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パノラマカーと変な犬 第20話「連昇(れんしょう)」

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日付が替わるまで、後小一時間。まず、姉の由香と交わる中条は、ベッドにうつむく様前傾させ、下方を露わにした彼女を、後背位(バック)でじっくりと攻め上げる。「あ・・、ん・・、ん・・、い・・良いわぁ!」近隣への配慮か、押し殺した様な喘ぎ。それが又、男の願望を掻き立てる様にも感じられた。少し経って・・

由香「ああ、好い。伯父様・・」 中条「うんうん、何やろ?」左手で 姉の腰を抱える様に支え、右手を彼女のそれと繋ぎ合わせた姿態(ポーズ)を取りながら訊くと「やっぱりね、今夜の最後は あたしの上に来て欲しいの・・」 「よく分る。ただ、今の体位も好い感じやから、ゆっくり変えよや!」 「ああ勿論よ。お上手やから、いつの間にやら離れたり、繋がったりで・・でも、とっても好い気持ちですわ」

中条「よしよし、焦りは禁物ってな。そいじゃ、もそっとだけ揺すったるから、それから替わろうな」 由香「ええ、お願いね。あっ、あっ・・」 これを受け、男は もう数分の間だけ、後ろから前後動を見舞ってやる事にした。それから・・「さ、いよいよ 仕上げの絶頂だな・・」そう囁き、そっと 由香の背後から 勃起した男根(コック)と共に、離れる。

ベッドに肘をつき、前傾の姿勢で 後から中条の「男」を迎え入れていた由香が、一旦起き上がって後 再び仰向けに臥す。中条はこれを見て「由香ちゃん・・」 「はい、何でしゃろ?」彼女が返すと 「貴女は気に入らんかもやが、ちょいと意地悪がしてぇんだ。それは・・」 「はい・・」 「俺、両腕で 貴女の両脚を抱えて、上から交わろう思うんだ。ちょいと、曲がりがキツいのと、蟹挟みができんかもやが、良いか?」 「ああ、何となく分るわ。どうしてもしたいって仰るなら、まあ仕方(しゃあ)ないわね」 「有難う、それで行くわ」

中条はこう返すと、臥した由香の両脚を 両腕を絡ませ抱え込んで重なって行く。由香の身体の屈曲が大きくなる、刺激的な正常位だ。「どう、キツくねぇか?」中条が訊くと、由香は「ああ、この体位ね。曲り大きいけど、思った程キツくはないわね。所で、又 由紀に繋がせる気かしら?」 「そう、正にそのつもりや。由紀ちゃん、どうだ?」 聞いた彼女は「ふふ、又 伯父様とお姉ちゃんの連結見られるのやな。ほなら、あたしはOKですよ!」

「よーし、やるか」由香の両脚を抱えながら 中条が中腰まで落とすと、由紀は二人の後方に回り、最初の時と同じく、礼儀を守る男根を、湿度充分の 姉の秘溝に繋いでやる。朱に充血した陰唇に 男根が呑み込まれ、ゆっくりと繋がって行く。由香の喘ぎは、注意していても聴き漏らす程小さく、中条の吐息の方が大きい程だった。

「さあ、いよいよ頂上だな」由香の下肢を抱え込み、腰を動かしながら 中条が言った。「あっ、うんうん。お願いやから、あたしと一緒に行ってね」 「ああ、いいよ。一緒に・・な」こう返しはしたが 「できるなら、彼女を先に昇らせ、俺は何とか踏み留まりてぇな。この後、由紀ちゃんとも交わるんだし・・」 思案の一方で、腰の動きは徐々に速まり、強まって行く。そして・・

「ああっ、ああっ、い・・イクぅ~っ!」抱いている、仰向けの由香の身体から、力が抜けて行く。どうやら絶頂らしい。「ああ、良かった・・」 重なる中条、実は 間一髪で射精せず、踏みとどまっていた。「こ・・これで良い」 まだ男根を繋いだまま、抱えていた両脚を解放し、上体を 丁寧に愛撫した後、ゆっくりと唇を重ねる。

由香「ああ、とても良かった。伯父様、有難と・・」と呟く。「まあ、一服しようや・・」中条が返すと、彼女は 自由になった両脚を、男の腰に組み付けて来た。「おお、やっぱりそれか・・」彼は、笑って返す。「まだ、繋がってるの?」と訊かれると 「ああ、まあな・・」曖昧に返す。暫くして・・

中条「由香ちゃんが嫌でなければ、そろそろ離れるとするか。まだ、由紀ちゃんに夢を見せられとらんからな・・」 聞いた由香「そうやね。じゃ、ゆっくり離れてくれはる?」 「OK、そいじゃ・・」こう返すと、秘溝に繋いでいた男根を、慎重に抜き放す。纏っていたゴムの中身は、勿論殆どないのだが、一見しては分らなさそうなのが幸いであった。

「由紀ちゃん お待たせ。さあ、始めっか!」起き上がった由香と入れ替わり、中条は、由紀に ベッドに臥す様促す。臥した妹に、又も重なった中条は、まず 濃い長めの接吻(キス)で、彼女の緊張を解いて行く。まあ元々、姉よりは緊張がなさそうな、リラックスした風情の由紀だったが。

「さあさあ、お姉ちゃんと同じ様に、ゆっくり高めて行こうや」妹相手に、先程の丁寧な愛撫の復習だ。胸の双丘、特に両の乳輪には、入念に仕掛ける。施された由紀は、姉より高めの音階で喘ぎを聴かせる。一渉りの喘ぎが区切られると、又 接吻で高めてやる。途中からは 姉の由香も加わり、小半時程、まったりした愛撫が続く。終り頃には、由紀の手が 中条の男根を捉え、その裏筋に 相当にキナ臭い愛撫を仕掛ける。「おっと、ダメダメ・・」波の様に襲って来る、射精を迫る衝動を、男は懸命に凌いだ。

胸周りをメインに、極上の愛撫を味わった由紀、上体を起こすと、中条に「さ、伯父様の核心に お礼がしたいわ」と言うと、既に現れていた男根を捉え、口内へ。「あたしも、負けまへんよ!」姉に勝るとも劣らぬ、濃い口唇愛撫(フェラチオ)を披露す。特に、亀頭と裏筋への攻勢が絶妙で「あっ、あっ、これはいかん!」途中で射精するのでは?と思わせる程の、熱い攻めだった。

「よし、暫く お返しな」再び仰向けの、由紀の両脚を開くと、二人で息を合せ 「T」をゆっくりと脱ぎ下ろさせる。これで、彼女の下方も露わである。ほんの少しの間、姉と同様、薄目の下草の上に咲く、朱の秘溝や 輝くルビーの様な陰核(クリトリス)をゆっくりと観察。先程に続く 視姦だ。「ふふ、伯父様、姉とあたしのオメコ、どっちが綺麗かしら?」姉の由香も、もう一度 股間が見られる様 開脚して来る。

問われた中条、本気で返答に迷っていた。「そんな事、答え様がねぇよ」とも言いたかったが、憚られた。「う~んとな・・」彼は、曖昧に返したかった。「お姉ちゃんも貴女も、それぞれに綺麗で素敵なんよな。どっちが上で どっちが下か・・そんな事は、答えられんわ」 由紀「ふふ・・つまり、それぞれに好いって事かしら?」 「その通り!」

そして、由紀とも繋がる時が来た。まずは、無理なく正常位。上体を熱く濃く抱いて、由香の応援も得て、男根で秘溝を捉え、肉壁を滑らせて堅く繋ぐと、彼女は 姉より華を感じさせる、高めの喘ぎで応えてくれた。「良かったぜ。由香ちゃんの時、寸止めしといて。あの時 発射してたら、こんなに濃く愛せなかったかもだし・・」
こう思いながら、中条は 初めゆっくり、慣れた感じになると、少し速めに 腰の動きを調節しながら高まって行った。姉の由香は、今度は 化粧用綿棒を手に、由紀の秘溝や菊花(肛門) 中条との交合部を擦って励ます。この快感には、妹も酔っている様だ。

由香の時の復習が繰り広げられた。ただ、体位は少し変えて進めた。正常位から騎乗位へと移ろう所では、臥した中条の顔上に、露わの股間を被せる「岩清水」と言われる姿態を。又、その後の後背位は、ベッド上で高まる「鵯(ひよどり)超え」の姿態(ポーズ)を試した。流れ自体は似ていながら、細かい所を違わせる事によって、中条は 姉妹を飽きさせない様に心がけていたのだ。

この夜最後に、姉に試したのと同様の 激しい正常位で頂上へ。「好い、好い!昇るぅ~!」 「お・・俺も、一緒やからなぁ~!」日付が変わって暫く後、由紀と中条は、ほぼ同時に昇った。後戯を施しながら、男は想った。「こ・・今度は 本当に発射した。これを、由香ちゃんに悟られん様にせんと・・」下の由紀は、至福の美しい表情を見せる。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 若瀬七海
中村由利子さんの今回楽曲「ミッシング・ユー(Missihg You)」下記タイトルです。
Missing You

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