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パノラマカーと変な犬 第37話「昂跡(こうせき)」

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「そや。それは・・!」中条の膝上に上体を預け、フレアのミニコスを纏(まと)う、「T」を着けただけの下方を、長いソファの上で 彼の手指で責められながら 由香は呟く。「多分・・」 「伯父様の男根(コック)を、口唇で高めろって事やわ・・」 「・・つまり、フェ・ラ・チ・オ・・」若い周(あまね)の、大ぶりなそれに憧れる彼女だったが、先の大型連休中の、新潟磐越の宿にての前例もあり、中条の一物を愛撫するに、必ずしも吝(やぶさ)かではなかった。

由香の秘域に侵入した、中条の手指は、食い込むように 辛うじて「女の核心」を覆う「T」を微妙にずらしながら、穏やかな、しかし確実な攻めを見せる。二本の指が、ルビーの様に輝いているだろう陰核(クリトリス)を捉え、柔らかく挟み込む様に、ゆっくり じっくりと摩(さす)り上げて行く。勢い余り、菊花(肛門)や、陰唇との間「蟻の戸渡り」と呼ばれる部位も、愛撫の標的だ。

「あ・・ああ、でも、い・・好い」思わず喘ぎ声を上げる 由香であった。対する中条「ふふん、好い色の陰核じゃねぇか。オマンコ・・じゃなかった ご免。オメコもきっと、好い感じで熱持ってるんだろうな・・」こう言い、更に続けた。「脱がせるのも良いんだが、ここはちょいと『T』着けさせたまま、仕掛けてやるとするか・・」と続け 「なあ由香ちゃん。直ぐには脱がさん方が良さそうだが、どや?」

「あ・・あたしは良いわ・・」喘ぎを交え、由香が答える。「よしっ、それなら・・」中条、決心した様に「暫く、このまま続けよかな。その後で・・」 「はい・・」 「悪いけどさ、貴女の口舌で、俺のアレを高めてくれると嬉しいな」 「やっぱり!・・だろうと思いました。でも、悪くはおまへんな。好いです。そのお望み、叶えてあげまひょ・・」

会話の傍らにも 男は、手指で捉えた 姉の陰裂に、形通りなぞる様に、ゆっくりと愛撫を加えて行く。「あん、意地悪!」時折、波の様に見舞う 昂(たかぶ)った性感を、由香は辛うじて凌(しの)いだ。一方の妹・由紀。中条から、ねっとりと視姦の標的にされた昂奮が、まだ下方を支配していた。M字開脚で、姉との行為を進める彼を、引き続き挑発する様な姿態(ポーズ)を見せる。暫く後・・

「さて、そろそろ・・」由香の下方への攻めを、一旦区切った 中条が言った。「俺の核心を、熱してもらおうかな。由香ちゃん、イケそうか?」 「ええ、ゆっくり目のスロー・スタートならね」聞いた由香、そう返した。中条「よしっ、それでは俺は・・」と呟きながら、下方に纏ったボクサー・ブリーフを 初めは自身でゆっくりと下し始める。見ていた由紀「伯父様!」と一声叫び、彼の右側に手を伸ばす。

由紀「それ、あたしがやります」 中条「ああ、悪いな。お言葉に甘えるわ・・」左側を中条自身、右側を由香が手指を絡ませ、下着を慎重に下す。これで、男の下方が まず露わになった。「ふふ・・期待通りだわ。随分、堅くなってるわね・・」由紀、ニヤリと笑みを浮かべ、反応した。

中条「ああ、アハハ・・貴女たち二人に高められりゃ、当然こうなるって事で・・」 由香「それを、あたしと由紀で、しゃぶって 更に高めるってのが、伯父様の夢ですね?」 中条「ハハハハ・・ばれたか?」 由香「ああ、いやいや・・バレるも何も、伯父様のお顔にそないに書いたるさかいにね・・」そう言って、やはり笑った。

由香は言った。「ねえ、伯父様・・」 「はい、何かいな?」中条が返すと「今からね、是非あたしにして欲しいと思ってはる事を 叶えてあげますわ」 「ふふん、由香ちゃんに、是非させてぇ事かね?」そう返した男は、直ぐに言葉を継がなかった。暫くおいて・・

「由香ちゃん、何となく分かったわ。まあ、無理すべきじゃねぇが、ホント言うと、叶えてくれりゃ そりゃ嬉しいな・・」 「ふふ、そうでしょ。こないな夜は そうそうはありまへん。そやから・・」後の言葉は、或いはもう不要かも知れない。途中で言葉を切った由香は、すかさず 中条の男根に食らいつく。亀頭の先端に ねっとりと舌を這わせて昂らせる。「あ・・うう・・、ゆ・・由香ちゃん、やっぱり上手やなぁ・・!」

高められる男は、射精の衝動を、かろうじて凌ぐ。二人の様子を見ていた由紀も、傍に寄って来た。そして・・「なあお姉ちゃん。お竿(さお)を高めるだけで精一杯やろ。そやさかい、下の『袋』は あたしが摩って昂ってもらおう思うんや」 由香「まあ、ホンマは勧められへんけど、まぁいいわ。やってみ」 「よ~し、ほな・・」短く言葉を返すと、由紀は 嬉々として、中条の晒(さら)す陰嚢に手指を回し、スローに摩りを入れ始めた。

「あ、あ・・ゆ、由紀ちゃんも、上手やな。うぅぅ・・」巧妙に同時進行する、姉妹の口唇技に、男は 呻きで応える。「なあ、お姉ちゃん・・」と 由紀。「はい、何かいな?」由香が返すと 「このまま、伯父様をイカせる訳にいかんやろか?」と続けた。由香は「ハハ・・」と笑い返し「そりゃ何かいな?今直ぐ 伯父様が射精せんやろか?とか思ってるんやろ」 

「ハハ・・」笑った由紀、更に続けた。「いやいや、そりゃ少ししんどいかもやけど、ここで一ぺん位、昇るのも有りかな?なんて思うた訳でさ」 由香「まあ、昇るのは ゆっくりでええやん。あたしゃ、もそっとこの『おいじり』を楽しみたい思うてな。あ、伯父様・・とても素敵よ。あっ、あっ・・」中条の「愛撫返し」で、二度喘ぐ、由香であった。

「ああ、好い感じで素敵。さて、次へ進もうや。」男が言うと、由香「今度は、伯父様が、あたしの下方に仕掛けはるんですか?」 「うん、まあ、俺も是非一度 してみてぇ想いもあるしな・・」 「あは、又 本音が出はりましたね。まあ あたしも悪い気はしないし、一度はって想いもありますよ」「そうか、やっぱりな。そいじゃ、是非にってにと同じやな。よしゃ、やるか?」

聞いた由香は、こっくりと 静かな返事をした。これを受け 男は、由香をソファに臥させると、開いた脚の間に進み、ここまで秘溝を覆っていた「T」を下ろしにかかる。横ストラップに手指をかけ、慎重に下ろす。途中からは、由香の手指も迎え、片方ずつ タイミングを合わせて ゆっくりと下ろし、遂に 彼女の下方も露になった。

「いやぁ、変わらず絶景や・・」中条は感嘆した。そして「素晴らしいオメコやな。下草とのバランスも良い感じやし。さあ、もそっと高めて進ぜるぞ!」そう言って、由香の秘溝に、唇を重ねる。「あ、あぁ・・、伯父様、この前より良いわ。」 「そうか、有難と。そんなら、少し余計にしてやろうかな?」と返しながら、由香への愛撫をもう暫し。巧妙な、男の下方への愛撫で、由香の秘溝は十分に加湿され「男の核心」を、余裕をもって迎え入れられる気分と姿態を整える。「その時」まで、もうすぐだ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 望月みはる
中村由利子さんの今回楽曲「恋のカルナヴァル」下記タイトルです。
Koi no Carnaval

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