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情事の時刻表 第29話「深察」

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静まり返った 北紀中央病院上階の一特別病室で、女医・小町による 漁業関係者の男三人に向けた、特別・・と言うより秘密診察が進もうとしていた。病室の応接用長手ソファの中央に小町、右に漁協役員の一ノ瀬、左に大型船漁労長の崎山、小町の前に 若手船員の(三浦)渚がいた。

齢の順に一ノ瀬、崎山、渚の順で唇を重ね、左右から一ノ瀬と崎山が、小町の白衣の裾に手指を入れ、まずは太腿を狙う気配だ。看護師・美波も同室で付き添うが、時折離席しては戻って来る。どうやら院内の他部署の者たちが、この病室を訪れるのを牽制している様で、それは小町も理解している様だった。

「さぁ!渚、ファースト・キスは先生に教えてもらいな!」左手で小町の上体を摩(さす)る一方、右手を白衣の裾に滑り込ませながら、一ノ瀬が渚を煽る様に言った。聞いた渚は一ノ瀬の方へこっくりと頷き、女医の眼前にかがみ込むと「先生、宜しくお願いします!」軽い一礼を伴い、こう言った。「ええ、いらっしゃい・・」の返事を得ると、彼はぐっと顔を女医に近づけ、先輩方に続いて唇を合わせにかかる。まだ見よう見まねのレベル。その事が小町に「ふふ・・初々しくて好いわ」そう思わせた。

「先生の太腿は、よろしな~!触った感じが、ホントにグーですわ。なぁ、崎ちゃん!」ストッキングに覆われる 太腿奥の裏側に摩りを入れながら、一ノ瀬は呼びかける様に言った。左側から仕掛ける崎山はそれに応え「いや~・・ですね!一ノ瀬部長のお言葉、よく分かりますよ。先生は、ホントに素晴らしいお肌をされてて感心します!」そう返しながら、太腿の奥 股間の傍で、一ノ瀬の手指と交錯した。この間、渚は小町の首筋を舐め回している。

「あぁ・・あはん。ねぇねぇ・・今、二人の手がぶつかったでしょ。ちょっと好い感じよ。渚君の舌技もね!」壮若合わせて三人の男から一度に仕掛けれる女医は、そう反応した。その様子を見た一ノ瀬が、若者に言った。「渚さぁ、俺たち二人が下から入ったから、先生の胸を試してみな。若いモンに乳房(おっぱい)せがまれるのは、先生も悪い気はせんのと違うか?」言葉の終わりに、彼は小町の方をチラ見すると、喘ぎを交え 彼女は微笑で返して来た。それを見て、こう続けた。「うん、悪かねぇな。ここは、渚に任そうっと・・」

一ノ瀬の言葉を受けた渚は「では、行きます・・」と小町に一言入れた上で、白衣の胸元ま合わせ目から右手指を滑り込ませて行く。ブラ越しに 軽く揉む様に胸の双丘を柔らかくまさぐって行くと「あぁ、渚君も上手。上も下も、とても好い感じよ。暫く続けて・・」女医の、喘ぎ交じりの返事が聴こえてきた。

時折の 入れ替わりながらの接吻(キス)を交えての濃い前戯は、十数分間は続いた。「あぁ、とても好いわぁ。いつまでも、味わっていたい感じ。でもね・・」そんな小町の言葉に、男たちは「・・だよなぁ。特別診察っていっても、そりゃ『触り』だけだろ。ホントに濃い核心の事は、そりゃないよな・・」とも思っていた。が、実際は少し違った様だ。

「さ、それじゃね・・」一渡りの愛撫が区切られると、それを見透かした様に小町が言った。「あたしだけが気持ちよくなるのも何だから、今度は貴方たちが気持ち良くなる番よ。どう?もう『下』の方は堅さも熱さも上向きでしょ。順番に診させてもらおうかしら」それを聞いた崎山が、返して来た。「順番、どうしましょう?」

「先生、ちょっとよろしいか?」静かに会話を聞いていた一ノ瀬が、手を挙げて 話に割り込んで来た。「ええ、何かしら?」女医が返すと、彼は続けた。「最初のお触りは、年長の俺からでしたから、今度は 若い渚からお願いって事でどうでしょう?」これに、傍らで聞く 崎山も頷いている。

「分かった。じゃあ、それで・・」そう返すと、女医は若者に声をかけた。「あのね、渚君・・」 「はい・・」彼が返すと 「次のパートはね、若い君から始まるの。細かいとこは教えるから、あたしの方向いて 立ってくれるかな?」 「分かりました。お願いします!」そう返して 小町の前に立つ渚の下方は、一見して分かる程 激しく勃起していた。

「ふふ・・じゃあね、渚君・・」薄笑いを浮かべながら、女医が言った。「はい、何でしょう?」まだ戸惑いから抜きれない渚が返すと 「余り、深くは考えない事だわ。落ち着いて、検査着の下側を脱いでくれるかな。下ろすだけでもそりゃ良いけど、脱いだ方が具合が良いわよ」 「分かりました。それじゃ・・」指図のまま、渚は検査着の下側を脱いだ。下着の ボクサー・パンツが現われた。

小町は続けた。「悪いわね。そのパンツも脱いで」 「わ、マジですか?」 「いいから・・!」 ならば・・という風情で、渚は着ていた検査着の ズボン状の下方(アンダー)、そしてボクサー・パンツの順で脱いで行き、遂に下方が露わになった。程好く茂った下草と、それに囲われた元気一杯に屹立した 色好い竿(=男根)が、小町を好感させた。初めての事とて「ヒャー、先生!瀬野さん!こ・・こんなんで良いんですかぁ~?」動揺して叫ぶ様に言ったが、後方で見守る美波は 知らぬ顔をしている。

「ふふ・・渚君、良い子ね。性格もだけど、お竿(チンポ)の反応が素敵よ。ちょっとの刺激で、こんなにご立派になるんだから感度も中々じゃないの。こりゃあ、期待が持てそうだわ」 「先生、つまり自分は褒められてるって事でしょうか?」 「まぁ、そんなとこね。つまり、自分の一物に自信を持ちなさいって事よ」小町は言葉を区切ると、図った様に 眼前に現れた 渚の程好く堅くて立派な竿に食らいついた。

「あっ、うぅぅ!せ・・先生、か・・感じちゃって、ダ・・ダメですぅ!」 「大丈夫よ 渚君。ここはね、辛抱できる様になる為の、修行のし所なの。まぁここは、あたしに任せて。そう簡単にイカせはしないから・・ね!」その言葉通り、小町の口唇愛撫(フェラチオ)は巧妙だった。渚は 一旦は絶頂近くまで押し上げられながら、その寸前で押し留められる 所謂「寸止め」の技を仕掛けられ、もどかしそうにしている。

「ハハ・・崎ちゃん、見たかよ?」左右から小町に仕掛け続けながら、一ノ瀬は静かに笑って言った。「渚の奴、有難い修行を賜りってるよな。一気にイカされそうに見えて、その寸前でちゃんと止められてんだよ。小町先生の技も素晴らしいモンがあるな。貴方も楽しみだろ?」 訊かれた崎山は「あぁ、確かにですね。でももし 自分の回で粗相でもあったら、恥ずかしいですね」

一ノ瀬「まぁそれもあるかもな。俺は気にせん事にしてるが、人によっては関心事かもな。所で崎ちゃん・・渚がこんな風だからさ、この間に先生の胸(おっぱい)を攻めよかなと思うんたが、どう?」崎山「その方がよろしいかな。渚君も尺られて何も考えられんだろうから、丁度良いタイミングかもしれませんね」「よしゃ!それじゃ・・」一ノ瀬、決心した様に言葉を継いだ。

「先生・・」一ノ瀬、今度は小町に声をかけた。「ふっ!・・はい、何?」彼女が返すと「渚がまだ昇ってる様なんで、この間に 貴女の胸周りを擦って気持ち良くなって頂こうか・・なんて思いましてね」「お気遣い有難う。面白そうだから、しても良いわよ」女医は、一ノ瀬の目論見を許可した。

「よしゃ、始めよう!」下方を露にして前に立つ 渚の竿に口唇愛撫を施し続ける小町の白衣前方を緩め、左側にいる崎山の協力を得てボタンを外して その中のブラを下へと
ずらすと CとDの丁度中間位の 形の良い「胸の双丘」が姿を見せた。明るい目の 乳輪の様も魅力的だ。渚への愛撫が区切りを迎え、何とか「暴発」を免れた事が分かると、次は崎山の番だった。「先生、初めにちょっとだけ良いでしょうか?」下方の愛撫に入る前に、彼は女医にその希望を伝え、了解を得た。少しの間で良い、たまらなく 彼女の乳房が吸いたかったのだ。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の壁紙 JR高山線特急「ひだ」にも運用される 「南紀(物語中「紀伊」のモデル)」の車両 ワイド・ビュー85系ディーゼル気動車。東海道線・枇杷島駅北詰 2018=H30,10 愛知県清須市 撮影 筆者
今回の「音」リンク 「ステップ・アウト・オン・ザ・ストリート(Step out on The street)」 by渡辺貞夫(下記タイトル)
Step out on The street

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