母娘(ははこ)御膳 字余り
- 2017/06/16
- 20:36
度々の書き出しになるかもですが、お蔭様で、拙第三回連載も、無事ひとまずの終了に漕ぎ着ける事ができた次第。ご一読下さった各位には、この場をお借りし、一言御礼申し上げます。
前二作より、少しずつ登場人物の人間関係を見直し、今回は、一浪の末 最後には志望上位の私立大入学を果たす受験生 阿久比 周(あぐい・あまね)が、受験準備をすべく通う予備校への通学途上、地下鉄列車内で邪心を起こし、たまたま乗り合わせた当初は女子高生 花井 宙(はない・そら)に悪戯を仕掛けた事がきっかけで、彼女の母で会社社長 妙(たえ)や、姉で予備校講師の結(ゆい)、同じく養護主任で、前作にも現れた 本荘小町(ほんじょう・こまち)、それに下級生の豊野 豊(とよの・ゆたか)らと繰り広げる、大声では言えない所もある人間模様を、終盤の受験準備から合格、そして入学までの、ほぼ半年間に区切って、綴って参った次第です。
今回の音楽リンクは、違和感ありを覚悟で、映画やアニメーション・ドラマなどの音楽でも実績のある、久石 譲(ひさいし・じょう)さんの諸作を上げてみました。同氏は、前出の渡辺貞夫、故・松岡直也の各位と共に、元々はジャズ系の方の様ですが、よく知られている様に、クラシックやヒーリング音楽の影響を強く受け、作品も、それを反映した荘重(そうちょう)で高品位な楽曲が多く、R18読み物とのコラボはどうか?との想いもあるにはありましたが、冒険の意も込め、敢えて実行した次第です。
前二回に倣い、勝手ながら、次回作の構想とネタ探しの為、拙連載は暫くお休みに入ります。来月前半を目途に、次回連載を始められればと心得ます。ブログ・ランキングなどを頼りに、他の書き手の方々の作品を拝読に伺う事もありますが、中には、連載途上で構想が変わり、途中休載となったり、一度載せた作品を、同様の理由で、改めて書き直したりのケースもある様です。
拙者も、やむなきとなれば、同様の手立てを取る可能性もありますが、なるべくなら、当初の構想をしっかり立て、途中で連載が空く様な事態は避けたいと言うのが正直な所。お休み中も、週一度位は顔を出し、途中の状況がお知らせできればとも思う所です。
まずは、お礼まで。梅雨時とは思えぬ晴天の続く、当地東海地方ではありますが、このままでは終わらないでしょう。続く、雨がちの時季に入りましても、引き続き各位のご健康安全を祈って、本稿とさせて頂きます。
今回の壁紙 JR中央西線 大曽根駅にて 名古屋市東区 2017=H29,4 撮影 筆者