ちょっと入淫 第35話「続進」
- 2018/09/07
- 12:41
女医・小町の寝室では、二組あるダブル・ベッドの片方で、仰向けに臥し、下方を露わにした「患者」宮城一路(みやぎ・いちろ)の上に、これも浴衣の下方をはだけた看護師・瀬野美波(せの・みなみ)が跨(またが)り、天を向き屹立した 宮城の竿(さお=男根)を、その秘溝に収めて 肉壁による包囲攻勢をかけんとする所であった。最初の挨拶は、勿論だろうが「ああっ、い・・好い~!」の喘ぎで始まった。
「美波ちゃん、素敵だよ。俺も、喜んでくれて嬉しいよ」宮城、落ち着いて想いを表す。美波「あ・・あたしもよ。さあ、一路さんのエッチな動きって どうかしらね?」 「美波ちゃん、それはね・・」 「はい・・」 「折角の『濃い連結』じゃねぇか。そう簡単にイカせてたまるかよ。夜も遅いのは分かってるが、まだ日付が替わる前だ。焦る事ぁねぇ。俺はさ、若造と違って そう簡単にイカす様な事はせん。いいか、長くしつこく じっくり愉悦を味わいてえって事さね・・」 「ふふ、嫌らしさ全開ってとこね。あたしは、若者たちとも交わる機会があったから、少しは分かるわ・・」
これに宮城は、下から美波に繋いだ腰をゆっくり上下させながら「ほう、若いモンたちとか。て事はだぞ・・」と、急に声を潜め「まあ、ちょっと耳を・・」と続けて、頷きながら上体をかがめ、片耳を寄せて来た彼女に、ひそひそと囁(ささや)いた。「言葉が悪いのは分かるけどよ・・」 美波「はい・・」 「貴女、あそこにいる豊(ゆたか)君とも やったのかね?」その言葉に、美波は美しい微笑みで返す。「ふふ、まあ一度はね・・」 「有難とよ。詳しいとこは訊かん。若モンには勢いじゃ譲るが、その代わり俺たちオッサンにゃ技があるからよ。まあそっちで魅せてやっからな・・」 「ああ、それよね。楽しみだわ~。あっ、あっ・・」
「よしよし、好い感じだ・・」 下から美波の腰を支え、下草をかき分けた秘溝に 竿を介して繋がった己の腰をゆっくり発進させながら、宮城は呟く。「意地悪・・」女看護師に そう呟(つぶや)かせる程のスロー・ピストンで、ゆっくりと 執拗に高めて行く。「そうそう、それでいい・・」患者の男はそう言い 行為を進める。傍らに、女医・小町と予備校生。豊の視線がある事など、次第に意識しなくなり始めて来ていた。
騎乗位で始まった、看護師と「患者」の行為を飽かず眺めていた小町 傍らの豊に言った。「ふふ、見てて勃起して来たかしら?」 「ええ、まあ正直『臨界かな?』なんて思いまして・・」彼はそう返し、まずは 浴衣を纏(まと)った女医の膝に手を置いてみる。「ふふ、今夜は オッサンぽいね・・」美しく笑った女医、そう反応す。
「ああ、ご免なさい。もう少し、強い出方の方が良かったかな?」豊が返すと「まぁね。でも、これも好い感じで嬉しいわ」 「有難うございます。今度は、どっちへ行きましょう?」 「うん。やっぱり上からがいいわ。特に、初めの内は 胸(おっぱい)の辺りを念入りに・・ね!」 「了解です!でも、最初のご挨拶もありますよね?」 「そうそう。あの二人の加熱(ヒート)が本気になる前に、あたしたちも途中まで高まろうよ」 「分かりやした!」 もう一方のベッドに座した小町と豊は、双方が両腕を回し合い、唇を交わす。前後して、教え子の 背後から回された右手が 女医の胸元をまさぐり、双丘を狙って 中へと侵入して行った。
美波と宮城の、騎乗位での動きが 10分余り続いた所で、豊に浴衣の胸をはだけられ、現われた双丘を摩(さす)られる小町が声をかけた。「あっ、ふ、二人・・」 「はい、先生!」まだ繋がる看護師と「患者」は、鋭く返す。小町は続けた。「まだ夜は長いわ。分かってると思うけど、途中でお休み入れながら続けて。それとね、あっ・・」 「はい、何でしょう?」
努めて冷静を装い、下から宮城に揺すられる美波が訊く。小町「もうすぐ、体位を替えるでしょう。そうしたら、も少し傍で、二人の行為 見せてもらおうかな?」 「分かりました。それも『嫌らしい特診』の続きね?」美波の返事も、少しだけ嫌味を帯びている。小町「まあ、そんなとこ。もう少ししたらね。あっ豊、上手・・もう少し、もう少し続けて。あっ、あっ・・」明らかに上達した 豊の愛撫に、乳房を攻められる女医は 敏感に反応した。
「それにしても・・」交互に動き、この時は 己の上で腰を上下に振る美波に、宮城は呆れた様に言った。「ふふ、何かしら?」一瞬、腰の動きを停めた彼女が返すと 「これ 貴女に言っちゃダメかもだが・・」 「ううん、良いわ。続けて・・」 「小町先生も、随分とお身体の感度が良さそうだな。若くて経験値の少ない、豊君の愛撫(ペッティング)でもあんな風だもん。驚いたぜ」 「あは・・確かにそうかも。彼女、そっちの感度は優れてるかもね。・・だとしたら、羨ましいわね」美波は、そう返した。
「さてさて・・」暫くおいて、宮城が言った。そして「意地が悪くて恐縮だが・・」 「はい、何?」美波が返すと 「今度はさ、貴女の視界から見えんとこから仕掛けてみてぇな。どうだ、ちとスリリングでいいやろ?」 「あっ、それって後背位(バック)ね。後ろから何されるか分かりゃしない。危険な嫌らしさね!」美波は、苦笑して返した。聞いた宮城「でもさぁ、正直 満更でもねぇだろ?ああ、ほれほれ・・見てみ。小町先生も、頷いて『是非せられよ』ってよ!」笑いながら続けた。
「仕様がないわねぇ・・」苦笑しながらも、美波は応じる風だ。「そんなら、一度試してみますか?」「お~ 美波ちゃん、そう来ねぇとなぁ。で、どっちか好い?ベッドの上でもできるけど、俺 できたら立ってしてみてぇって想いもあってな・・」 「まあ、よく言う『立ちバック』って奴ね。いよいよ嫌らしい!でも・・」 「うんうん、続けろ。聞いてるぞ」 「きっと 一度だけの夜だから、叶えたげるわ。それ・・」 「有難とよ。そいじゃ・・」宮城はそう言い、彼の上を離れ、傍らに控える美波を、もう一度「お姫様抱っこ」した。
「豊、そろそろよ・・」乳房への愛撫を区切った若い教え子に、二人の行為を凝視していた小町が言った。「はい先生、宮城先輩と美波さんの傍に行く時が来たんですね?」返した豊は、摩っていた女医の胸から手を離し、一旦 浴衣の着付けを直してやる。小町は続けた。
「聞こえたと思うんだけどさ。あの二人、今度は『立ちバック』で繋がると思うのよ。分かるよね?」 「・・ですね。大体分かります」 「有難う。そしたら、宮城さんが後ろの姿態(ポーズ)になるだろうけど、あたしたちは その後ろにしゃがんで『繋がるあの核心』を観察するのよ」 「はい、分かりました。その時から、あの『細筆』を使う場面に入る訳ですね?」 「その通り!どうするかは 少しは分かるだろうけど、不安なら 又その時教えたげるわ」 「はい、その時は、宜しくお願いします!」
小町は、豊との会話を区切ると 彼のトレーナー下方(アンダー)を少し下し、現われたボクサー・パンツの前開きを右手指で攻める。そうすると、中で礼儀を正す、浅黒でスポーティーな 優れた竿が一時、外に連れ出される。反応は敏感だ。堅さを得た陰嚢もろとも、女医の摩りを賜る度「ビクン、ビクン!」と波打つ様に その刺激に耐える様子が分かる。「ダメです。先生!」目に涙を溜め、哀願する様に、豊は叫んだ。「い・・今は、どうか勘弁して下さい。こ・・このまま行くと、じ・・自分は、は・・発射してしまいます!」
「ふふ、まあ好いじゃないの・・」若い竿への ねっとりとした摩りを続けながら、小町はゆっくりと言った。「君は体育会系でしょ。サッカー部で鍛えてるから、一度位イッたって 直ぐに回復するって。だから、もっと自信を持って欲しいわね」 「は・・はい!本心はそうしたいですが、い・・今はいけません!も・・もう少し後でイケる様、お加減をお願いできませんか?うぅぅ・・」
このまま行くと、本当に暴発し、射精しそうな気配だ。焦ってイカせるのも勿体なくはある。「分かったわ・・」 小町はそう呟き、頷いた。「でも・・」続ける。「この後で、ド~ンとイってもらうわよ。花火みたく・・ね」 「は、はい。それはもう、必ず・・」 「約束よ」 「かしこまりました!」会話を区切った女医と予備校生の眼前で、次の濡れ場が繰り広げられようとしている。
ベッドに手をつき 浴衣の下方を捲(まく)り上げて、高々と臀丘を上げた美波の背後に宮城が寄り添い 少しずつ、礼儀と潤いを保つ竿を 秘溝に返して行く所。「あっ、ひっ、はぁぁっ!これも い・・好い~!」 「うっ、んんんっ、お・・俺もだぁ~っ!」 四十八手の「碁盤攻め」に近い立ちバックの姿態で 再び繋がった二人が高まり始める。「豊、行こう・・」促す小町。「はい、ですね・・」 彼は、頷いて返した。日付が替わるまで、後 小一時間という所だ。
(つづく 本稿はフィクションであります)
今回の人物壁紙 湊 莉久
野呂一生さんの今回楽曲「スウィートネス(Sweetness)」下記タイトルです。
Sweetness