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ちょっと入淫 第13話「前戯」

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宮城一路(みやぎ・いちろ)が、名ばかりの入院をしている 鵜方病院上階の特別病室で、女医 本荘小町(ほんじょう・こまち)の熱く濃い「特別診察」が行われた同じ夜、彼の後輩 中条 新(なかじょう・しん)の居所でも、この夏再び訪れた 木下由香(きのした・ゆか)、由紀(ゆき)の姉妹を迎え、妖しい夜の行事が進もうとしていた。夜の外食を済ませての帰宅。まずは 前戯ともいえる、浴室の交歓から。

「こら、由紀!」浴室の床に臥す 中条と戯れながら、マット遊びの真似事を伴って、髪や身体(ボディ)の洗いを済ませた由香は、妹 由紀と入れ替わりに浴槽へ。引き続いて仰向けにマットに臥す中条に跨り、姉の後を受け「泡踊り」の続きを仕掛けるも、隙を見ては 彼の竿(さお=男根)を 己の女陰に誘おうとするので、浴槽の姉は 気が気でない風情だ。

「オメコはあかんで!」由香は、鋭く注意した。対する由紀「ああ、分かっとるよ。たまたまそう見えただけやろ。伯父様が バス・セックスが苦手なのも覚えとるし・・」 「おー、そうか。分かりゃええねん・・」会話が区切られると、由紀は 胸の双丘を中条の上体に擦りつけ、高める様にゆっくりと、大らかな動きを見せる。

「よし、好いなぁ・・」男は感嘆した様に言った。「由紀ちゃんも中々だな。由香ちゃんは、前にちょっと仕掛けてくれたから、よく覚えてたんだが・・」 「ああ、おおきにです。実はね・・」マッサージを続ける由紀は、笑って続けた。「家で 姉と入浴ん時も、時々そないな話題が出る事ありましてん・・」 「おお、そうか。お姉ちゃんと、そんな話題をする事あるんやな。そいで少しは、覚えがあると・・」 

由紀「ええ、まぁね。ま、あたしのはホンマ、見よう見まねですけど・・」 中条「いやいや由紀ちゃん、それが素人的でな。そう出られると、男は燃えるんやて・・」 「えへ・・ちと嬉しいけど、余りのめり込まん方が良さそうやね。伯父様、あんまり気持ち良うて、燃え過ぎると危ないなあ・・な~んて!」 「ハハ 『危ねぇ』・・か。う~ん、可能性ゼロとは言えんなぁ・・。今もさ」 「はい・・」 「由紀ちゃんの乳房(おっぱい)、丁度の位置で俺の胸周りに当たって 好い感じだわ。お姉ちゃんも上手かったが、全然負けとらんな~!」

由紀「それもおおきにです~!さあ今度は、腹這いんとこ、試そうかな~」 中条「OK、ちょいと待てや・・」由香の時と同じく、 今度は伏した彼の背後から、由紀はもう一度重なり、ボディ・ソープを塗り付けて行く。合間に、竿や股間など、どうしても必要な所も清めて行く。お返しに彼は「さあ、由紀ちゃんにもお礼な・・」と言って、その下方もざっと洗って返してやる。

中条は言った。「これはな、手を抜いとるんやないんや」 由紀「ええ、何となく分かります・・」 「有難と。『女性』の中はさぁ 自浄力があるんで、男が 余り念入りに洗ったりせん方が良いみてぇでな。お姉ちゃんの時もそうだったから、手抜きみてぇに見えたら そういう事さ・・」 「ああ、それね。いや、もう分かってましたよ。伯父様 意外と女の身体の事、ご存じやもんね~」 「有難と。まだまだ『さわり』のレベルだからな。初ちゃん(伊野初美=いの・はつみの事)からも時々聞いとるし・・」 「でも、そんだけご存知なら安心やなぁ・・て思いますよ。これ、姉も同じね」 「ああ、そりゃ有難ぇ・・」浴槽の由香も、頷いて聞いていた。

中条「さあ二人、もそっとゆっくりしててくれ。眩しい所を見ていてぇんだが、俺 上がって飲み物(ドリンク)とか用意しとくからさ。じゃ、後でな・・」 「伯父様・・」由香が制した。 「うん、何かい?」 「折角やからさぁ、三人一緒にお湯遣いまひょ。だって 伯父様の場合、生まれた姿で遊べるんって、お風呂だけやないですかぁ・・」 「悪い!それもあるな。三人一緒だと狭いし、湯も減るが大丈夫か?」 聞いた由紀「ぜ~んぜん!狭いなんて気にしまへん。お湯が減ったら 足すまでですやん。ねぇ、お姉ちゃん」 「そうでっせ~。伯父様、もそっと『裸のつき合い』を大事にして下さいませ~!」姉の由香も賛同し、結局 三人一緒に 暫し浴槽へ。

「う~ん、ええ感触やった。二人とも、胸周りの感触(フィール)、上々だわ~!」少し後に出る 姉妹を浴槽に残して、中条は身体を拭くと、下着を介して浴衣姿となり、寝酒などの飲み物(ドリンク)の用意に。由香は甘いリキュール、由紀は酒気なしのグレナディンをそれぞれソーダ割り、自らにはブランデーのロックを。炭酸を閉じ込める為、姉妹のは 風呂上り直前に仕上げてやった。

「おおきに、お世話になります!」少しおいて戻った バス・ローブ姿の姉妹と 二度目の乾杯。TVを点け、飲み物を嗜みながら窓外に注目すると、どいつかは分からぬも、斜め向かいの屋上に、犬らしい動物の影が複数認められた。「あいつらも、寝つきが悪そうだな・・」中条が呟くと 「やっぱりマルちゃん、ワクワクして寝られんのと違いますか?」そんな反応が返って来た。

薄暗い屋上に、入れ替わる様に現れる犬共や TV番組の話題などで一時間程が過ぎ、姉妹は申し合わせた様に「じゃ、伯父様。お待ちかねのバス・ローブを脱ぎますわ」と言い、席を立つ。中条「お~ そうか。期待して見とるわ。進めてくれや」そう返した中条は、冷えた日本茶の用意に立つ。ペット・ボトルと紙コップを持って戻ると、部屋の様子が少しく変わっていた。

「ふふ、どないでしゃろ?」 「お~、今度も好いなぁ~!普段着っぽいのが、反ってエロっぽくてなぁ!」中条、感嘆して呟く。姉妹共、彼最大の好みの フレアのミニウェア。共に上方は淡色のTシャツに、下方は女子高生のよく着ている アンバー色基調の チェックのミニスカだ。「伯父様、これはね・・」と由紀。「うん、聞こう」中条が返すと、こう続けた。「これね、あたしたちの高校の時の制服やったんですよ~」 

「おー、素晴らしい!」男の反応は強かった。「そうかぁ、由香ちゃんも由紀ちゃんも、このアンダーで 綺麗な脚を誇りながら通学しとったんやな~。うーん、フルの制服姿が見える様だわ~!」 由香「ハハ、ご免なさい。ホンマはね、上下両方持ち出そかって 由紀と話したんやけど、やっぱり荷物とかの都合もあって、スカートだけで限界でしたわ」 「いやいや、有難う。ミニスカだけで素晴らしいわ!おー、ハイソとコラボだな。よしよし、今夜これからが楽しみだぁ~っ!」尚も感嘆して見続ける、中条の鼻息は 早くも荒かった。

「ねぇ伯父様、それでね・・」今度は、由紀が言った。「うん、聞くぞ・・」返す男は、すっかり姉妹の話を 身を乗り出して聞く姿勢になっていた。「スカートの中、ご覧になります?」 「ハハ、それは何・・覗いても良いって事かい?」 「は~い、左様(さよ)ですねん。今、前かがみになりますさかい、伯父様も、ご覧になるなら ちょいとしゃがんで下さいや」 「ああ、勿論!そいじゃ、始めよか・・」これを聞いて頷いた由紀は、くるりと中条に背を向けると、そのままぐっと上体をかがめ 腰を突き出す姿態に。膝上丈 20cm超はあろうフレアのミニスカは直ぐに裾が上がり、美脚の全景、それに太腿、臀部の下方までが見通せた。股間を覆うのは、かなり小さいショーツだ。もしかすると「T」かも知れない。色はベージュ系の様だ。

「うん、凄く好い。昂奮するなぁ!」妹の後ろにしゃがんで、途中まで見られる スカートの中を愛でる男に、姉が言った。「さあ伯父様、あたしも披露するわ・・」 「ああ、由香ちゃんも感謝だ。是非ヨロです!」今度は、妹と同様に、姉が やはり短いスカートの中を披露にかかる。近い雰囲気の美脚と太腿、それに 僅かに小ぶりな臀丘の下方。小さめのショーツは水色らしい。

「うん、有難と!」いやに爽やかな笑顔で、中条が言った。「これから又、座って楽しもや。冷茶も用意したから 適当にな。暫く TV観ながら、好い事しようぜ!」 「ふふ、伯父様・・」由香が、少しだけ意地悪そうに言い、由紀も薄笑いを浮かべて聞く。そして続けた。「おスケベな『好い事』でしょ?」 「図星やなぁ。その通りやよ」苦笑しながら、男は返した。TV画面と向き合う、長手ソファに並んで座る三人。当然だが 中条が中央。右手に由香、左手に由紀が、膝を崩し 男の方に臀部を向け座る。それぞれの片足は、わざと行儀悪く 彼の膝上へ。

中条「いやぁ、素晴らしいわ!右も尻、左も尻、もう文句なし!」片手ずつで それぞれのミニスカの中をまさぐり、こぼれ出た臀部を 交互にゆっくりと摩(さす)る。「ふふ、なあ由紀・・」由香が呼びかけ。「ふふ、何かいな?」由紀が笑って応じると「伯父様の趣味 丸出しやな。これで虜(とりこ)にできるかもな」 「ハハ、せやな。おスケベやけど、こりゃ利きそうや・・」下方をはだかれ、ゆっくりと愛撫されながら、姉妹は笑った。まだ、夜はこれからだ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 唯川千尋
野呂一生さんの今回楽曲「オールド・ファッションド(Old Fashioned)」下記タイトルです。
Old Fashioned

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