2ntブログ

記事一覧

母娘(ははこ)御膳 第10話「秘講」

15867.jpg
クリスマスを翌週に控え、夜の街の喧噪も高まる金曜の夜、JRのN市中央駅近くの情報関連企業 F・I・T(株)本社上階にある、一部の者たちだけが知る隠し部屋で、女社長 花井 妙(はない・たえ)と、思わぬきっかけで知り合った、近くの予備校に通う浪人生 阿久比 周(あぐい・あまね)の、大声では言えない、課外授業が進む。電飾(イルミネーション)の盛んな時季を迎え、普段から華やかなJR中央駅の周辺は、一段と魅力的な夜景を見せる。

「ああ、素敵・・」窓を向く妙、呟く。「素敵・・分ります」後ろに寄り添う周、こう返し。「今の時季は、正月明けまで電飾(イルミ)を点けるとこが多いから、一段と見応えがありますね」 「そうなの。夏とかと違って、夜が華やぐのはやっぱり冬。さあ、周も同じ位、素敵にね」 「はい、今夜も上手く行く様にします。宜しくお願いします」着衣を緩めた二人は、立ったまま、もう一度深く唇を交わした。

「さあ、横になろうか」 「はい・・」妙、ゆっくりと、広めのベッドに臥す。様子を察した周、その上に、静かに重なる。「先生、とても好い感じ・・」自然な流れで、上からもう一度唇を合せ。「ああ・・、うん・・」妙の、喘ぎ始める声を聞きながら、舌技も使い、はやる気持ちを抑え、徐々に高めて行く。唇を離し、次は耳たぶに唇を重ね。少し歯を立てる「甘噛み」の仕草も交え、両の手は、首筋から肩、上腕、腋を経て、中庸だが好い形の、胸の双丘の裾野をゆっくりと巡る。ブラの部分を下にずらし、乳房に二度、三度と手指を走らせる。

妙は呟く。「前より、ずっと良くなったね。覚えが速いわ。楽しみ・・」 「有難うございます。こう言う事って、一方的(ワン・サイド)じゃダメですよね。二人共が高まって、歓び合えないと。理想論かもですが」周、こう返す。妙が「いや、その通りよ。で、そうなりたかったら、心がけが必要なの」と言えば、周「ああ、やっぱりそれが大事なんですね。では・・」と応じ、更に丁寧な愛撫を進め。

「先生・・」周が声かけ。「はい、何かしら?」妙が返すと、「今度は、脚の方から進めますね」 「うん。良いけど、さっきの耳の愛撫(ペッティング)、とても良かったわ。もう一度くれる?」 「分りました」周はこう答え、もう一度、妙の耳たぶに口づけと甘噛みを交互に行い。「とても好いわ・・」の返事を受け、次は、黒のガーター・ベルトとストッキングはそのままに、下肢から脚の愛撫に入り。低い喘ぎを聞きながら、脚から、腹部と下半身周りの愛撫が一段落すると「さあ、お互いの真実を晒しましょう」の妙の言葉を受け、俗に「椋鳥(むくどり)」と呼ばれる姿態(ポーズ)をとり、双方の、ショーツとブリーフを、ゆっくりと脱がせて行く。妙の「女の真実」と、周の若々しい男根、そして陰嚢が、ほぼ同時に姿を現す。

「さあ、周(あまね)!」妙は強く言った。「もっともっと、高め合うわよ」そう言って笑う。「はい、俺もですよ。楽しみです!」周もこう返し。彼の眼前には、下草に囲まれ深い紅に輝く、妙の「女の真実」がある。「よしっ!」落ち着いた、ローズ・ピンクの合わせ目に唇を重ね、静かに舌を挿し入れて行く。ゆっくりと、丁寧に舐め回すと「ああ・・こ、これもい・・好い・・」妙の喘ぎと呟きが、後方から途切れがちに聞こえ。

「さあ、あたしも返すわね」妙、こう言って、直ぐ上に礼儀を正す、周の男根に、ねっとりと舌を走らせ。「あ、ああ・・、す・・素敵です。せ・・先生・・」余裕を奪われた周、こう返し。妙は、彼の「自身」を更に深く咥え、又、陰嚢にも下草越しに舌を這わせる行為を、交互に行い。呻く様な喘ぎを、断続して発する若者。小半時程「椋鳥」の態勢で愛撫が続き。

「先生、お疲れでしょう。俺と上下入れ替わりましょう」周、妙に声かけ。「それも良いわね。じゃ、あたしが上から仕掛けるからね」彼女はそう返し、快く体位の入替えに応じ。臥した周の眼上に、ミニ・ワンピ風下着の裾を持ち上げ跨った妙の、美しくも貫禄の臀丘が重なる。「ああ、凄い・・。そして、綺麗だ。まるで、月の様・・」彼はこう呻き、再び妙の秘花に唇を合せ。これも再び、舌をうねらせ、合わせ目に狙った様に挿し返すと「んん・・ああ、周、何度でも好いわ。続けて!」 「かしこまりました。もっと上手くならないといけませんね」周、こう返し。妙「そうして欲しいけど、今は、受験が大事なのは分ってるわね。それからで良いわ」 周「分ります!進路が決まったら、その修行もしますよ。今は、こんなものかな?」

ベッド・インから小一時間の愛撫が続き、気持ちが高まった二人。妙「周、用意はいい?」声をかけると、周は「OKです。今夜は、後ろからでいいですか?」と返し。「いいわ。分るわよ。夜景を見ながら、したいんでしょ?」 「はい、その通り!図星ですね」 「まあ、君たちより少し余計に人間やったから、その位は分るわよ。君が心配するゴムは、今夜はなしね」 「・・ですか、有難うございます」そう話しながら、妙はベッドを起ち、窓際に手をついて前傾し、臀部を突き揚げ強調した姿勢で、周を誘う「さあ、来て・・」露わになった、落ち着いた朱の秘花は、又も周に興奮を促し。「行きますね」妙の後ろに寄り添い、腰から臀丘にかけてをじっくりとさすり。愛撫の仕上げだ。

暫く後、周は「そろそろ、繋ぎます」妙に合図。彼女が頷くのを確かめ、礼儀を正した男根に右手を添えると、左手で妙の腰を支え、ゆっくりと繋いで行く。肉壁に迎え撃たれた亀頭が、静かに滑って行き、突き当たって止まる。先端が、子宮口に達したのだ。
「ああ、ううう・・さあ、動いて」 「はい、只今・・」喘ぎを聞き、周は静かに、前後に腰を始動する。薄暗い隠し部屋の中、彼の男根は、妙の秘花の中で、現れては消える、前後動を繰り広げる。「あっあっ・・うっうっ・・あ・・周(あまね)、い・・好いわ!そ・・そのままう・・動いて・・」男根の先端に、子宮口を突かれ刺激され、彼女は、小刻みな喘ぎを発する。

周も「うう・・んん・・た、たまらない!」呻きながら、動き続ける。先端が子宮口に当たって生じる「ポルチオ性感」は、男の側にも、格別の快感を齎(もたら)すらしい。大きくは捲り上げず、縁を微妙に覆う、黒下着の裾から半ば覗く、臀丘の様が、むしろ周を興奮させる。彼は、この様な尻の見え方が好きなのだ。

二十分近い、後背位(バック)の交わりの後、周は「先生、又一服して下さい。今度は、俺の上に座って下さりゃいいですよ」妙に声かけ。彼女は「ああ、分るわ。君が立派なものを立てて、その上にあたしが座るんでしょ。そのまま繋がれるって寸法よね~!」笑いながら返す。「そうです。それなら、二人でそのまま夜景を続けて見られますからね」周も、笑って応じ。

二人は、ソファを窓際ギリギリに置き、まず周が座る。その上に妙が跨り、下から男根を立て、上から秘花を下ろす様に繋いで行く。再びの歓喜。「うう、これも好いわ。夜景の見え方も、ちょっと違うみたい・・」妙は、下からの快感を味わいながら、滲む様な景観に目を遣る。そして・・「周・・」 「はい・・」 「今夜は、まだ達しないの?」 「ああ、済みません。今夜はまだイってませんね。もう少し、頑張れそうです」 「そうかぁ。修行の甲斐があったかな?持ち応えられる様になったかしらね」 「ハハ、そうかも・・」繋がり、腰を動かしながら二人、笑う。

夜景を愛でながら、更に二十分程の行為の後、妙は「周、まだ夜景、見たい?」と問い。「ええ、見ていたいですね。夜景って、結構変化して面白いんですよ」下の周、こう返し。妙「分った。じゃ、又あたしが前になったげる。君は後ろについて、又喜ばせてね」 「かしこまりました。俺、後ろからするの、何となく好きなんです。先生に前になって、教えて頂くって感覚が良いのかなあ?」周が返すと「まあ、嫌らしいわねえ!あたしは、君の顔が見えないから、余り好きくないんだけど、まあいいわ。さあ、その姿態(ポーズ)に戻ろうか。今度で、絶頂まで行くからね」妙はこう応じ。 「了解です。タイミング一緒でイカないと・・ですね」 「うんうん。まあ、最初から無理しないって事ね」

会話が区切られると、妙は再び窓際に手をついて前傾、臀丘を高く突出し、後ろに戻った周が、腰を支えて、男根を秘花に返す。子宮口に先端が繋がり、再びの大きな喘ぎ。それを合図に、周は再び前後動を再開する。
「周(あまね)、いい?」喘ぎながら、妙が言う。「は・・はい」周は、かすれ声の返事。「もう少し、腰の動きを速めるの。あたし、思ったより早く達しそうだから、できたら君と一緒に昇りたいのよ。それとね、その瞬間が来たら、何も考えないの。あたしの中に、全部出していいから」 「分りました。その通りにします」こう言葉を交わす頃には、周の興奮は臨界に達していた。速まり、強まる動きの暫く後・・「せ・・先生!イきますぅ~!」 「好い!いいわ!イって~!」そして、絶頂。濃厚な、若者の男精が、女社長の「真実」の中に、熱く放たれる。

「こ・・今夜も、良かった~」 「お・・同じです~」絶頂の妙、ぐったりと上体を窓際にもたれさせ、力の抜けた下半身を、後ろの周が支える。峠を越えた後の、後戯も大事だ。周は、左手で、脱力した妙の腰回りを支え、右手で、余韻を味わえる様、尻や脇腹、太腿辺りを交互に愛撫。「好いわよ。優しいわね」妙も、誉めの一言。

暫く後「離れていいわよ」の言葉を受け「有難うございます!」周、連結していた男根を、ゆっくりと離す。妙の秘花から、濃い白の男精が現れ、流れ下る。「周・・」妙が呼ぶ。「はい」 「現れたのを、君の口で掬って、あたしに頂戴」 「かしこまりました」彼は、己の発した男精を、妙の秘花に重ねた唇で受けると、彼女の口元へ。「キスして・・」身ぶりで命じられ、そのまま唇を合せる。そして、まだ熱い男精を、口内へと流し込み・・。

「凄いですね」周、呻く様な一言。「ふふ、若者の男精って、何か好いわ。元気が感じられて」妙、笑う。周「それにしても、素敵な夜景ですね」 妙「うん。さっきも言ったけど、特に今から正月にかけてはね」 「又、見られる様努めますよ」 「うんうん。頑張ってね」
暫く後「さあ、今夜はこのまま泊まろうね。もう一度、シャワー浴びて休もう。きっと、好い夢見られるわよ」妙が言い、周も「・・ですね。今夜は、有難うございました!」 「二人一緒に使おうか!」 「好いですねぇ!」同時のシャワー、着衣を直してベッドに臥す二人。「お休み!」 「お疲れ様でした!」果たして、夢の続きは・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 石原莉奈
久石 譲さんの今回楽曲「フラジャイル・ドリーム」下記タイトルです。


コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hakase32

Author:hakase32
愛知県在住の後半生男です。恐れながら、主に18歳以上限定内容を記して参ります。

お手数ですが、拙各稿を初めからお読み下さる場合は、下方にあります月間アーカイブ他のご利用をお願い致します。
他ブログを含め、拙記事の無断転用及び引用は ご遠慮下さい。

下記ランキングに参加しております。
クリックをお願いできれば幸いです。

官能小説ランキング

アクセスカウンター

愛と官能の美学

Shyrockさんの R18読み物集。他の作者各位も多数リンクされています。入口は、下記タイトルです。

赤星直也のエロ小説

赤星直也さんの R18読み物集。入口は、下記タイトルです。

未知の星

赤星直也さんの R18読み物集もう一つ。他の各位の作品も収録されます。

Mikiko's Room

Mikikoさんの、カテゴリー豊富な R18読み物集。独自視点の旅日記も好感です。

Adult Novels Search

R18 読み物の検索サイトです。

ブロとも一覧

拙バナーです

知人様より、優れたバナーを賜りました。必要時はご利用を Produced by Shyrock

もう一つの 拙バナーです

知人様ご厚意により、拙バナー追加編も賜りました。必要時はご利用を。 Produced by Shyrock

清き一票を(笑)

下記ランキングに参加しております。

日本ブログ村バナー


にほんブログ村 →できますれば、こちらも応援を・・

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

これまでの拙連載「想いでの山峡(やまかい)~林間学級の秘密(2016=H28,9~10)」と「轍(わだち)~それから(2016=H28,11~2017=H29,2)」  「母娘(ははこ)御膳(2017=H29,3~6)」  「南へ・・(2017=H29,6~8)」 「交感旅情(2017=H29,9~12)」 「パノラマカーと変な犬(2018=H30,1~5)」  「ちょっと入淫(2018=H30,6~10)」 「情事の時刻表(2018=H30,11~2019=R1,6)」 「レディオ・アンカーの幻影(2019=R1,11~2020=R2,5)」 「この雨は こんな風に聴こえる(2020=R2,6~2021=R3,3)」も お読み頂けます。