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情事の時刻表 第13話「検身」

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「あっ、うぅぅ・・・本荘先生、じゃなかった、こ・・小町さん、早いですな!」弱い秋雨の夜、上階の特別病室に戻った宮城は、シャワーを前に、下方の「彼自身」を女医・小町の手で改められようとしていた。穿いていたトランクスを膝下まで下され、当然かもだが 女医に向かって礼儀を正した「竿(さお=つまり男根)」と陰嚢が、彼女の眼前に連れ出され、晒された。

「ふふ・・とても好い感触だわ。一路(いちろ)さんの『男』って・・」美しく微笑み、呟く女医に 男は「お気に入りにして下された様で、有難き幸せです。マッサージの技も、極上ですな。うっ、ああっ、何とか持ち応えんとね。ふぅぅっ・・」摩(さす)りを入れる指技は、彼には極上のものに思えた。ああ、いけない。油断していると、射精してしまいそうだ。「そう、中年だから言うて、気を緩めちゃいかん。ここは・・」宮城は、そう己に言い聞かせて凌ごうとした。

ゾクッと来る程の快感を伴うマッサージが暫く続くと、小町は 佇む宮城の表情を盗み見する様な仕草で、更に彼の竿を攻めるそぶりを見せた。「もしかして・・」と内心で身構えていると、果たして思った通りになった。手指での「竿」への愛撫を一通り区切ると、男が想像した通り 口唇を寄せて来た。「あっ・・『尺る』気だっ!」

「小町さん、ちょっと待った!」 正に咥え込まれんとする所を、宮城は止めた。女医の表情が、やや堅くなり「嫌だわ一路さん、折角好い感じで昂ってたのにぃ。それだし、このまま行けたら、も少しスカートの中も 覗かせたげようと思ったのにさ・・」 宮城「小町さん、そのお気持ち 痛~い程分かる!スカートの中が覗けるのも、とても嬉しい!しかしですよ・・」 「はい、何?」

宮城は続けた。「しかし、まだシャワー前ですからね。洗う前の『竿』を、先生にしゃぶらせる訳には参らねぇ。俺としても 是非お願いしてぇが、そりゃ シャワーの後ですよ」 「あは、その方が良いの?洗う前の 臭そうなのもマニアックで良いなぁ、なんてあたしは思ったんだけど・・」 「ああ、いやいや・・やっぱりダメですよ。低レベルな野郎なら、それも嬉しいだろうけど、俺には『男気』てのがありましてなぁ・・!」

聞いた小町は微笑んだ。「そうかぁ・・。何と言っても、一路さんは洗ってからでないと嫌な訳ね。まぁ、仕方がない。聞いてあげるわ・・」 宮城「有難うございます。やっぱりさぁ、洗う前の『竿』でお願いするのは 気が退けましてな・・」 「はいはい、何となくわかったわ。それじゃ、行きましょうか・・」 宮城もこっくりと頷き、二人は浴室へ。

シャワーを使う間も、小町は前後から 宮城の下方を狙って来た。初めは受け身の彼だったが、一通り洗い終わると「それならば・・」とばかりに、女医の中庸で形の好い「胸の双丘」や、下方の下草に手を回したりし始めた。「ふふ、好い感じよ。ねぇ一路さん、指入れてみる?」 宮城「はい。入れるのは良いけど、どこに?」 「それはね・・」そう言いながら女医は、下草の下の股間を己の手指で示し「ここよ、ここ・・」と促した。

宮城「まぁ、指入れは俺も好きだが、もう少し後にしましょう。で、貴女の下草、濡れてる時の方が 好い感じだな・・」そう返しながら、シャワーで濡れた下草に手指を絡ませて行く。「ああ、中々好いわ。暫く 続けてくれる?」 「良いですよ。昇るのはベッドでだけど、この下草 妙に俺の指に馴染んで来るんだよなぁ・・」 「有難う。あたしの下草って ちょっと濃いめだから、些か気になってたのよね。今の貴方の言葉で、少し自信が持てたかなってとこよ・・」 小町はそう返しながら「実はね・・」と、右腕を上げ、腋の下を見る様 宮城に促した。

「ああ、アハハ・・そうか。こっちも結構あるんだなぁ。今まで気がつかなかったよ」披露された腋毛を覗きながら、宮城は感想を。「でもこれも、このままの方が良いんじゃって思いますよ」と続けた。小町「そうかぁ。腋毛も手入れしようと思ったのよね。一定剃る事も考えたけど、こっちも このままの方が良い?」 宮城は引き続き覗きながら「・・と、俺は思いますよ」と区切った。

「さあ・・」 10分弱の間のシャワーが区切られ、小町は言った。「ちょっとの間、ここでしようよ・・」 「マジですか。まあ、洗ってるから良いけど・・」宮城が返すと、頷いて腰を落とし、引き続き礼儀を保つ「竿」に顔を寄せて行った。そして「あっ、ふぅぅっ・・」短い呻きが発せられ、堅い「竿」が、女医の口内に吸い込まれた。「ふふ、やっぱり 好い感じ・・」そう呟き、まだ我慢汁も少なめの竿に「クチュクチュ・・」と微かな しかし卑猥な音を伴い、暫しの間 口唇愛撫(フェラチオ)に興じた。

「あっ、ダ・・ダメ!・・ダメだけど、い・・好い!」再びの 口唇での熱い攻勢に、理性と思考を奪われそうになるも 辛うじて踏み留まる宮城であった。予期しなかった、浴室・・というよりシャワー室での前戯。小町のリードは いかにも医師らしい、陰嚢への 所謂玉舐めをも交えた要所を突く巧妙なもので、為に彼は 何度も頂に押し上げられそうになったものだった。

「うっ、ふはぁっ!こ・・小町さん・・」「ん、んん・・ふ?」礼儀を保つ 宮城の「竿」の先 亀頭部分を咥え込んだまま、小町は唸る様な返事を。「それらしい」と悟った彼は「お願い!もそっと、お手・・じゃなかった失礼!お口柔らかにしたって下さらんかな?」聞いた女医は、一瞬「竿」を解放し、「んふ・・何?一路さん、イキそうなの?好いじゃないの。まだ若い証拠だわ・・」美しく しかし嫌らしく笑い、更に攻勢を強めんとした。

「あっ、あっ・・いや、やっぱりダ・・ダメ。うぅぅ!」先程より更に昂らされながら、それでも宮城は 辛うじて踏み留まった。一旦 ぬるま湯と唾液で濡れそぼった「竿」が解放される。それにねっとりした視線を送り、又も手指の摩りを入れながら 小町が言った。「ホント、随分頑張れるわねぇ。ちと奥様が羨ましくなって来たわ。それに、この後も た・の・し・み・・笑」

「ああ、仕様もねぇ・・」と 一方で思いながらも、宮城は「左様か。そう思って下さりゃ有難てぇ。今夜はこれから、二人で好い夢が見られそうやね」「そうそう、そうなる様にしないとさ。でも一路さん・・」「はい、何でしょう?」「こう言ったら怒られるかもだけど、寸止め上手だね!」「ハハ、有難と。まぁ、特技とまでは言えねぇかもだけど、今のお言葉は 褒められたで良いのかな?」「ふふ、まぁね・・」二人は笑った。

短めの、シャワー・タイムが終わる。その間際、初めと同様に互いの身体を流し合って清め終えると、小町が言った。「あたしね、着替えてから お部屋戻るから、先どうぞ。コスは、期待しててね・・」「了解です。まあ俺も、楽しみにしてますわ」先に浴室を後にした宮城は、丁度始まった TV番組をチェックしながら 小町を待つことにした。暫く後・・

「お・ま・た・せ・・」病室の応接席で TV画面に目を遣りながら、腰にバスタオルを巻いただけの姿で 寛いで待っていた宮城の前に現れた女医は白衣姿。それも 明らかに看護師のそれだ。ナース・キャップに似た髪飾りも好感だ。実は宮城、このナース白衣で最も熱く性的スウィッチが入る様な思考、それに精神構造になっていた。因みに彼の夫人も看護師出身で、夜の行為の折も この白衣を着せて行う事が間々あった。

「うふっ、どう?」「あいや、素晴らしい。大感謝で~す!」一礼する宮城、執務の時に近い姿の小町に魅了されたか、己の傍らに着座を促す。冷茶を勧め 己も嗜みながら「じゃあ、改めて・・」と、まずは双方が腕を回し合い 濃い接吻(キス)から。交互に舌で相手の口内を探り合う間に、宮城の手指は 小町の胸の双丘を探りに向かう。その彼女の腕も、彼の背後を捉えにかかる。暗い窓外には、微かな雨音が続く。「良い夜になりそうだ・・」二人の想いも、似たものがある様だった。
(つづく 本稿はフィクションであります。次回は 12/22土曜以降に掲載予定です)

今回の人物壁紙 桃乃木かな
今回の「音」リンク 「ザ・レイン・ハズ・ゴーン(The Rain has gone)」 by中村由利子(下記タイトル)
The Rain has gone

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