる(2020=R2,6~2021=R3,3)」も お読み頂けます。