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情事の時刻表 第40話「月下」

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周囲を岩礁に囲まれながらも 南側に僅かな砂地を擁する、周囲2km足らずの小島の 洞窟の様な窪みの所で、敷かれたマット上に 初美と美波 二人の女が仰向けに臥す。昇って輝きを増した満月が下方を照らし、妖艶さを否応なく盛り上げる風情だ。「いやぁ、好いぞ好いぞ。抜群に お返しには良い夜だな」傍らで見守る 中条が言った。「・・で伯父さん。今度は 先生方のスカートの中がどんなかを確かめたい訳ですね」糾す様に、豊が応じた。

「ハハ、悪いな。それ言われると、ちょいと俺も弱くてな・・」苦笑しながら、男が返す。聞いた若者は「ですが、初めから狙われてたのでは?これまでもご一緒した事あるけど、いつも全裸になる様な要求はされなかった様な覚えがありまして」 「ハハ 豊君、その通りやよ。俺はさ、全脱ぎより 半脱ぎで着衣乱れってのが一番昂奮するって事でさ・・」 「あぁ半脱ぎね。何んとなく分かります。その方が良いって男性(ひと)って、結構居られますもんね」 「そうそう・・。さ、それが分ったら、いよいよお返し・・な」中条はそう返し、美波に向かって言った。「さぁ、行きますよ・・」薄明りの下、彼女が無言で頷くのが分かった。

まずは両の膝を立てさせ、膝丈フレアのスカートを捲り上げ、曲げて開いて行く。股間の辺りが認められると、ショーツを着けていない事が分かった。「ありゃりゃ、のっけからノーパン・・か」 はっきりとは行かぬまでも、薄く茂る 股間の下草が認められた。「うんうん、茂みは好い感じやね。ささ、そいじゃ核心へと向かおうかい。ねぇ、美波さん・・」 「ええ。まぁお手柔らかにね」 「まぁ任されたい。俺は、滅多な事は致さぬて!」 「まぁ!信じても良いの?」 「是非、そうされたし!」

そう言葉を返すと、中条は美波の両脚を曲げ開き、ぐっと下方へと進む。俗に言われる「マングリ返し」の姿態で、股間の女芯が月明りでも拝める様 露わにして行く。「お~、期待通り。熱く燃えとるな。さぁ、その熱気を分けてもらうとするか」鮮やかな朱の輝きを放つ秘溝を暫しじっくり、ねっとり愛でると、中条はそこに顔を埋めて行った。

「あっ、あっ・・い、好い!」これが、この夜初めて男の口舌に秘溝を攻められた美波の第一声であった。「ホントは嫌。ねっとり視線で見られて、舐められしゃぶられて・・おぞましい。考えただけでもぞっとする。でも・・」 頭の思考とは裏腹に、体感は仕掛けられる刺激を受け入れようとする。「中条さん・・いや新(しん)さんの刺激って、粗雑さや乱暴な感じがしない。お願い。暫くでも良い。つ・・続けて。あぁぁ・・」

じっくりと 下から突き上げて来る様な快感に喘ぐ女看護師の反応を、見過ごす程 鈍い中条ではなかった。「よしよし、美波さん。温まり出したって風情だな。車で言や エンジンの暖気ってとこでな。確かよ、昔無敵だった F-1レーサーがそんな事言ってたよな。ドライヴと「H」は 暖気が大事なんだと・・」 その呟きを、美波が聴いていた。「あはっ、女の身体も、その『暖気』が大事って事かしら?」

口舌を巧みに使い、美波の秘溝の合わせ目に出し入れしながら嘗め回していた中条は、一旦行為を中断して「あっ・・嫌だなぁ美波さん。聞こえてたかな、俺の独り言・・」と返した。美波「はい、そりゃもうしっかり聞こえてますよ。もうそれ、本音でしょ?」 「は~い、ご免なせぇ。確かに本音かもですな。ですがやっぱり好きなんでしょうなぁ。このね、月明りに映える貴女の『核心』が言葉もねぇ位ぇ素晴らしい眺めなんです。今 天空に浮かぶ満月と変わらん位ぇね。世に『月下美人』て優れたお方があるらしいが、今の貴女はもう『月下美人の月下美尻』なんてね!」 

美波「ハハ、嫌らしい本音が出たわね。分かるわ。・・で、さっきまでの愛撫の技 とても素敵だわ。続けて下さる?」 中条「ああ勿論。そいじゃ、戻ります!」頷く美波の 無言の返事を確かめると、中条は再び口唇愛撫(クンニリングス)に戻った。「クチュッ、ニチャッ!」とかの愛撫音と、低い喘ぎが再び・・

ほぼ時を同じくして、初美と豊も高め合い始めていた。「初美先生、お久しぶり。宜しくお願いします!」 「はい。楽しみね。あたしたちも始めましょう・・」 返事を受け、豊はまず 仰向けに臥す初美にのしかかり、重なった。「もう少し、濃いご挨拶をさせて下さい・・」の豊の言葉に初美が頷き返すと、上と下で唇を合わせた。舌技を交えての 濃い接吻(キス)を暫く。

「豊・・」挨拶が区切られると、初美が言った。「はい・・」彼が返すと 「あたしね、今夜はこうして 仰向けのままでいたいのよ。ここからだとほら、好いお月様も良く見られるし。でね・・」 「はい、自分がどうすべきか・・ですよね」 「その通りよ。折角下半身露わになったんだし、君の立派なお竿を ここに来させてくれないかなぁ。そしたら、あたしがしゃぶって高めてあげるからぁ・・」 「あぁ、はい。有難うございます!何だか夢みたいだけど、まぁ良いです。直ぐ初めてよろしいか?」 「勿論!」

この言葉を聞いた豊は、一旦立ち上がると 初美の上体の上に中腰でしゃがみ込みにかかる。「あぁ、そうだ。先生・・」 「うん、何かしら?」恩師の返事を得た若者は 「お願いする前に、先生の乳房(おっぱい)見ちゃいけませんか?」 「あは、言うと思った。勿論良いわよ。そうしないと、お竿の礼儀が守れないかしら?」 「いやその通りですよ。流石は先生、お見通しだなぁ!」 「いやいや、と言うか 男は皆 そういう事には単純に反応するのよ」 「そうかぁ!ですが、それで良いんですよね?」 「その通り!」

濃い接吻が区切られた後 直ぐに己の竿(=男根)を 初美の顔に近づけようとした豊だったが、すんでの所で思い留まった。そして「じゃあ、少しだけ乳房にご挨拶しますね・・」と言いながら、淡色ブラウスの上方を剥く様にはだいて行く。「少しだけ、乱暴にして良いわよ・・」挑発する様な恩師の言葉に、以前の教え子は それを守る様に進めて行った。少し花柄のある 白いブラを下方にずらすと 魅惑の乳輪をそれぞれに頂く 優れた胸の双丘が表れた。

「あぁ、素敵・・」呟きながら、豊はまず 双丘の谷間に顔を埋めた。次いで 片側の乳輪を、ゆっくりと口に含んで招き入れ、舌先で愛撫の挨拶を。「あぁ、好いわ。上手よ・・」喘ぎながら称える初美に、豊は「先生、有難うございます・・」一瞬 口舌を離して答礼する。暫く こんな愛撫が続いた。

「さぁ、豊・・」初美が 促す様に言った。「はい、あぁ 次ですね」戸惑う様な返事を得て 「そうそう、今度はね、さっき美波さんにしてもらった事を あたしがするからさ。さぁ、君のお竿を あたしの顔に近づけるのよ」 「あぁ、はい。何となく分かります」そう返し、豊は一旦腰を上げた。そして「お顔の傍にっと。あ、こうですね」もう一度腰を落とすと、彼の亀頭は初美の口元ギリギリにやって来た。

「ふふ、もう分かる・・でしょ?」 「あぁ、何となくね」そう答えると、豊は 更に亀頭を初美の唇に近づけた。そして「じゃ、お願いします!」 頷き返した彼女は、ゆっくりと礼儀を正す亀頭に食らいついた。「ジュパッ、ニュプッ・・」なる鈍い音を伴い、女の口唇愛撫(フェラチオ)が始まった。一渡り区切られると 「豊、今度はね・・」恩師は又 新たな指図をするのだった。「はい・・」元教え子の返事を得ると「今度は、お袋(陰嚢)が舐めたいわ」 「有難うございます。じゃ、直ぐ用意を・・」豊はそう返し、竿が恩師の口唇から抜き放されると、今度は陰嚢を近づけた。これは

「あっ、うぅぅ・・これは、く・・来るぅ!」一度は覚え有りとはいえ、それは久しぶりの新鮮な刺激だった。初美の 陰嚢への愛撫は優れていた。絶妙な舌技で、豊は危うく射精まで押し上げられる所だった。「あっ、あっ、勘弁を!」喉まで出かかっていたその呻きを、豊は辛うじて凌いだ。「ふふ、豊・・」下からの舌技を一旦止めた初美が、豊に笑いかけた。「そして「我慢しないで、発射しても良いのよ」 

こうして 陰嚢への愛撫が区切られた。豊は「あ、いやいや・・何とか我慢します。やはり自分は、貴女と一つになって昇りたい・・です」 初美「分かった。そう来なきゃね。さぁ、今度はあたしがお返ししてもらおうかしら」 「はい、お返しですね。じゃあ用意します・・」言葉を区切った豊、腰を上げて初美の下方に回ると、これも膝丈のフレア・スカートをめ捲り上げ、露わになった ストッキングを纏う両脚を曲げ開いて股間へと進む。月明りに晒された 恩師の下方はやはりショーツが見当たらず、朱の秘溝がやや濃いめの下草に囲われる 素晴らしいものだった。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 紺野ひかる
今回の「音」リンク 「ハーヴェスト・ホーム(Harvest Home)」 by葉加瀬太郎(下記タイトル)
Harvest Home

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