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交感旅情 第38話「帯熱」

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この行程で初めての雨の夜、二日目の宿の部屋で、男女六人の、二手に分かれての交歓が続く。木下姉妹と中条が、高み近くまで昇って行く一方で、初美と周(あまね)の、宙(そら)を交えての行為も、進行していた。

「初美先生、自分は・・」次第に息を荒げながら、周は言った。女が頷くと「(佐分利)学院で、受講していた時から、ずっと憧れておりました!」傍らで、チア・リーディング風ミニコスで「体育座り」して、彼を挑発していた宙が、クスリと笑う。

「ふふ、分るわ・・」唇の交わりを区切った初美は、笑って返した。「そう言う感情を持った男子生徒は、学院の高等科には、何人もいたんじゃないかしら。君だけじゃなくてね。でも、告白は嬉しいわ。有難う。今夜はね『先生』と呼ばなくていいわ。君自身も『俺』って言葉でよろしい」 「はい、初美さん、分りました。次、進めますね」 

初美「いいわ。でも、暫くは胸周りを進めてね。新さんもそうだけど、貴方も黙ってると、お尻や下半身ばかりになりそうだから」 周「どうも済みません!そうですね。そこは気をつけて行きますから・・」そう返すと、周は、初美のキャミソールとブラを下へずらし、「C」と「D」の中間位の、胸の双丘を誘い出した。

「ああ、何度見ても、綺麗な肌、素敵な形・・」感嘆しながらも、周は、傍らの宙を呼び寄せた。「よしっ、初美さんの乳房(おっぱい)、二人でじっくり味わおうや」 聞いた宙「ふふ、いいわよ。あたしも、この方の乳房 とても憧れてるの。夕べも、とてもいい感じだったし」この様子を見た初美は、内心で少し困惑した。「やだ。宙ちゃん、ちょっとあたしを支配して、新しい快感を開発しようとしてるとこがあるのよね。少し不安・・」そうは思いながらも、周に組み敷かれた横から、片方の乳房にむしゃぶりつかれると、はっきり拒む事はできなくなった。

「チュウチュウ・・」女の乳房を吸う、若い二人の発する音と、「んん・・ああ・・」仕掛けられる初美の、小さ目の喘ぎが聴こえる。周は この間にも、初美の腋から腹部へと摩(さす)り回り、首筋辺りは、宙が愛撫を施して行く。「ああ、いいなあ。素敵な身体・・」 「うんうん、分るよ。あたしも、とても憧れる体線(ボディ・ライン)だもの。ウェストの括(くび)れも、素敵そう・・」言葉を交わすでもなく、宙と周は、初美の上で、そんな想いを共有して行った様に思われた。

一方の、由紀と中条。彼の上に、後ろ向きに上がった彼女の、Tバック・ショーツが下ろされる時が近づいた。「さあ由紀ちゃん、熱が醒めん内に、核心へと進もうな」男が声をかけると「そうしましょう。お熱い内に、次行こう・・ですね!」 「そうそう・・」こちらも、傍らで 姉の由香が、胸元をはだけ、下半身をチラ見せしながら挑発を試みている。

「よしっ、それじゃ・・」中条は、上に跨った、由紀のミニ・アンダーの両脇をまさぐると、ゆっくりとショーツを下ろしにかかった。満月の様な、色白の臀丘が、遂に一糸纏わぬ姿を現し、薄暗い照明の下、薄めの下草に囲われた「女の核心も」ぼんやりと見て取れる。「由紀ちゃん・・」男が言った。「はい・・」 「もう少し、おケツを下げてくれると嬉しいな」 「そうですか。ほな、やってみましょう・・」

由紀が腰を下げると、その陰裂がもう少し広がり、朱に色づく核心が、中条の眼前に露わになった。もう処女ではないだろうが、経験値が少なそうな事は、土手の高い大陰唇や、その中程に控える、陰核(クリトリス)や小陰唇の、ルビーを思わせる美麗さからも、想像がついた。「ああ、こりゃ好い。一種 芸術みてぇだな。こりゃ・・」男は呟き、感嘆した。

由紀「ふふ、とっても良い印象で嬉しいわ。伯父様、又高め合いましょうね」と囁き、中条も「OK!行こうか・・」笑顔で応じ。彼の男根(コック)が、再び少女の口内に滑り込む。男は、彼女の核心を、じっくりと巡る様に舌を走らせ、丁寧に舐め上げる。時折纏(まと)わりつく、土手高の大陰唇も、鬱陶しい感触はなく、むしろ愛おしい位だ。

中条「ああ、こりゃ好い・・」男は呟き、そして「こりゃ、比類のねぇ名器になり得るぞ。ただ気持ち良くなるだけでなしに、何とか守ってやらねぇと・・」と呟く。それにしても、情熱の朱を発する若き女性器の誘いは凄まじく、男はその熱気に抗(あらが)えなくなって行った。

「んっ、んっ、んあぁ、ふぅぅ~っ」由紀が、はっきりした喘ぎを発する様になった。中条は、挨拶代りの口唇愛撫(クンニリングス)を区切ると、指先で彼女の核心を摩って高める「指マン」の手を休める事なく、傍らの由香を呼び、唇を交わす。「由香ちゃん、悪いな。お待たせ!」声をかけると「あ、いえいえ、伯父様の愛し方が分って、勉強になりますよ!」姉は、笑って返した。

「伯父様・・」由香が言った。「はいはい、今まで待たせたから、大抵の無理は聞くぞ!」中条が返すと「まあ、アテにしていいかしら?それは冗談やけど、あたし、ちょっと試したい事があるんです。伯父様の許しが要るから、訊いてから思うてね・・」 「ああ、いいよ。何だか言ってご覧よ。おもろそうだな」 「はい、それは・・」由香はそう言うと、中条の耳元に寄って、囁いた。

「あのね・・」 「うん。聞こう・・」 「今、由紀が指技でイかされてるでしょう」 「うんうん・・」 「その間にね、あたしかショーツ脱いで、伯父様のお顔の上に跨るんです」 「おー、それ良いな!・・で、俺はクンニのパートⅡができるって寸法かい?」聞いた由香「ふふふ・・」と含み笑って「はい、その通りですよ!」少し大声で答え。「いやー、好~い考えですねぇ!是非、実行しようや!」中条も、やや大声で応じ。これには、少し離れた位置で睦んでいた、初美と周、宙の三人も、思わず笑った。

「さあさあ、そうと決まりゃ、開始ですね」由香、行為の続きを促す。中条「よしゃ、じゃあ由香ちゃん。俺のちょっと上辺りからしゃがんでくれるか。頃合になったら、ショーツ脱がせたるからな」 「ふふ・・それ、ご自身でしたいんでしょ。エッチな儀式やもんね」 「ハハ、悪いな。その通りやよ」中条はそう返すと、少しベッドに臥す位置を、足先の方へずらす。由香が、彼の顔面にしゃがみ込める様にする為だ。

「よしっ、行こか!」中条の合図で、由香は、彼の顔面に跨った。そして「伯父様、OKよ」ショーツを脱がす事ができる知らせを。一度 上体を起こした男は頷き、ミニ・アンダーの両脇に、片手ずつ交互に差し入れながら、由香の「T」を徐々に下ろして行く。脱がせ切ると、彼女は、ゆっくりとその腰を、男の顔面に沈めて行った。

「おお~!これも絶景!」中条、絶句す。彼の視界は、ほぼ完全に 由香の臀丘に覆い尽くされ、周囲も、フレアのミニ・アンダーによって、幕が下ろされた格好になった。「ハハ、由香ちゃん。今さ・・」 「はい、何でしゃろ?」 「俺の視界は、完全に、貴女に支配されてるぜ!」 「まあ、嬉しい。由紀も、入って来れへん訳ね。ささ、それじゃ、早くあたしの『女』を高めて欲しいわ!」 「OK、今からやるさかいにな!」少しずつ、姉妹の関西訛りに伝染した中条は、力んでそう返した。

薄暗くて良くは分らないが、妹に続き、姉の「女の核心」も、中条の眼前に降臨して来た。「いやいや、由紀ちゃんは鮮やか、由香ちゃんは、ちょいと大人らしく、落ち着いてるのが良いなぁ!」感嘆した彼はそう言い、由香の臀丘を右手で支えると、やはり土手高めの陰裂に、唇と舌で、愛撫を始めた。左手は、依然として妹 由紀の、そろそろ秘液の滲み出た、女芯を捉えている。

「ふっふっ、はっはっ・・あっ・・はぁぁ~っ!」顔面と下方の二ヶ所から、同時に喘ぎが伝わり、聞こえて来る。これまでにない、愉悦の大波(ビッグ・ウェイヴ)が、中条を見舞い始めた。傍らで進む、初美、周、宙の行為も、勿論熱く進んで行く。胸回りの愛撫が区切られると、彼女は、若者に言った。

「さあ、あたしたちも、高みへと進むわよ。貴方の、核心が見たいわね」 「了解しました、それでは・・」一旦立ち上がった周、トランクスをゆっくりと脱ぎ下ろし、恩師に、その核心を披露する。「思った通り。若者らしく、太く、長く、堅く・・大いなる期待だわ・・」初美は、そう呟いた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 青山はな
葉加瀬太郎さんの今回楽曲「情熱大陸(2007)」下記タイトルです。
情熱大陸(2007)


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