母娘(ははこ)御膳 第19話「交位」
- 2017/04/20
- 14:55
正月二日の遅く、広い花井邸の居間で、女社長 妙(たえ)と、予備校生 阿久比 周(あぐい・あまね)、そして豊野 豊(とよの・ゆたか)、三人の絡む「夜の年始」が続く。周は、妙から己の下方を高められて礼儀を正し、答礼の、彼女の下方への愛撫を一通り終えた所であった。三人とも、下半身は既に裸の状態だ。
「周・・」妙は言った。「とても好い。さあ、続きはベッドでしたいわね。あたしを連れてって」 「はい先生。俺たちの寝室で良いですか?」「そうそう。あっ、そうだ。お姫様抱っこでお願いね!」聞いた周、ちょっと気恥ずかしくも、すぐに「分りました。只今・・」こう返して、妙を抱き上げると、彼たちに当てられた寝室のベッドの一台へ。
ワンピの胸と裾をはだけた妙が仰向けに臥すと、寄り添って来た豊を呼び「お前も、挨拶をするんだ」「了解です!」彼は返すと、曲げ開かれた妙の脚の間へ進み。臀丘を手指で摩(さす)りながら、眼前に出た、下草上の秘花に唇を重ね、ゆっくりと合わせ目に舌を滑り込ませ、愛撫に入る。周もほぼ同じだったが、四十八手の「立ち花菱」に近い姿態(ポーズ)の愛撫(クンニリングス)だ。「ああ・・ああ・・好いわ。続けて・・」再び、艶やかな喘ぎが始まる。
「豊も上手だな・・」 「ジュルジュル」と、リアルな音と共に進む愛撫に感心する周、もう一度、妙の上方に回ると、唇を奪い、胸の双丘に按摩を加え、手にした筆で、耳たぶや首筋、腋、胸の双丘などを順繰りに愛撫して行く。「あ・・周も上手。好い感じで高まれるわ。もっと、もっと・・続けて」妙に促されるまま、暫くは上と下から愛撫が続く。小半時程後・・
「周・・」妙は、彼に、下方をソフトに攻めていた豊と交代に、同じ位置に来る様呼び。「はい、只今・・」一旦離れた豊と入れ違いに、妙の脚の間に進む。「さあ、用意はいい?」 「いいですよ。今夜はゴム、どうしましょう?」尋ねられた妙、一呼吸置いてから「なしで良いわ」と返事。「マジで?」 「大丈夫ですか?」彼たちが念の為訊き返すも「安全日だから大丈夫。薬(経口避妊剤)も飲んでるしね」と応じ。
「お言葉を信じます」周はこう言い、礼儀を正した男根の先を、仰向けに開かれ、加湿された、妙の秘花に合わせる。「OK、さあ、来て!」彼女の合図で「繋ぎます・・」ゆっくりと腰を落とし、男根の先を肉壁に迎えられ、導かれるまま滑らせて行く。やがて亀頭の先端が、当る様な抵抗を感じる所で止める。ここで、子宮口に達し、連結が果たされる。「ああ・・んん・・い・・好い!」ポルチオ性感がもたらす、心地良い喘ぎ。そして「さあ、動いて!」下から促される周「はい、只今・・」こう返し、ゆっくりと腰を上下に起動。初めの内は、肉壁へのダメージを考え、スローな動きで進める。
一方の豊、連結を確かめて、喘ぐ妙に、もう一度唇を合せ。「んん・・うう・・ふんんん・・」彼女は声を奪われ、籠った喘ぎを上げ続け。胸の双丘按摩を終えた後、繋がって、腰の運動を続ける周の後方から、慎重に交合部を覗き込む。「いや~凄い!ホント、百聞は一見に然かずだわ・・」二つの美しい命を送り出した、下草の上に咲く、大人の秘花と若い男根の生々しい合体。血管の浮かぶ幹が、露出した、濡れた陰唇に出たり入ったりしている。豊は、前触れ液の滴る、下方の礼儀を究極まで正しながら、何とか暴発を抑え、努めて冷静に観察を続けた。
妙「ああっ、ああっ、あ・・周!」 周「はい、何でしょう?」 「も・・もう少し、強くして良いわ!豊も、後ろからしたい事があるでしょ」 「はい・・ですね」 腕の下に妙を抱きしめた周、胸の双丘を摩りながら、豊に目で「筆を使え!」と指図。豊は応じ、再び周の後ろに回ると、二人の交合部や妙の臀丘、男根の攻めを受けない菊花(肛門)、周の陰嚢や下草などに、柔らか目に筆先を走らす。「ううっ・・ふ・・ふ・・ふぅぅ~ん!こ・・これも好い!」彼たちはどうやら、妙の新しい愉悦を開発した様だった。
最初の連結から小半時後、周は妙に「先生、お疲れでしょう。一度、俺が下になりましょう」と声かけ。「好いわ。じゃ、君に跨るわね。豊はさっきの、続けてくれる?」 「かしこまりました!」彼たちは、声を合せて返し。周が仰向けに臥し、上に妙が跨って、連結を取り戻す「時雨茶臼」と言われる騎乗位で、行為再開。唇を合せながらの進行。豊は後ろに回り、妙の臀丘を手指と筆で摩って応援す。
次に「鳴門」と言う座位。周が、妙の下から一旦解いた連結を回復し、両の脚を拡げて、交合部を明るみに。豊はこれを受け、今度は、正面から二人の交合部や、濡れた下草を筆で摩って高めて行く。「ああっ、ああっ、ううう・・」高まる、妙の喘ぎ。意識する訳ではないが、周と豊は、妙の新しい愉悦を、次々に押し開いて行く感があった。
暫く後「さあ・・」妙が促す。「はい・・」周が返すと「もう一度、上に来て。あたしの上で、絶頂を迎えて欲しいの」 「分りました。返します」彼は、もう一度妙を抱くと、男根をゆっくりと秘花に返す。そして、これまでより強め速めに腰を動かす。応援の豊も、もう一度、筆を交合部と臀丘、陰嚢に交互に走らす。大きくなる喘ぎと吐息の下、十分程後、絶頂に達す。
妙「周、良かったわ。暫く、そのままね」 周「はい、有難うございます。大丈夫、直ぐは動きませんよ。豊も、有難うな」 豊「いやいや、当然の事ですよ」更に十分程後「離れて良いわ」応じた周が、連結を解いて男根を離すと、妙の秘花から白い男精がゆっくりと流れ出。「周、分ってるでしょ。あの事をして」 「はい・・只今」周はこう返し、流れ出た男精を舌で掬い、妙に口づけで送り込む。
この儀式が終わると、次は豊の番だ。唇を重ね、下方への愛撫をもう暫く、そして・・ 今度は、周のと同様に、堅く礼儀を正した豊の下方が、再び加湿の、妙の秘花にゆっくりと繋がる。「ああっ、こ・・これも、い・・好い!」先端が肉壁を滑り、子宮口に届く、深い連結を果たす。
「さあ豊、動こうぜ・・」周は後ろに回り、妙に重なった豊の臀丘を、軽く「ポンポン!」と叩いて、腰の動きを促す。様子を悟った豊は、慎重に上下動を開始。繋がれた男根が、周の時同様、血管を浮かび上がらせ、動物の様な生々しさで、秘花への出入りを見せる。妙の喘ぎに興奮した周、筆で彼女の臀丘と、加湿した交合部、菊花や豊の陰嚢とかの愛撫を交互に。
十数分を経て、昂ぶりが一山を越えると、豊は妙の上を離れ、「碁盤攻め」と呼ばれる、後ろからの攻めに移る。半脱ぎの前かがみで、臀丘を突き出した妙の後ろに寄り添い、左手で腰を支え、礼儀を守る、右手を添えた男根を、熱帯びる秘花へと返す。周に唇を奪われての、籠った喘ぎを聞き、腰が臀丘を打つ「パン!パン!」との、乾いた音を立てながら、強めの前後動。これも約十数分。最後は、やはり妙の希望を入れ、周の筆技を交え、豊が上に重なり繋がっての正常位で、高みへと進む。彼とは、最初の連結から半時余りで、絶頂に達した。
「ああ、ああ・・、よ・・、良かった」 「有難うございます。お・・俺も、お蔭で昇れましたぁ・・」深呼吸をして唇を交わし、笑い合う妙と豊。傍らで周も「お前、良かったなあ」と笑う。「起ってる間は、繋がってて好いわよ」妙に笑顔で声をかけられ「はい、有難うございます」豊も、笑顔で返す。数分後・・「そろそろ、離れますね」 「うん。あの事は、お願いね」 「かしこまりました」豊、ゆっくりと妙の下を離れ、流れ出た男精を、周と同じやり方で献上。彼たちはその後、妙に開脚を願い、残った秘花の男精を清める。
「二人、好かったわよ」妙は、機嫌良く語った。そして・・「でも、まだ若いんだから、もう一度位できるでしょ?」 「ええっ?はい、まあ、それ位は好いかなって気もしますけど」周は曖昧に答え「豊、お前はどうなんだ?」と、水を向ける様に尋ね。応じる豊は「ああ、はい。まあ俺も、阿久比さんと大体同じかなぁ・・な~んて!」と曖昧に返す。「よし!」様子を見た妙は続ける。「じゃ、もう一度しよ!ただね・・」 「はい、ただ・・何でしょう?」周と豊が訊き返すと「今度はね・・」と、それぞれに耳打ち。聞いた彼たち、一瞬で、表情が一変して行った。
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 4/24月曜以降に掲載予定です)
今回の壁紙 JR紀勢線 相賀~尾鷲間 三重県紀北町。物語中 豊の故郷 北紀(ほっき)町のモデル。2015=H27,10 撮影 筆者
久石 譲さんの今回楽曲「レジェンド(Legand)」下記タイトルです。