情事の時刻表 第35話「説話」
- 2019/03/04
- 13:07
「・・こんなのも、悪くない・・かな?」己よりも小柄な崎山洋夢(さきやま・ひろむ)に抱かれ のしかかられた小町は、仰向けに臥し喘ぎながら、そんな事をふっと想ったりした。身長 150cm強、体重にしても 50kg強の体躯もさる事ながら、がんぜない童顔と高めの話し声が 10代前半位の少年との交わりを想起させ、それが又 独特の昂りを催させたのだ。
「あぁ、先生・・」彼女の上で ゆっくり腰を動かす「スロー・ピストン」を進めながら、崎山は呟いた。「うふ、気持ち良さそうね。あたしもよ・・」下からの返事を得ると、彼は「もう天国かって境地ですよ。まさか、女のお医者さんに こんな診察を仰げるなんて・・僕は幸せ者ですね・・」 「まぁ、そう思ってりゃ良いんじゃない。ここまでの 君の出方はとっても好いわよ。初めの接吻(キス)も、その次の愛撫(ペッティング)も、今 交わって繋がってるりもね・・」 「有難うございます!僕は慣れてないもので、暫くはこのまま進んでよろしいか?」 「勿論よ。あっ・・ああっ、い・・好いわ!」少しの喘ぎを経て、小町と崎山は、又 上下で唇と下方を合わせた。
繋がり高まって行く二人の後方では、崎山の上司 一ノ瀬 建(いちのせ・たつる)と若手漁師の三浦 渚(みうら・なぎさ)が、女医と小柄な部下の 露わになり連結された下方の様子を、しげしげと 惚れ惚れと覗き込んでいた。「あぁ、いやいや・・小町先生のご指導、大したもんだ。崎ちゃん、すっかり『男』にされて高まってるな・・」と一ノ瀬が呟けば、渚も「・・ですねぇ。自分も初めて見せてもらうけど、いかんです。崎山さんの竿が堅くなって、先生の『中』に出たり入ったり・・。昂奮で、又 勃(た)ってきちゃった・・」と、苦笑しながら返した。
聞いた一ノ瀬は「ハハ、若いな。羨ましいわ。さっき、先生に有難いお導きを賜ったばっかりだろ。もう回復かよ?」 渚「有難うございます。まぁ、完全とは行きませんけどね。ですが、こうも生々しいとこ見てると、やっぱり昂奮新たってとこですね。」 「あぁ、分かるよ。さてさて、俺たちも見てるだけじゃ済まねぇ。ちょいとお手伝いをって思う訳よ」 「あぁ、お手伝いですね。何となく分かります」
渚の返事に頷いた一ノ瀬は、崎山に抱かれ その下で喘ぐ小町に「先生、ちょっとお邪魔してよろしいか?」と一言。聞いた彼女は「お邪魔?何か嫌らしい感じね。まあ良いわ。やってみて・・」と応じ。 「御意です・・」と頷いて返した一ノ瀬は、崎山との交合僅かに覗く菊花(肛門)に右の手指を延ばし、親指と人差し指をメインで 静かにじっくりと摩(さす)りを入れ始めた。小町の反応は鋭く、最初の一摩りで「あっ、はぁぁ~っ!い・・好い。つ・・続けて~っ!」と叫びを交えた喘ぎを発した。
一ノ瀬「お~、有難ぇ事です。どうかなと思いましたが、のっけからこうも感じて下さるとは・・。俺としては、是非この指技を診て頂きたかったって事で。あぁ、おいおい、崎ちゃん、感心しちゃいかんよ。腰の動きが停まりかかってるぞ!そりゃダメだ。折角繋いだ竿(チンポ)まで萎えちまう。そうなったら貴方は、間違ぇなく再検査だろうなぁ!」 小町を抱き、その上で動き続ける崎山は「わっ、一ノ瀬部長、そ・・それは勘弁して下さい。とても有難い、素敵な特別健診だと自分も思いますが、再検査だけはお許しを~!」
一ノ瀬は続けた。「そうだろう。だったらしっかり腰を動かせや。先生に失礼だろうが。ねぇ・・」と 下の女医に配慮するが如き物言いをした。聞いた小町は「うふ・・まぁそうね。洋夢君も、さっき初めて繋がった時の気分を思い出してすると良いわ・・」と一言。「あ・・はい、分かりました。初めて先生に繋がった時の気分で・・ですね」そう返すと、崎山は又 下方を動かし始めた。
「あぁ、おい渚!」 「はい部長・・じゃなかったノセさん・・」仕事を離れた時の相性で渚が返事。すると一ノ瀬は「見てるだけじゃ 又昇っちまうだろ。お前、まずは崎ちゃんの陰嚢(タマキン)をマッサージしてやれよ。俺は先生の菊花(しりあな)を攻める。上手くやって、二人同時に昇らせるって事よ!」 「分かりました。そういう事なら・・」意を決した渚は、小町の上で動き続ける崎山の 上下に揺れる陰嚢に手指を延ばした。そして・・
「崎山さん・・」 「おぉ渚君、聴こえたぞ」 「マジでいじって良いですか?」 「良いも悪いも部長・・じゃないや、ノセさんの指示なら やるっきゃないだろ」 「分かりました。では・・」 「俺ぁ許すぞ。お前に触られるのは初めてだけどな」 「ですね。気をつけてやります」そう返すと、渚は 崎山の陰嚢を手指で包み込む様に、ゆっくりと摩り始めた。
「あっ、うぅぅ、な・・渚君。初めてにしちゃ上手いじゃんか。それ、ちょっとの間 続けてくれろよ」崎山が素直に反応すると、渚は「あぁ、そりゃ有難うございます。そいじゃ、暫くはこんな感じで・・」右の手指を細かく動かし、彼は先輩の陰嚢を 柔らかく慎重にマッサージした。渚の手指の下では、上司・一ノ瀬のそれが、やや強い力で 小町の菊花の襞に手指を走らせていた。
「あはぁっ!ふぅぅ~ん!皆、い・・好いわぁ。海の男って、意外と手指の技持ってると思ったけど、その通りだわ。あぁぁ~っ!」上にのしかかった崎山に繋がれ動かれ、後方からは 一ノ瀬に菊花を攻められ昂らされ、次第に小町は昇りにかかっていた。上と下で顔を合わせた崎山も「せ・・先生!じ・・自分も、もうすぐ昇りますぅ~!」時折口舌を重ね 交えながら、崎山の呻きも大きくなって行く。4人がかりの行為が 15分は続いただろうか。やがて・・
「先生、の・・昇りますぅ~!」濃厚に小町を抱きしめた崎山が 再び呻いた。それを聞いた小町は「洋夢君、ちょっとだけ頑張って!あたしと一緒に昇るんよ!」 「分かりました。じゃあ、ちょっとだけ頑張りますぅ!」女医の下方に繋いだ 崎山の腰の動きがせわしさを増す。後方から仕掛ける一ノ瀬と渚は、休まず手指の攻めを続け。そして・・「ああっ、昇るぅ~っ!」目論見通りというか、小町と崎山は ほぼ同時に昇り詰めた様だった。
「あぁ、あぁ・・先生、有難うございます。ホント、有難き幸せですぅ・・」伏せていた顔を上げた崎山はそう言い、訪れた絶頂を素直に喜んでいる風情だ。「洋夢君、良かったね。あたしも気持ち良くて嬉しいわ」彼の下で、小町もそう応じた。「直ぐにのきましょうか?」と訊かれた女医は「直ぐはダメ!暫く このままでいて。さぁ、もう一度あたしを抱いて」 その言葉に、崎山は頷き、もう一度重なって行く。
重なる二人の後方で、摩りを入れていた手指を止め、又も結合部を覗き込む一ノ瀬と渚。「さぁさぁ、先生の核心、しっかりと濡れておるな。崎ちゃんの竿も、熱くスムーズに動けただろうて。所で彼、ちゃんと射精したんだろうな?」 「ノセさん、それ自分も気になりまして。動きは停まったけど、それは分からないですよね」 「あぁ、それな。まぁ 後少しで崎ちゃんが先生の上から離れるから、そうすりゃ分かるんじゃね?」 「あぁ、成る程ね。じゃあ、その時又 見させてもらいましょうか・・」
そうこうする内 数分が経過。小町は 上にいた崎山に「離れて良いわ。その前に・・」 聞いた崎山は「あぁ、分かりました。もう一度接吻(キス)・・ですよね」 「そうよ・・」その会話に続いて軽く唇を交わし、崎山は小町の上をゆっくりと離れる。繋いでいた竿が 朱に染まった熱さ残る秘溝から抜き離されて暫くすると、夥しい白い男精が ゆっくりと流れ出て来た。若い渚と大差ない量だ。
「ほぅ、凄いな・・」一部始終を視界に収めた一ノ瀬が、感心した様に言った。「崎ちゃんの精液(ザーメン)の量も、大したもんだ」その流れ落ちた男精が、仰向けに臥す小町の下に敷かれたバス・タオルの上に垂れ落ち始める。「さぁ、洋夢君・・」彼女はそう言いながら、崎山に 渚の時と同じ小さいガラス器を渡す。そして「これに、貴方が出した物を入れて。適当な量で良いから・・」 「゛分かりました・・」器を預かった崎山は、そう頷くと 指図通り実行した。
「改めて、有難うございました。後、アソコを清めないといけませんね」 「ふふ、そうね。嬉しいけど、適当で良いわよ」 行為を終えた崎山が、残る男精を舐め取り 接吻で小町に献じた後、手早く彼女の下方をウェット・ティッシュで拭い清める。「さぁ、いよいよ仕上げね・・」小町は、まだベッド上で両の脚を開いている。語る相手は一ノ瀬だ。「そうですね。この 3人を代表して、俺が仕上げてご覧に入れます」 「有難う。楽しみだわ。これで、特別健診も大詰めね」 「・・でですね先生・・」 「うん、何かしら?」 「三浦に崎山と同様、俺も正常位で承りますが、ちょっとだけハードな感じにしてぇんです」 「それは良いわよ。じゃあ、やってみてくれる?」 「分かりました。では・・」そう返し 小町の下方に進んだ一ノ瀬は、小町の両の脚を両の手で制すると、更に曲がりの大きい 激しい体位を試そうとし始めた。
(つづく 本稿はフィクションであります)
今回の人物壁紙 夏野ひまり
今回の「音」リンク 「サンクチュアリー(Sanctuary)」 by野呂一生(下記タイトル)
Sanctuary