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交感旅情 第48話「後艶」

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一行六人が入った、木下姉妹の父の会社の保養所は、村上市北部 日本海岸の集落 桑川の、道の駅から至近の海辺に位置していた。姉妹が、予め同じ市内に住む管理人とその家族に連絡を入れていたお蔭で、掃除など手入れの行き届いた部屋で、休憩の傍ら、事に及び得た格好であった。

既に、二人の男 周(あまね)と中条は、下方の着衣を脱がされ露わにされ、周の起立した男根(コック)には 宙(そら)、中条の同様になったそれには 初美が食らいつき、口唇愛撫(フェラチオ)に入っていた。更に、周の陰嚢は、姉妹の姉 由香、中条のそれは、妹の由紀の、口舌の標的となっていた。「クチュクチュ・・」或いは「チュバチュバ・・」なる、微かな音が、波の響きと共に、大部屋の隅々に伝わって行く。

「あっ、うぅぅ・・。宙ちゃん、い・・好い感じだ。あ・・焦るなよ。んん・・」周は呻きながら声をかけ。対する宙「ん・・ふふ。周さん、そうは言っても、余り時間がないみたいよ。そうですよね、由香さん・・」振られた由香。周の陰嚢に仕掛けていた口舌攻めを止め「ふ・・んん。ああ、宙ちゃん。まあ、そんなとこやね。あたしたちから言う事やないかもやけど、そろそろ、お返ししてもらおか?」 「ふふ、それ、好いかも・・」 聞いた周、ニヤリと笑って「よし。それじゃ、二人のアソコも、見させてもらおうかな」 「ふふ、まあいいよ・・」宙と由香はそう返し、周は、右手で宙の、左手で由香のショーツの片側を、ゆっくり慎重に下ろす。もう片側を下ろすのは、彼女たち自身だ。夜 着けていた、刺激的な「T」ではなく、割とノーマルなそれ。色合いも、肌色とかの淡色だ。

「よ~し!俺たちも、始めっか・・」周たちの様子を見ていた中条、男根に仕掛ける初美と、陰嚢を手で弄(もてあそ)ぶ 由紀に向かってこう言った。「ふふ・・もう少し こうしていたいけど、余り時間もないからそうしようかしら。由紀ちゃんも、用意はいい?」初美、こう返しながら、由紀にも訊く。「はい、あたしはOKですよ」笑顔の返事。それらを確かめ、中条は「それじゃ、核心へと進もう!」笑いながら、片手ずつ、初美と由紀のショーツ脇にかけ、周と同様、彼女たちの手も借りて、下ろして行く。女たちは、四人とも下方を露わにし、濃淡さまざまな下草の様子を拝む事が叶った。

「いや~、これだけでも眼福。見る価値があるわな。でもでも、初ちゃんと由紀ちゃんにしゃぶってもらったから、これから時間一杯、お返しするからね。まあ楽しみにって事で・・」中条、本当に感銘して言った。初美は「ふふ・・無理しなくていいわよ。貴方とあたしの仲だから、そうなったら、いつでもするわ。でも・・」 「はい・・」 「あたしも訊いていい?」由紀も、傍らから首を突っ込んで来る。

初美「勿論、いいですよ。普段もだけど、何てったって、遠くまで来てる事だし。それにね・・」 「はい・・」今度は、由紀と中条が 同時に反応し。初美は続ける。「海の傍で、波の音を聞いてると、何かしらね、下方が疼(うず)いて、燃えて来る感じなのよ」 「疼いて燃える・・な。分ります」中条が返す。「あたしもね。何となく・・ですけど」由紀も応じた。由香と宙 周の三人も、同じ様に高まって行った。

暫くして、中条が言った。「ここは、周君たちも聞いてくれ。まあこの通り。俺、指とか入れても貴女たちが怪我とかせん様に、ゴム手袋着けて実行するからな。これが、周君のだ。由香ちゃんと宙ちゃんは、周君の、初ちゃんと由紀ちゃんは俺の、膝枕とかしてくれりゃ良いだろう。しゃぶってくれてても良いけど。そうすりゃ、片手ずつで 大体同時に高められるだろうから。ホント、もう少しゆっくりできりゃいいんだが、時間がねぇんでな。そこは悪いけど・・」

「ううん、いいですわ。あたしたちも 丁度高まって来たし、これで、もう一度頂上まて行けたらいいわね」女たちは、口々にそう返す。先の話通り 中条の膝に、右から初美、左から由紀が重なり、周には 同様に、宙と由香が重なった。態勢が整うと、男たちは交互に、重なる女二人の臀丘と秘溝を、交互にじっくりと観察した。「視姦」と呼ばれるこの行為も、中条が好む所だ。

「ううん・・」男は、一声唸った。「二人共、魅力のオマンコ・・いやご免、オメコしとるなあ!下草も好い感じだし。よしよし、今日は一つになれんが、手指で頂上まで連れてくから、期待しててくれ!」 聞いた周も「俺も同じ様に頑張る。二人も、ついて来て欲しい!」と呟く様に言い。これに合せる様に「ふふ・・さあ、始めて」幾つかの、含み笑いを交えた返事が聴こえた。

これを確かめた 周と中条は、女四人の秘溝に、まずは指入れを試す。まずは第一関節まで。様子を見て、第二関節までを経て、根元まで。男根程には長さがない為、奥の子宮口には届かないが、関節を動かせる分、効果的に刺激を伝えられる。初めて間もなく「あ・・はぁぁ!」 「ふ・・ふぅんん!」とかの喘ぎが聴こえる様になった。

所謂「手マン」或いは「指マン」と呼ばれる刺激を加えて行く。合間に、女同士で上体を重ね、唇を合せたり、交代で 男たちの股間に口唇愛撫を断続的に仕掛けたりした。その途中で、女たちの美尻を称え、呻きながら 周が言った。「う・・うんん。伯父さん、今 話せますか?」 「ふぅっ・・んん。はい、大丈夫やよ。何かな?」

周は続けた。「夕べまでの事で 恐れながら、後ろから繋がる行為のとこで、一つ 忘れた事がありまして・・」 「いいよ、聞こう。言ってみろよ!」中条、促す。応じる周「後背位(バック)って言うんですよね。あの体位のとこで、よく腰を 前後に大きく振って『パン、パン!』て、乾いた好い音を立てて動いてたんですが、今度の旅では、そこんとこ忘れてた様で、済みませんでした・・」

聞いた中条、笑いながら「ああ、それか。いや何、気にせんで良いよ。俺、分ってたんだ。でもさ・・」 周「はい・・」 中条「初日の夜は温泉地で、ゆったりと進めたかったし、夕べはホテルの上階で、夜景とかが中々やったやんか。今度はさ、なるべく音をさせずに、しっぽり濡れて、高まりたいって気もあってさ。まあ『パン、パン!』はほれ、地元へ帰ってからでも、できる事だからな」 「ハハ、なる程ね。言われてみれば、その通りですね。じゃ、忘れて良かったんだ」周、笑って返す。「そうそう、一度位、そんなのがあって良いわな」中条も、笑顔で応じ。その間も、両手の動きは休まらず、膝枕の女たちは、高められて行った。

「あっ・・ああっ、ふ・・ふんん~!い・・イく~っ!」部屋に集って小一時間の後、前後はしたが、由紀、宙、由香、初美の順で、女たちは頂に昇った様だった。周は、途中と最後で二度射精、中条も、一度は頂に達した。「ああ、好いわぁ・・」女たちは、心地良い波の音と共に、愉悦の余韻に浸った。「周君、良かったな。案内した甲斐があったわ」射精を経て、清々しい表情で、中条が言った。「・・ですねぇ。自分も、ホント 良い気分転換ができました」周も、笑顔で応じたが、しかし・・

「ふふ、やっぱり周さんの男精(ザーメン)、好い味してるわ・・」ニヤけ顔で、宙と由香が、周の発射物を 全て舐め取っていたには恐れ入った。「・・たく。ちょっと黙ってれば、これかよ・・」驚愕する周に、宙は「まあまあ、驚かないの。こんな事位で・・」と、諭すように言い、由香も「うんうん、そうやね。これも、良い思い出とちゃう?」と、ざっくばらんな中にも、適切なフォローを入れた。

初美と由紀、中条も、少し遅れて 同様に到達(フィニッシュ)、ついでに男精も、二人に舐め取られた。「まあ、そこで本気を出すなかれ」と嗜めるつもりで言いはしたが、本心 喜ばしかったのも事実だ。絶頂を経て、各自 衣服を戻し、飲料を嗜んだりで、十分程後。

「さて、皆さん・・」立ち上がった中条が、一同に声をかけた。「大変慌ただしくて悪いが、ここからは、急ぎ帰途に就く。由香ちゃんと由紀ちゃんは 1:50pm発の、大阪伊丹行の便に乗るんだよな。俺たちは、その 30分位前に新潟を出る新幹線で、一度東京に出て帰る。新潟の中心だと、昼飯が混むかもだから、途中で済ませようと思うんだ。さあ、最後の食事を楽しみに!」 「はい・・ですね。じゃ、お願いします!」 持ち帰る物をまとめ、戸締りと消灯の後、由香が 管理人宛てに、保養所を出る旨 LINE連絡を入れる。「さあ、最後までつつがなく行こうか!」全員の乗車を確かめ、中条は R345へ向け、慎重に 車を出した。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 神前つかさ
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「地球に乾杯」下記タイトルです。
地球に乾杯


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