轍(わだち)~それから 字余り
- 2017/02/18
- 12:05
お蔭様で、拙第二回連載も、何とか終了かなと言う所です。前回連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密」にも現れた、登場人物たちのその後を追う様な感じで綴ってみました。
総合予備校 佐分利学院の三生徒と、講師や元講師との深い情交を、もう少し引きずろうかとも思ったものでしたが、病的な異常レベルの描写は、現状拙方の方向ではありませんので、そうは致しませんでした。従いまして、今回作の情景は、養護主任 本荘小町(ほんじょう・こまち)と高等科生 豊野 豊(とよの・ゆたか)の、元講師 伊野初美(いの・はつみ)と中等科生 白鳥 健(しらとり・たける)の伯父 中条 新(なかじょう・しん)の、二組の男女の情交の推移をメインに記しました。それに、前年の夏の出来事から、初美と小町が消し切れずにいた、同じく中等科生 箕輪 徹(みのわ・とおる)への性的な想いと、それを、中条の助力も得て次第に消し去って行く所も、粗雑ながら触れてみたと言う所であります。
今回も、音楽リンクを試みましたが、前回の渡辺貞夫さんの盟友で、故人となった松岡直也さんの諸作を取り上げてみました。拙二十代の頃から親しんで参りましたが、聴き始めの頃は、同氏の余りに強烈なラテン色について行けず、暫く理解に苦しんだ記憶がありまして。
しかしながら、加齢につれて、何か波長が合うものを感じる様になり、親しみを深めながら現在に至ります。LPやCDも何作か所蔵しており、これから暫くは、渡辺さんの作品と共に、聴き返しながら次回作の構想でもと愚考を巡らしている次第。同氏への一礼と、追悼の気持ちもここで表したく思います。
と言う訳で、次回のネタ探しと構想の為、勝手ながら、拙連載は二度目のお休みに入ります。今春、当地愛知の桜の頃までに、三作目に入れればとも思いますね。それまで、拙ブログには、週一度位は顔を出すつもりでおります。まずは、お礼まで。春とは言え厳寒の時季。各位どうか、ご健康安全留意にて。
今回の壁紙 長野自動車道 梓川S.Aにて。長野県松本市付近。新潟交通 名古屋~新潟線(最終回にて、小町乗車の 新交興業バスのモデル) 2015=H27,4 撮影 筆者