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南へ・・ 第2話「前夜」

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後輩 豊(ゆたか)の実家への行程を三日後に控えた夜、周(あまね) 馴染みのネット・カフェにて、彼と宙(そら)との戯れが続く。彼女は、一通りの前戯を経て、下方をはだけて連れ出した、周の男根と陰嚢に、舌技を交えた、濃い何度目かの口唇愛撫(フェラチオ)を仕掛けて行く。

「宙ちゃん・・」呻きながら、周が言う。「今夜も又、イカせたいのか?」一時、男根から唇を離した宙は「勿論、そのつもりよ。この間も、その前のクリスマスに初めて来た時も、そうだったしね」そう返し、再び亀頭を吸い込んだ。「ああ・・、今夜はイキたくない・・でも、やっぱり、い・・好い」宙の左手は男根の幹、右手は陰嚢と、その下草をまさぐって行く。そして・・「う・・うぁぁ!い・・イく!」結局、頂きに追い上げられる周であった。

「う・・ふふ、好いわぁ」又も、彼の男精を口内で捉えた宙、その様を、少し開口して見せる。「まあ、来いよ」周は、言葉にせず、首を縦に振り、手招きで宙を呼び寄せ。彼女は応じ、唇を重ねて、捉えた男精を口移し。ザーメン・キスももうお馴染みになった。「俺ばっかり気持ち良くなっても何だ。今夜は少し、お返しをさせてもらうぞ」 「ふふ、どんな?」 「見てれば分るよ」

周は、宙をゆっくり押し倒すと、そのまま彼の方に背を向けさせ、脚を曲げて膝上に横たえた。僅かにウェーヴした、長めの黒髪を、左で膝枕。セーターを脱がせ、ブラウスの前を緩めると、まずはブラをずらして、「C」と「D」中間位の、中庸の胸の双丘を露わにし、ゆっくり愛撫に入る。「うん、綺麗な肌だ」 「やっと、誉めてくれる様になったね」 「ああ、ご免。余裕がなかったかもな」そう言いながら、双丘の片方ずつを手で包む様に、乳頭は逆に、手指を細かく動かしたり、軽くつまむ様な動作を交えて、愛撫を暫し。

「ねえ、周さん」 「はい、何?」 「今度は、下の方へ行くんでしょう。嫌らしいわね」 「ふふ、分る?今、迷ってるとこなんだ」 「迷ってるんなら、ここですれば?」 「ここも好いけど、貴女のパンツを降ろさんといかん。ここのブースは、鍵ができんから、拙いしな」 「ふふ、あたしはそれ、スリルがあって楽しいって思うけどね」 「そうか。じゃ、ちょっとだけ」周はそう言うと、宙のロング・パンツのベルトとホックを緩め、ゆっくりと膝上まで下ろす。「T」より少し大人し目の、白い小さ目のノーマル・ショーツと、サスペンダー型の肌色パンストを纏った美尻と美脚が現れ。

「やっぱり、素敵だ・・」見た周、いつも通り、太腿の辺りから臀丘へと撫で上げ、暫くおいて、股間の秘溝へ手指を伸ばし。「あ・・んん。周さん、いつも通りだね」宙は返す。「ふふ、いつも通りじゃダメ・・かな?」 「ううん、そんな事ない。嬉しいけど、何か違った事しそうだからさ」 「ああ、違う事ね。一つだけ、してみようかな」応じる周は、臀丘を一通り摩(さす)り終えると、静かにショーツを下ろし、突き出た尻の谷間に右手を滑り込ませた。

「あ・・ふぅぅ、じ・・直に触るつもりね」宙が訊くと「まあ、そんなとこだ。・・でないと、お返しにならんし」周、こう返し。聞いた宙は、笑みを浮かべて頷いた。これを見た周、秘溝を前から後ろへ、なぞる様に撫で始め。最初は、指先で確かめた、陰核(クリトリス)の感触をじっくり味わい、次いで陰唇、そして菊花(肛門)との境界「蟻の門渡り」から菊花へと、手指をなぞらせ、最後に、秘溝の合わせ目に、少しだけ指先を沈める、所謂「指マン」を試して行く。

「くふっ・・ん、は・・ふぁぁ・・」宙、声を殺して喘ぐ。これを見た周「宙ちゃん、やっぱり拙い。場所を変えようや」 「それって、貴方んち?」 「そうだよ」聞いて頷く宙、ブースを後に、片づけと会計にに入る周に続き、店外へ。まだ8pm前だろうか。帰宅ラッシュを過ぎたとは言え、市営地下鉄1号線は、結構な混雑だ。中心部 栄町で北へ向かう2号線に乗換え、周の居所へ。

「貴女、風呂なしでいいか?」ネカフェでシャワーを使ったとは言え、周、念の為訊く。「お風呂はいいわ。シャワーだけ借りるね」そう言う宙を、先に使わせ、入れ違いで周も浴室へ。「彼女(あいつ)、今夜は安全日じゃなかったはずだ。なるべく、交合はなしにせんと・・」そう思いながら下着姿で居間に戻ると、宙は趣を変えていた。「今晩は。好い夜になりそうね」

宙は、少し前のLINE交信の時に触れた、プリーツ・ミニのチアコスの様な衣裳を纏っていた。まだ寒いので、上には周が貸してやったトレーナー上衣を羽織っているが、下はその短いスコートに合わせた様な、白の二ーハイ。「この前、置いて行った身の回り品に入ってたって事か?」周は一瞬、そう思ったが、口には出さなかった。彼はゆっくり抱き寄せると、宙と唇を交わす。「今夜も、よく来た!」  

「さあ、周さん」宙が言った。「さっきの続き、教えてよ。ネカフェの時より、ずっとし易いよ。声出したって、ここならまず大丈夫・・でしょ」 「呆れたな・・」とは思いながらも周は「ああ、まあな。じゃ、初めはソファの上からにするか」腰を下ろした膝上に、同じ様に横たわらせる。「よし、再開だ」ミニコスの裾からは、直ぐに魅惑の臀丘が見渡せる。着けるショーツも、食い込みが大きく、どう見ても「T」にしか思えなかった。「初めから、ノーパンは嫌でしょ?」 「有難う、まあその通りだね」

ネカフェの時とほぼ同じ、指マンをメインに愛撫を復習してやると、宙の喘ぎは少し大きくなり、股間にも湿りが来た様な。「よし、それじゃ・・」慎重にショーツを下ろすと、先程より明る目の眼下に、宙の「女の真実」がはっきり認められた。今までの、誰よりも魅惑の秘溝。浅い下草の上に、秘花と菊花が並んで咲き、秘花のはずれに陰核が「さあ、来て!」と言わぬばかりに目立っている。臀丘を囲う、プリーツ・ミニの裾も大輪の花の如く美しく見えた。そのまま、お姫様抱っこを敢行、寝室へ。

「周さん、お願い!ゴム着けてもいいから、繋がって!」宙は、はっきりそう言った。「そうか。貴女がこのコスに替えたのは、その為だったのか」悟った周「分った。そう言う事なら、今、叶えてやるからな」そう返し、ゴムの用意。それを宙が「ちょっと待って!」一瞬制す。「はい、何?」 「それ、あたしがするから」 「有難う。宜しく・・」勃起した周の亀頭に、手早くゴムが着けられる。

「さ、行くか?」 「いいよ、来て!」確かめながら、周は、仰向けの宙に重なる。開脚の間に進み、ゆっくり男根を秘花に繋ぐ。秘液で潤った肉壁、そして粘膜の迎撃を感じながら滑り込み、微かな当りを感じて停める。子宮口に、亀頭が繋がった合図だ。「ああ、今夜もい・・好い。周さん、動いて・・」 「分る分る、焦るな。は・・初めは、ゆ・・ゆっくりと、うぅぅ・・」上体を抱擁した周、スロー・ピストンで発進。「もう少し、もう少し速くしていいよ、ふ・・うんん」下から捉える宙、両脚も、彼の腰を捉え、ガッシリと組み付けて下向きに力を込め、より強い動きを促す。喘ぎと吐息が入交り、旅立つ前の二人が、一つである事を確かめる様に・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 羽月 希
東京スカ・パラダイス・オーケストラの今回楽曲「黄昏(たそがれ)を遊ぶ猫(中納良恵さんとの共演)」下記タイトルです。
黄昏を遊ぶ猫

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Re: 返信してもメールが戻ってきますので……

> いただいたメールに何度返信しても戻ってきますので、やむを得ずこちらに書かせていただきます。
> ************************************
>
> ハカセ様
>
> いつもお世話になっています。
> 「愛と官能の美学」のShyです。
> 冒頭から失礼なことをお聞きしますが、
> 「HAKASE(jnkt32)の第二読み物ブログ」のハカセ様は、「快楽機姦研究所」のハカセ様と同じ方ですね?
> お元気でお過ごしですか?
>
> さて、この度はご連絡ありがとうございます。
> 遅くなりましたが、ただいまアクセスランキングの変換を完了しました。
> またリンクにつきましてはありがとうございます。
> こちらからのリンクもすでに完了しておりますので、どうぞご確認ください。
>
> では今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
>
> 「愛と官能の美学」Shy
> UGK00216@nifty.com
> http://shy8.x.fc2.com/
>
>
> -----Original Message-----
> From: nkur0ji6gps8k9ahiebt@docomo.ne.jp
> Sent: Friday, June 23, 2017 4:44 PM
> To: ugk00216@nifty.com
> Subject: お知らせ
>
> 前略 。今日付で貴サイトのランキングをリンクさせて頂きましたが、変換が必要な様ですので、お知らせします。引き続き、ご清栄をお祈りします。「HAKASE (jnkt32)の第二読み物ブログ」

お手配有難うございます。ご面倒をかけました。恐れながら、拙者は「快楽機姦研究所」様の文責は有しておりません。別の作者様と思われますので、この点は一言申しあげます。
今後も、何かと煩わかもですが、よろしくお願いいたします。HAKASE(jnkt32)

No title

作者様思い違いの件、大変失礼いたしました。
お詫び申し上げます。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

ご理解感謝

shy様、先刻の件のご理解誠に有難うございます。

こちらこそ、引き続き宜しくお願い致します。

まずは、お礼まで。

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