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交感旅情 第3話「姦談」

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「おや、伯父さんとこにも、何か来ましたか?」 「ああ、来た。初ちゃんからだ」 「ハハ、丁度良かった・・」 「うん、まあな・・」深夜の居室で、夜着姿の周(あまね)と中条(なかじょう)は、顔を見合せて笑った。双方のスマート・ホン、周は宙(そら)から、中条は初美(はつみ)から、それぞれLINEで言葉を受け取る格好だ。

「ノーパンか。好いなあ・・」周は呟く。「ねえ、周さん・・」宙の言葉に「はい、何?」と返し。「あのね、亀さんは元気?」 「言わなくたって、ビンビンさ。ついでに言えば、玉袋や下草も好い感じで・・」 「ああ・・こんな時こそ、一緒にいて欲しいわ。亀さん、もう先っぽから我慢汁を吹いてるんでしょ?」 「まあ待てよ。幾ら貴女が素敵だって、まだそこまでは行っておらんな」 

聞いた宙「もう早くしてよ。あたしはもう、下方が熱くて仕方がないわ。離れてたって、こうしてスマホで言葉をやり取りしながら昇る事だってできるでしょ」 周「ハハ、お熱い男女のキャッチ・ボールって奴だな。まあいいや。俺のも随分温まって来た。夕べがあんなでなかったら、それに貴女が危険日でなかったら、誘いに行ったかもな」 「・・もう。今度必ず実行してね」 「ああ、約束する」こう言葉を交わしながら、自室のソファにうずくまった宙は、己の秘溝に指を走らせ、周は、左手をその亀頭に駆け回らせる。手コキと指マンの自慰(オナニー)で、昂ぶり出す。

一方の、初美と中条。「新(しん)さん・・」 「はい、何かな?」 「このLINE、周君も見てるの?」 「その事ぞ。実はさ、さっきから、彼のとこにも宙ちゃんから、LINEのお言葉がしきりに来てるんだよな」 「まあ、素敵な偶然だわ。ねえ、周君は当たり前だけど、貴方の男根(コック)も元気かしら?」 「はい、ちゃんと起きてますよ!」 「ふふ、起きてます・・か。勿論『勃起』て事よね」 「御意(ぎょい)にございます!」 「よかった!彼たち二人って、勿論昂ぶり合ってるんだよね」 「・・ですね。さっきから、周君は呻き声を上げてる・・てとこで、初ちゃん、モノは相談だが」 「はい・・」 「ああ、その前に、さっきの質問に答えんといかんな」 「そうよ。下着は何だと思う?」 「うん、やっぱり、ちょっと冒険して『T』かな?」

返信に、少し間がある。その折、中条は周に「LINEをさ、音声に替えよう。こちらから、彼女にかけてやってくれるか?」 周は呻きを止め「ふっ、ふっ、あ・・わ・・分りました。直ぐかけ直しますね」改めて、宙に電話。「悪いな。声が聴こえる方が良いらしい」 宙「ううん、いいわ。さ、ここからが面白くなるね」

「さあ、初ちゃん・・」同様に、初美に電話し直した中条が続ける「はい・・」 「多分貴女は、俺の喜ぶミニ丈のバス・ローブみたいなのを着けてる。下は多分『T』だろうな」 「ブーッ!残念ね。ミニ丈はその通りだけど、下はなし。ノーパンよ。お尻の下は、バス・タオルでね」初美、笑いながら返す。「おやおや、宙ちゃんとほぼ同じじゃねぇかよ・・」そう思いながらも中条「いやー、想像不足で悪かった。折角声が聴こえるから、俺たちも高め合うかね?」 「ふふ、好いわ」

「周君、喋っていいか?」 「はい、伯父さん。何でしょう?」 「本意じゃねぇんだけどさ」と前置きして中条「どうやら、お互いのモンを曝け出さんと、収まらなくなりそうだな。恥を忍んで、やるか?」 「まあ仕方がないですね。やりましょう!」こう言い合い、周と中条は、互いの男根を披露し合う事となった。「よしっ、再開だ!」 「はいっ!」周は、再びスマホの向うの宙と、熱い言葉を交わしながら自慰を再開。合間にサイダーをあおりながら、行為を進める。

中条も、同様にしながら「ああ、初ちゃん。貴女の燃える秘溝が見える様だわ!」音声が届く様になったスマホに、中条が語りかける。「あたしもよ。すぐ傍で、貴方の男根の温みが感じられる様だわ。新さん、高まってる?」 「勿論!でも焦らずに、ゆっくり昇りたいな。昂ぶり方は、女の方がゆっくりだって言うしな」 「そうよ。想像してくれて有難う」一区切りして、初美「新さん・・」 中条「はい、何?」 

初美「あたしの秘溝、直ぐにでも舐めたいでしょう」 中条「ああ、無性にな。今も眼前にさ、貴女の秘溝の花が二輪、咲いてる様な。こうやってさ、合わせ目にじっくりキスして、間に舌を滑り込ませるんだ。マッサージする感じで、ゆっくり出し入れしてると、貴女の秘液が沁み出して来て、愛する音が段々大きくなるって・・」 「あ、ああ、好いわ。そ・・そうよ。い・・今もね、あたしの開いた股間に、貴方が控えてる気がするわ。そして・・」 「うんうん、遠慮は要らんよ。続けてくれ」 「それでね。あっ、あっ、今夜はあたし、何か敏感だわ。貴方と電話で喋ってるだけで、イキそうな気がして、はぁぁ~!」 「うんうん、好い感じだな。ついでに、俺のしゃぶってくれりゃ、完成だよな。うっ、うっ!」 「ホント、それよそれ!それができないのが残念だわ!」 「まあ直ぐに昂るなかれ。時間は後少しある。ゆっくり昇ろうや」 「ええ、そうね・・」

初美と中条が電話越しに昂る間、宙と周のやり取りも似た様な風情だった。周が「宙ちゃんの秘溝が、眼前にチラついて仕方がない」と言えば、対する宙も「あたしもよ。貴方の亀さんがすぐ傍にいて、体温が感じられそうなの」と返し、そして「ねえ、亀さんの写メ送ってよ!」 「OK。そう言う事なら・・」そう返した周、己の男根を、亀頭を強調して自撮りすると「貴女の秘溝も送れよ」と、要求文を添付して送る。数分足らずで、これも自撮りした宙の、下草を伴う秘溝画像が返信される。「よ~し!」気合を入れ直す周「これで、昇れるぞ!」これに気付いた中条は・・

「初ちゃん・・」 「はい・・」 「彼たちな、こんな事やってるぞ!」中条は初美に、宙と周が、互いの陰部を自撮りして、写メで送り合った一部始終を話した。聞いた初美は「・・で、貴方もそうしたいの?」 「ああ、まあね。無理ならいいが・・」 「仕方がないわねぇ。じゃ、今回は同意だわ」 「そうか、有難う!」途端に元気を取り戻した中条は、まず己の男根を、陰嚢と下草も分る様に自撮りの上、写メで初美に送る。折り返しで、彼女の秘溝の画像が、臀丘と下草、それに菊花(肛門)の様子も分るアングルで届いた。

「いやー、流石(さすが)、惚れ惚れするわ!」受けた中条、感嘆して初美に告げ。「ふふ、これでいよいよ、今夜最後の高まりね」 「ああ、行くよ。宜しく・・」画面に映った、お互いの下方をじっくりと眺めながら、初美と中条は、最後の昇りにかかる。同じ事をした、宙と周も、近いタイミングで高まり合い。「ああっ、ああっ、い・・イく~!」 「こ・・こっちも、昇るぅ~!」まず周、次いで中条、宙、初美の順で、頂きへ。

「ああ、良かった・・」誰からともなく、次いで、関わった四人全員の口から、この言葉が発せられた。「写メ有難う。とても良かったよ」周は宙に、中条は初美に、それぞれ一礼を口頭で。「ふふ、こちらも良かったわ。男精は、濃く出たかしら?」女二人から、この様に訊かれ、男二人は「ああ、濃くて好い感じだ」この様に返した。「有難う。お休み!」暫く談笑の後、交信が終わった。

「いやー、良かった。けど、ちょっとだけ疲れた・・かな」中条が言うと、周「・・ですね。でも、心地良い疲れって言うんですか。気だるさって言うんですか。こう言うの、自分は好きですよ」 「そうか。そりゃいい。シャワーはどうする?」 「もう、なしで大丈夫です。ここは、自分が片づけて洗っときますんで、伯父さん、遅いですし、もうお休み下さい」 「分った。有難う。明日午前、栄町の須見さんとこへ、切符とかの受け取り行くんで、そこまでつき合ってくれるか?」 「ええ、勿論!」 「じゃ、後は宜しくです。君も程ほどに休めよ。朝は意外と、ゆっくりとは眠れんもんだ。理由は分るな」 「はい。あ、あの事ですね!」 「そうそう・・」

「夕べから有難うございました。お休みなさい!」 「お休み。ご苦労さん!」中条は、寝室へと下がる。居間に残った周は、空き瓶とグラスを下げ、卓上拭きと洗い物を済ませた後、中条愛用の、補助椅子を噛ませて延長した長手ソファに臥し、TVの深夜番組をチェックしながら、眠りに就く。朝方、ゆっくり眠れない理由は、次回冒頭に譲るとしよう。時に 3am・・
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 小倉奈々
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「Someday Somehow」下記タイトルです。
Someday Somehow

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