2ntブログ

記事一覧

パノラマカーと変な犬 第17話「連繋」

c31f1f90.jpg
中京圏の 夏の夜はかなり暑い。冷房で、一定凌げるといえどもだ。「三輪車」とも言える、中条の居所に落ち着いた 木下姉妹と彼による、濃い男女のやり取りが、かなり深くまで進んでいる所だ。由香と由紀に、相当下方を攻められた中条だが、今の所は、昂(たか)ぶりながらも 何とか射精の手前で踏みとどまっている風であった。

彼は言った。「由香ちゃんの下半身は、絶景だな。このまま朝まで見とれていたい位だぜ」 聞いた由香「有難うです。が、やっぱり絶頂まで行きたいわぁ!てのが本音でしてん・・」咥え込んだ男根(コック)から、一旦口舌を離してこう言い。妹 由紀は、姉の会話の隙を見ては、男根を横取りしようとするので「こらっ まだ早い!」と、牽制する必要も、あるにはあったが。

「ああ、熱く濃くて 良いわぁ・・」中条から、これも濃厚な口唇愛撫(クンニリングス)の答礼を受け、喘ぐ由香も随分昂っていた。このまま行けば、なりゆきで絶頂だ。が、そこを寸止めして長引かせるのが、男の作戦だった。寝室入りから小一時間後、焦(じ)らされた彼女は言った。

「伯父様・・」 「はい、何ぞ?」中条が返すと「そろそろ、核心へと進みましょうよ。あたし、伯父様の『男』を 自分の『女』で感じたいんですぅ・・」 「ハハ、そう来たか。いよいよだな。実は、俺もそんなんじゃって感じてた所でさ」そう返す一方で 「貴女は今夜、安全日なのか?」 「ああ・・それね。多分、大丈夫とは思いますけど・・」 「思いますって・・自信持って『安全です!』たぁ言えんのか?」 「はい。ええと・・まあ・・それは・・」

由香は、曖昧にかわすつもりらしい。様子を見た男は、ある判断を下すべきと悟った。「じゃあ、ダメだ!」 「え、何ですと?」由香が、驚いて返すと「言い足りんのは悪かった。つまり、直に繋がるのがダメいう事な。ゴム着きならOKだ。貴女とはお久だから、丁度好かったりしてな」 「ああ、ゴムね。ほな、今夜は大事を取って、着けて実行言う事でっか?」 

中条「その通り!念の為ってことがあるしな」 「左様(さよ)かぁ。まあ、仕様(しゃあ)ないですね。ですが・・」 「うん、ですが・・か?聞くから続けよ」 「来週後半は、完全に安全日よ」 「そうか、分った。直繋がりは、その時の楽しみだ。由紀ちゃんも、似た様な感じなの?」 「そうですね~、確か 一日位違うだけや思います」 「そうか、分った。そいじゃ、二人共ゴム着きって事で・・」

姉妹揃って「怪しい時期」だったのは、反って幸いだったかも知れない。「こういう事もあろうかと思うてよ・・」 一旦、起き上がって、ベッド脇の小机引出しから、ゴムの包装を取り出した男は、自ら装着を図る。その手を、ベッドに控える由香の、白くなよやかな手指が制す。「伯父様・・」 「?」 「それ、あたしがやります」 「悪いな。宜しくです」覚えがある様に、由香の手指は 手早く包装を開け、瞬(またた)く間に男根に着け終えた。

彼は言った。「よし、これで一安心だ。それじゃ、一つになるかな・・」 由香「初めは、上に来てくれはるでしょ。重なって始めるのが、心地良さそうやわ」 「OK。体位が決まったら、由紀ちゃんも加わりゃ良い」 「・・ですね。又 技考えときますわ」由紀も、笑顔で応じた。

「よしゃ!それじゃ、始めるかのう・・」笑いながら、ベッドに戻った 下方を露わにした中条を 「さあさあ・・」同様にあられもない姿で、由香が迎える。上方の胸をはだけ、下方は フレア・ミニのアンダーを着けたままのノーパン姿。程好く薄めの下草が、静かに欲情を煽っている様だ。そして、ニーハイを纏った美脚が 緩やかに曲げ開かれ、礼儀を正した「男」の進入を待つ風情。

「おー、好い感じの絶景やねー!」一瞥した中条、由香に笑いかけて言う。「好いでしょう。この前 旅行の時、初美先生とお話して 分ったんですよ」あられもない仰向けのまま、笑って返す。下方に陣取った男は、まず 足先から膝 太股へと、摩(さす)りを見舞う。「あ・・これ、い、好い・・」仕掛けられた由香は、低い喘ぎで応える。

中条が言った。「由香ちゃん、好いぞ。そんな感じで続けてくれ。俺のアレも、熱くて堅うなって来たわ」 由香は、「あ、ふふ・・熱くて堅う・・ですね。楽しみやわー」 「よしよし。その 楽しみな。今から、ボツボツと味わってもらおうかな。勿論、口やなしに、下の方で・・な」 上と下で、二人は笑い合う。次いで、改めての 濃い接吻(キス)、それから中条は、由香の豊かな黒髪を掻き分けて その耳を探り出し、片方ずつ 耳たぶに甘噛みを見舞う。

由香「あ、ふふふ。伯父様のこの技、初めてと違いますか?」 中条「ハハ・・まあ、多分そないかな。これ、この前 初ちゃんと寝た時、初めて試したんだ」 「ふーん、左様(さよ)ですか。あたしは、これ位ソフトなら大好きよ」 「有難とよ。これで、加減は分った。ここにいる間、時々見舞おうぞ!」 「あは、有難うです。お願いね・・」

両の耳への 交互の愛撫が区切られると、中条は 由香の臀丘にも 今一度の愛撫を施し、秘溝の加湿を促す。「あ、ああ・・、ふ・・ふうんん・・」由香、再びの喘ぎ。聴いた男の一物は、もう硬度十分だ。「さあ、そろそろ『合体』へと進む・・かな」と動き始めたその時、後に控え 様子見していた妹 由紀が、中条の耳元に急接近。

「伯父様・・」彼女は声をかけると、直ぐに男の右耳に 甘噛みを仕掛けた。一呼吸おいて 左耳にも。「おー、由紀ちゃんも上手やんか。今のは 好い感じやなあ・・」感嘆していると、彼女は 驚きの言葉を発した。「あのね、姉と喋(しゃべ)ったり、接吻(キス)したりしてて欲しいのよ。大丈夫、伯父様の『男』は、あたしが ちゃんと姉の『女』に誘導しますさかい」

中条「いやはや 参ったな。でも 由紀ちゃんの技なら、俺 ちょいと期待しそうだな。さっきの 玉袋への攻勢(アタック)、あれは 気持ち好いわ・・」 聞いた由紀「はーい、任せて欲しいわ。きっと、好い感じにしてあげられるかも」と返し、中条も「よーし。貴女の技 信じるわ。後で お姉ちゃんと同じ様に 喜べる様にするから、期待しててくれ」と応じ。由紀は、笑顔で頷き返した。

「由香ちゃん、行くよ・・」かくして、遂に彼女と中条が 合体の時を迎える。仰向けの 由香の上体を抱いて重なった中条の男根(コック)は、再三の「寸止め」効果もあって、最大に勃起していた。由紀は、重なる二人の後方に回り、中条の 堅く礼儀を正す男根を掴むと、その下で 湿度が臨界の 由香の秘溝に コンドームを纏った亀頭を誘導し、途中までの挿入を補佐。これを認めた男は、迎え撃つ肉壁を 亀頭で押し分け、最奥へと進み、連結を果たす。

「あ、ふう!こ・・これ、好いわあ!」由香、大きく喘ぐ。「よしゃ、開始だ!」様子を見た中条は、彼女と唇を交わしながら ゆっくりと腰の上下動を開始。彼得意の スロー・スタートだ。次第に音量を増す 由香の喘ぎと、その上で動く 中条の吐息。正常位で交わる 熱い交合部の様を、下方に控える由紀は、暫く 食い入る様に見詰めていた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 初川みなみ
中村由利子さんの今回楽曲「ウェイティング・フォー・ブロッサムズ(Waiting for Blossoms)」下記タイトルです。
Waiting for Blossoms

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」 「この雨は こんな風に聴こえる(2020=R2,6~2021=R3,3)」も お読み頂けます。