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ちょっと入淫 第41話「並存」

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居所のソファ上にて、終始正常位で交わり高め合い、絶頂に立った由紀と中条は、同じく寝室のベッドで睦み合い、高め合う由紀の姉・由香と中条馴染みのタクシー運転手・永野の様子を窺いに、こっそりと寝室のドアを開けにかかる。漏れて来る 喘ぎと呻き。由紀と中条に遅れはしたが、全裸で高め合うこの二人も、間もなく頂(いただき)に並び立ちそうな風情だった。

「安心しろ由紀ちゃん・・」蹲(うずくま)って観察する中条は、右隣で同様にする由紀の右肩を 平手で軽く「ポン!」と叩きながら続けた。「お姉ちゃんの希望通りになったな。俺はこの夏、貴女たち二人が二回目にここへ来る前に、永ちゃんとちょっと話題が出たんよ。その折、お姉ちゃんが 全裸(スッポンポン)であの行為をしたがっとるらしい事がな。いや、まあ良かったよ」

聞いた由紀は「左様(さよ)でっか。姉が『一度でえぇから全裸でしてみたいわぁ』言うのは、折に聞かされてましてん。そやけど、お相手が(永野)光(ひかる)さんやからかなぁ・・凄(すんご)く迫力みたいなモン感じますなぁ」と反応。 中条「ああ、迫力ね。凄いか・・分かるなぁ。なあ由紀ちゃん。実はな・・」 「はい・・」 「実はな 俺、お姉ちゃんの 綺麗で魅惑の菊花(肛門)に、ほれ・・あの小卓(ミニ・テーブル)の上に、茶色っぽい鷹の羽があるやんか。あれでこっそり摩(さす)って高めたろうかなぁって思った訳よ」 「あは、姉の菊花にですか。それも面白(おもろ)いな。一体、菊のお花高められたら どないな反応するのやろ?あたしは反対しまへんよ。ただね・・」 「うんうん、聞くぞ。続けろや」

「はい、そんなら・・」と 由紀は続けた。「伯父様がそないな『お尻おいじり』しはるなら、あたしは、光さんの玉袋を攻めまっせ。初めはこの手指、後半は 口と舌べらでやるんですぅ~!」と返し、右手指を開いたり閉じたりする仕草の後、舌舐めずりをした。「ハハ・・何かな、貴女はそんな出方すると思ったよ。俺は良い。反対はせん・・と言うか、できる立場じゃねぇからな。よしゃ、やってみるか?」 「ええ、勿論・・」

全裸になった由香と永野は、数通りの体位で交わった後、再び他の嫉妬を買う程美麗な正常位で 頂きを目指していた。「あっ、あっ、くふっ、ふぅぅっ!ひ・・光さん、さ・・最後まで一つねんで~っ!」 「ああっ、うぅぅっ、ゆ・・由香さん、分かります。もう少し、もう少しですから引っ張らせて下さい!じ・・自分と一緒にイクんですよ。うぅぅ~っ!」 行為中にも関わらず、由香の上で高まる永野は、由紀と中条の入室に気づいていたも 敢えて伝えなかった。「多分・・」徐々に腰の上下を強めながら、彼は思った。「由紀ちゃんと(中条)新(しん)さん、由香さんと自分の『接続部』に悪戯(いたずら)の一つ位して来るだろうな・・」 それを理解した彼、正常位の下半身側の姿勢をちょっとだけ変えた。それは・・

「おいおい、由紀ちゃん・・」 男女の交合真最中の、ダブル・ベッドの後ろ側に回った中条が、由紀を手招く。「ハメ撮り、ハメ撮り!」と囁くその仕草に、由紀は「ふふ、又いつもの奴やな。伯父様、ホンマに後ろから他人(ひと)様の『結合』覗くの好きやさかい。まあええわ。お姉ちゃんの行為やし、あたしも覗くの嫌いやないし、それに今夜は『無礼講』のはずやしな・・」そう呟き、中条の隣に寄り添った。

「あ いやいや、ホンマに『Hentai』だ思われても仕方ねぇって事だが・・」中条は、更に呟く。「とに角、最高に魅惑の光景よな。由香ちゃんの菊花、最高に綺麗だて。アソコに繋がる 永ちゃんの竿も、礼儀正しく上下に動いとる。玉袋や下草も好い感じだし。この何か・・やっぱり、由香ちゃんの方が薄目の、永ちゃんとの下草のコントラストも 又見ものだて~!」熱くしっぽり繋がり、波の様に動きを繰り返す、由香と永野の「接続部」を、飽かず眺める。中条の「大声では言えぬ」趣向である。

「さてと、由紀ちゃん・・」中条は続けた。「はい、何ぞ?」彼女が返すと 「悪いんだけどさ。どっちか選んでくれんかな?この鷹の羽で お姉ちゃんの菊花攻めるのが良いか、それとも・・」 「はい・・」 「永ちゃんの、ほれ・・上から降臨する玉袋を じっくり舐め回すのが良いか?」 聞いた由紀「伯父様、決まってますやん!」 「決まってたか?悪かったな」 「そりゃあもう、光さんのお玉袋の方ですよ!それに伯父様・・」 「うん、続けろや」 「ほな、言いまっせ。伯父様は、初めから 姉の菊花狙ってはりましたやろ?」

「いや、まあまあ、そないに嫌らしく狙ってた訳じゃねぇけどな・・」中条は、苦笑しながら返した。「まあ、あくまで『なりゆき』さね。後でお姉ちゃんに訊かれたら、俺はそう答えるつもりだが・・」 由紀「まあ、そないなるとよろしですね。それで逃げ切れるなら・・」そう返し、ニヤリと笑った。由香と永野の行為は、時折短い休憩を挟みながら、喘ぎと呻きを伴い 続いている。

「よ~し、それじゃ・・」二人の行為を一瞥しながら 中条は言った。「そろそろお姉ちゃん・・いや由香ちゃんに、更に増幅した歓びを感じてもらおうかな。由紀ちゃんは、それじゃ 永ちゃんに向けたそれを 宜しくです!」 その言葉に 由紀はこっくり頷くと、熱い上下動を続ける 永野の陰嚢に唇を合わせて行く。まずは軽めの愛撫。次いで「パクリ!」という感じで、半分位 陰嚢を咥え込む。

永野「あっ、ううっ!『袋』マッサージしてくれるの、由紀さんかな?」 「いかにも、左様(さよ)でっせ~!これ一度、光さんに試したかったんですよ~!」 「あ、有難うございます。由紀さん、無理言って申し訳ありませんが・・」 「あ、いやいや、遠慮せんと 何でも仰って下さいや。あたし、今夜は大抵の無理は聞きますよってに・・」 「ど~も済みません。それでは・・」 「はい・・」 「由香さんと一緒に頂上へ行きたいんです。ついてはこの素敵なマッサージ、それまで続けて下さいませんか?」 「はぁ~い、喜んで!姉と一緒に昇れる様、応援しまっせ~!」 「あ、はい!よ・・宜しくお願いしますぅ。はぁ、うぅぅ~っ!」永野が返事をした時には、もう彼の陰嚢の過半が 由紀の口内に吸い込まれていた。

一方の中条。由紀の 姉と交わる永野の陰嚢への愛撫もあって、狭いながらも由香の菊花を刺激すべく、鷹の羽で その襞を摩(さす)り始める。由紀の口舌による陰嚢への愛撫と並行する様に、彼が羽を走らせて行くと、由香の喘ぎが 更に増幅されて聴こえる気がした。「よしゃっ、これでイケる。もう少しで、二人共絶頂や。由紀ちゃんも、頑張りや~!」と、陰嚢を頬張ったままの彼女に声をかけた。無言の頷きと、美しい微笑みが返って来た。

「ああ、好い!イク、行くぅ~っ!」 「うぅ~っ!の・・昇るぅ~っ!」暫くの高め合いの後、こちらも日付が替わって間もなく、由香と永野も絶頂を迎えた。「ああ、良かった・・」 居合わせた 4人の誰からともなく、溜息共にそんな呟きが発せられた。「もう少しだ由紀ちゃん。もう少し・・」昇ったりを見届けた中条は、由香の菊花を捉え続ける鷹の羽を動かしながら 由紀にもう暫く 永野の陰嚢を愛でる様促す。勿論、頷きの返事があった。

絶頂の訪れから 10分近く後、後戯が一通り行われたと踏んだ中条が、由香の菊花を弄ぶりをやめた。由紀にも「そろそろ良いぞ・・」と、陰嚢への愛撫を区切る様合図。これを受け 彼女も、口舌で捉えていた永野の陰嚢を解放する。そこから更に一時おいて、由香が「離れてもよろしよ・・」と呟くのを確かめて、永野は結合を解いた。彼の竿がゆっくりと抜き放された 由香の秘溝からは、後を追う様に、又 名残惜しさを表すかの様に、濃く夥しい半透明白(オパール・ホワイト)の男精が、ゆっくりと流れ出 姿を現した。

「わあっ、凄(すんご)く濃い!光さん、男らしいわぁ!」歓声を上げる姉妹、すかさず由紀が、姉の秘溝に唇を合わせ、男精を吸い取ろうとする。「由紀、ちょいと待ちい!」牽制する姉。そして・・「光さんにお願いの方が先やんか!」と一喝。「仕様(しゃあ)ないなあ・・」という風情で、一旦由紀が離れる。見ていた永野は「やっぱり、そう来たか・・」という様子である。

「分かりました・・」本当は余り気が進む訳ではなかったが、永野は姉妹の願望を察した。「由香さん・・」彼は言った。「やっぱり、ここは自分がやった方が良いんでしょうね」そう続けた。姉妹には、はっきりと返答するのが憚られる様な所だったかも知れないが、由香は「できるなら、そないしてくれはると嬉しいわ・・」と、控え目に答えた。

永野は はっきり頷くとそれに応じ、又も由香の股間に唇を合わせ、舌も使って 流れ出た己の男精を舐め取り、次の行為へ。「光さん、こっちよ、こっち!」由香は 言葉少なに仕草を上手く使って意思を分からせる「ボディ・トーク」で、唇を合わせる様促す。理解した永野、その願望通りに唇を合わせ、放出した男精を ゆっくりと口移しで流し込んでやる。

「んん、んん・・」言葉にもならぬ呻きを発した由香は、それを飲み下すと「ふふ、好いわぁ・・」些か薄気味悪い 静かな微笑みを表す。「さあ、あたしにも・・」横から由紀も割り込んで来る。永野はその事も分かっていて、接吻(キス)の瞬間 口内に含んでいた残りの男精を流し込む。「とても素敵・・」妹の反応も、濃いものがあった。

「永ちゃん、これ・・」行為を区切った永野に、中条からウェット・ティッシュの容器が回される。「有難うございます!」一礼して受け取ると、直ぐにまだ開脚したままの、由香の下方を丁寧に拭う。「そろそろ終わるな・・」中条は笑ってそう言うと、寝品の冷茶を用意しに、厨房へ。「手伝いますわ!」由紀の言葉に「有難う!」

「良かったわぁ~!」「うぅ、俺も~!」熱い行為は、少し離れた女医・小町の居所寝室でも続いていた。女看護師・美波と交わっていた「名ばかりの患者」宮城が 共に頂(いただき)に立ち、暫し歓びの余韻に酔う。「二人、好い感じで昇れた様で、あたしも嬉しいわ」様子を見た小町が言った。そして続けた。

「もう少ししたらね、(宮城)一路さんが 美波の中に出した『情熱の証』を回収するわ。その前に一路さん、次の段階のお話を簡単にするから、美波と繋がったまま、聞いて欲しいの」「分かりやした。そいじゃ、彼女を抱いたままお聞きしやしょう・・」宮城はこう返し、下で組み敷かれる美波も微笑んで反応した。「それはね・・」女医は男に、耳打ちする如く語りかける。冒頭を聞いた彼の表情は一変し・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 笹原りむ
野呂一生さんの今回楽曲「ライフ・ゴウズ・オン(Life Goes On 鳴瀬喜博さんとの共作)」下記タイトルです。
Life Goes On

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