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パノラマカーと変な犬 第35話「艶席」

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「お・待・た・せ・・」 お騒がせの近所犬「マル」が 階下の屋内へ引っ込んだ直後、TVを点け 居間で寛ぐ中条の元へ、着替えた 由香・由紀の姉妹が現れた。「おお、好いぞ好いぞ。思った通りのエロさだわ。俺は これを待っとったんよ~!」 「有難うございます。伯父様の好みは、多分 これやないかって言い合ってたんですよ~!」

A大学や、佐分利学院との往き来に着ける、清楚なブラウスや濃色のロング・パンツとは打って変わった妖艶さである。姉妹は、中条の望み通り 下着の様に薄手の、そして下方の短いキャミソール・ドレスで現れた。下した長い黒髪に、揃いのティアラを添え、ブラも着けない胸元は、豊かで形の良い双丘と 華のある乳輪が透けて見え、膝上20cm以上はあろう 超ミニの下方(アンダー)は勿論、色目こそ違え 二人とも捲れ易いフレアである。由香は薄目のレモン・イエロー、由紀は これも淡いローズ・ピンク。更に下方の、美麗な太腿から足先も、それぞれ揃いの色合いのニーハイで、抜かりなく決めている。正に、中条理想の艶姿(あですがた)だった。

由香は言った。「どう?伯父様。目の保養になるかしら?」 これに由紀が「目の方もよろしけど、あたしは、下の方のお竿(さお)が堅くて立派になるお手伝いもしたいわぁ」と応じる。姉は一瞬 ムッとした表情に変わり「こら由紀、先に伯父様の男根(コック)攻めたら、承知せぇへんで!」 対する妹「ふふ・・そんなん分かってまんがな。そこんとこはちゃんと、お姉ちゃんから行ける様にするさかい・・」 「ホンマやろな?」 「よろしよ~、約束するで~!」

「まあまあ・・」という風情で、中条が 張り合う姉妹をとりなす。そして「いや~二人、魅せてくれるわ。ホンマ感謝や。角突き合いはこの辺にして、とりあえず『乾杯』しようや」と言って、着席を促す。対する姉妹「はい、おおきに。ちょいと剥(む)きになったみたいで、反省してま~す!」

そして「そりゃ、まず伯父様がお座りを。あたしたちは、その後から着きますさかい・・」 「ハハ、そう言う事か。ならば・・」男はそう返すと、いかにもそこが定位置とでも言いたげに、長手ソファの真ん中に席を取る。最も TVが見易い位置でもある。

「ハ~イ、そいじゃ、あたしたちも座りますね~!」元気に 口々にこう言いながら、姉妹が男の両側に陣取る。この夜は、玄関から遠い左側に姉の由香、逆の右側が 妹の由紀だ。「予定の行動」とて、姉妹も分かっていたが 中条は、先に由香の、続いて由紀の着席時に、わざと上体を横倒しにして、フレア・アンダーの中身をのぞき込もうとトライした。

「ふふ・・やっぱり、エッチ!」由香が微笑み、続く由紀も「あは、伯父様 いつも嫌らしおすな!」と笑って返す。「ああ、ご免ご免。捲(まく)れるミニスカの中身って、俺 やっぱり気になってなぁ・・」応じる男の笑顔は、一段と品性が下がる。「ふふ、まあ好いわ。伯父様、多分なさるやろう思うたんですよ。所で、ちょこっとクイズに答えて下さる?」 「はいはい、そりゃ良いよ。何についてやろな?」彼が返すと 「今、あたしってショーツ着けてるでしょうか?それとも・・?」

そう言葉を交わしながら、中条の音頭で 三人はグラスを合わせる。勿論由紀は、非アルコールである。暫く後 彼は言った。「ああ分かる。貴女が今、着パンかノーパンかどっちや?・・て 事だよな」 由香「ピンポ~ン!はい、その通り!答えお待ちしま~す!」 男の右側で聞いていた由紀も「続いて、あたしがどないかも お願いしま~す!」 そして「あんだけジロジロ見てはったんやから、正確なとこをお願いね~!」

「ああ、いやいや・・」一瞬たじろいだ中条だったが、直ぐに落ち着き「そいじゃ、由香ちゃんからな」と応じ。「ええ、聞かせて」彼女がそう返してにじり寄ると、男は「着けてはいる。但しだ・・」 「はい、何かしら?」 「異様に小さく、露出のデカい奴な。所謂『T』って言うそれだ」 「ふふ・・、で、色は?」 「うん、確か イエロー系。でも、コスより濃い色・・かな」

由香「はい伯父様。その答え お見事です!ほんのチラ見せのはずやけど、下着の色や形まで把握しはるなんて、さすがよね!」 対する中条「ハハハハ・・俺は何か?盗み見の達人みてぇだな。癖(くせ)になるとまずいから、程々にしとくか・・」 「でも、本音はドップリ・ズブズブになさりたいんでしょ?」 「ああ、アハハ・・まあ、できたらってとこだな~」ここで一旦、彼と由香との会話が区切られる。

「さあ、そいじゃ・・」中条、今度は 右側の由紀と目を合わせて続ける。「実はさぁ・・」 「はい、何でしゃろ?」由紀が返すと「貴女のアンダーの中の事ぁ、お姉ちゃん程には把握してなくてさ、ちと自信がねぇ訳よ・・」 「ああ、いやいや・・間違ってたって構(かま)しまへん。そのままを仰って・・ね!」

「有難と。そんな事なら・・」思い直した男は、一瞬の 不確かな記憶を頼りにこう言った。「ホント、迷いに迷ったんだが、由紀ちゃんはショーツがなかった・・つまりノーパンじゃねぇか?と俺は見た。どうやろ?」 聞いた由紀「ふふ・・それで『ピンポン』ですぅ!パッと見 分からへんレベルやったけど、あたしは着けてまへんで・・」と答え。傍らの姉・由香の表情が 一瞬険しくなった。「アホか~い!?」

由香は続けた。「・・たく、こないな事やろと思うたけど、ホンマにやる奴がおるかいな。幾ら伯父様がお好きやからって、真に受け過ぎなんよ~!」 だが由紀も、その程度では動じない。「何でや?お姉ちゃんが煽(あお)ったから、そないになったんやん。それに、どやろうな?露出満点の『T』やったら、着けてても ノーパンと大差ない思うけどな」こう返されると、由紀も「仕様(しゃあ)ないなあ!」矛(ほこ)を収めさせるを得なくなった。

三人が、TV大画面前の 長手ソファに落ち着いてから半時余り。その間も中条は、時折酒気を代えながら、姉妹の肢体に 代わる代(が)わる手を伸ばして、愛撫を試みながら過ごした。姉・由香は「まあまあ伯父様。無理して覗き込まんでも大丈夫でっせ。あたしが四つん這いで そちらにお尻向ければ・・ね!」そう、中条にとっては この夜最初の絶景だった。

男は続けた。「う~ん、これさぁ、何度見ても素晴らしいわ。このさぁ、フレアのミニを、わざと捲(まく)らずに覗き込むアングルが絶妙なんよ~!」 由香「ふふ・・伯父様は、目で犯すのがお好きなんですね。視姦って言うんかしら?」 「そやなぁ、そう思うてもらっても良いな。何せ、何度見ても飽きんし、むしろ感動が大きうなる位でさ・・」

由香「さよですか。ほな、由紀みたく、タイミングで ノーパンにならないと・・かな?」 中条「ああ、いやいや。むしろさ、一旦 由紀ちゃんにショーツ着けてもらいてぇ位でさ」 「なるほどね。おい由紀、聞こえたかぁ?」中条をおいて右側にいた彼女は「ちゃんと聞こえとるよ。さあ、あたしも着けるか・・」そう言う手元には、ライト・ピンクの Tバックらしい 小さいクロスがあった。

「まだ夜は長い。ゆっくり進めよや・・」中条が呼びかけ、姉妹も 頷いて応じる。姉が下方を披露した後は、妹が同様の行為に入る。「あたし、ちょっと立って やってみようかな・・」そう言った由紀は、立ち上がると 今まで座っていた長手ソファに両の手をつき、胸の双丘と同様、魅惑のカーヴを描く臀丘が、姉と同じく フレアミニのアンダーの下から、眩(まぶ)しく顔を見せる。

「好いぞ 由紀ちゃん。何度見ても 素晴らしいわ!」その後ろにしゃがんで、中条は その景観を飽かず眺める。大輪の花が開いたかの如き 由紀魅惑の下肢や臀丘、そして股間に ネットリした視線を送る男の下方は 確実に堅さを増し、次の展開に 嬉々として想いを巡らすのであった。時は 10pmに後少し。まだまだ、夏の夜のお伽噺(とぎ)話は続いて行く。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 吉沢明歩他
中村由利子さんの今回楽曲「ベルスーズ(Berceuse)」下記タイトルです。
Berceuse

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