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レディオ・アンカーの幻影 第42話「昂途」

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二回目となる 由香利と前嶋の正常位の行為は、理乃も加わり ほぼ半時に及んだ。前後の「二穴」に心地よい刺激を受けた由香利の喘ぎは、前にも増して甲高い艶やかな音色に思われた。「由香利さん・・」途中から速度を上げた腰の動きを停めた前嶋は、囁く様に言った。「お疲れでしょう。そろそろ体位替えましょうか?」

「気遣い有難う。理乃さんに菊のお花を見られて触られたのがちょっとねぇってとこだけど、確かに少し疲れたかも。そろそろ良いわね」と由香利が返す。「分かりました。では・・」と、前嶋は重なりと下部の連結を一旦解き、立ち上がる。そして起き上がる由香利に手を差し伸べた。「今度は、俺が下になりますね・・」 「面白いわね。宜しく・・」と返す彼女には、男の意図が分っていた。

「つまり・・」由香利は続けた。「私が貴方の上に跨れば良いんでしょ?」 前嶋「そうです。それでね・・」 「はい・・」 「今度は、理乃も加わらせようと思いまして」と返すと、由香利の黒髪をかき分け、ひそひそと耳打ちをした。「ふふ・・」聞いた由香利は微笑んで言った。「お尻をいじられるよりはマシかも。してみるが良いわ・・」

バス・ローブを羽織ったまま下方をはだけ、再び礼儀を正した竿を秘溝で確実に捉えながら、由香利が腰を沈めて行く。両の脚を M字に開いたあられもない騎乗位だ。程好く紅潮した秘溝を柔らかく覆う 中庸の体毛が暗めの照明に映えていた、その下半分は 下から猛り立って迎える前嶋の竿剛毛と一体を成していた。「あぁ、好い眺めだ・・」彼は思わず呟いた。

数分間程の 由香利が上位での動きを経て、前嶋の合図で ショーツを脱いだ理乃が彼の腹上に跨り、由香利と向き合う。白衣の裾を捲り上げて現れた、淡色のサスペンダー型ストッキングを纏った両の脚を由香利のそれらの下に滑り込ませ、更に押し開いて行く。「あぁ、ちょっと嫌。理乃さん、私をもっと辱める気ね」そう呟く由香利は、更なる屈辱感を味わっている様だった。

「ふふ、由香利さん・・」理乃も静かに返した。そして「まぁ、そう思って下さっても良いわ。でも貴女も 下からのぞみさんに繋がれて、満更でもないんじゃなくって?」そう出られると、由香利も明らさまな拒絶はできなかった。当惑の表情を見透かした様に、理乃は彼女の唇を奪った。

「のぞみさん、再開よ!」 理乃が由香利に仕掛け始めた事を悟ると、前嶋は 由香利の下方に繋いだ腰と竿の動きをゆっくりと再始動した。彼の視界は、反対向きに跨った理乃の臀丘に占領される事となったが、露わになった その秘溝と菊花(肛門)を愛でるには好都合も事実だった。

「あ、あぁ・・こ、これも好い。由香利さんと理乃ちゃん・・ふ、二人のアソコをほぼ同時に愛でられるのって、好いなぁ!」高められた前嶋、思わず呻いてこう呟いた。彼の上では、口舌を吸い合う女二人が「ん、ん・・。あっ、あっ・・」と小刻みに喘ぎながら揺れている。「これ、所謂 3Pって言うんだよな・・」今更の様に、思い返したりもした。

横から見れば 三角形を描く様な三人での昂りが小半時。由香利よりは明るい目の理乃の秘溝と菊花を愛で続けた前嶋は、頃合いを見て理乃に囁いた。「そろそろね・・」 「はい・・」後ろ向きのままで返事を得ると 「今度はさ、後ろからやってみようと思うんです。さっきお預けだった、筆や綿棒使う機会(チャンス)も作るからね」 「ご理解有難と。もう少ししたら・・でしょ?」 「そうですね」・・」

「由香利さん、今度は・・」と、理乃との会話を区切った前嶋が呼びかけた。「はい、何?」の返事を得ると 「この前もだったですが、一度後ろから試しても良いですか?」と続けた。「ふふ・・」微笑んで由香利が応じた。そして「言うと思ったわ。そろそろかなってね・・」 「ど~もすみません!予想の内でしたかな?」 「まぁね。だってさ・・」 「はい・・」 「のぞみさんは、フレア・ミニを捲ったりせずに、前屈みの所から覗いたお尻を 後ろの下から覗き込むの大好きなんだもん。ちゃんと分かるわよ」

「やっぱり、読まれてたか・・」前嶋は呟いた。まぁ彼の願望は単純なのが多く、由香利も理乃も察知し易い所があったのも事実だ

が。「仕様もない・・」と思う一方で、又も由香利は 彼の願望を叶えるべくゆっくりと腰を上げ、吸い込んでいた竿から離れる。その時、まだ臥している前嶋の顔に跨り「ねぇ、この辺で私の核心を高めてくれないかしら?」と腰を落として来た。今度は彼の眼前に、落ち着いた朱に染まった 彼女の秘溝が被せられた。

「おお~っ!こ・・これも素晴らしい眺め!」 ほぼ視界を占める 白く優れたカーヴの臀丘と静かに燃える秘溝。それを囲う中庸の陰毛も 適度の湿気で潤って好感だ。「よしっ、もう少し熱くして差し上げよう」直上まで降りて来た秘溝を、又 口舌技の限りを尽くして高めて行く。「ジュパッ、ジュルジュルッ!」少し耳障りな愛撫音と「あっ、んっ、ふうっ!」小刻みな喘ぎで、次の行為へと続く前戯が進む。

「由香利さん、もう一度したいわ・・」傍らでその様子を覗き込んでいた理乃が言った。「うん、何かしら?」由香利が返すと 「さっきの接吻(キス)、とっても良かったんです。この後は、多分機会ないと思うから、是非お願いしたいわ・・」 「分かった。そういう事なら・・」二人の女は、又も唇を合わせた。

「んっ、んっ、んっ・・」下方を前嶋の、上方を理乃のそれぞれ口舌に奪われた由香利は、籠った小刻みな喘ぎを伴って、昇って行く。「こ・・ここで昇りたくなんかないわ。頂へは、下に繋がれて・・いや、それだけじゃない。理乃さんに菊花を責められながらでも良いわ・・」とも思う様になっていた。次第に輝きを増す秘溝をじっくりと舐め回しながらも、前嶋はまだ片隅に冷静さを残していた。「よしっ、そろそろ後ろから行こうか・・」

「それじゃ、由香利さん・・」顔面を覆う臀丘の下から、前嶋が声をかけた。「はい、次ね・・」悟った様な返事を確かめ「今度は、ベッドに両手を突いて お尻を突き上げて下さいませんか?」 「ふふ、やっぱりね。・・で、理乃さんのおイタも再開かしら?」 「ええ、それはその時の具合かと・・」

呟く様な会話が区切られると、由香利は前嶋の希望通り、ベッドに両手を突いて下半身を突き上げ、後背位(バック)での交わりに備える。フレア・ミニコスの裾を捲らずとも前屈みになれば、否応なく優れた臀丘が露わになる寸法だ。前嶋は、斜め後方のロー・アングルからこの様を眺めるのが好きだった。「素晴らしい!視姦だけでも十分イケそうだ!」由香利の後方にしゃがんだ前嶋は、暫しの間 飽かずその光景を覗き込んだ。ノー・ショーツの露出した下方は、直ぐに射精を促される程魅力的だった。だが・・

「それじゃいかん。俺だけ昇るってのは・・。ここは、由香利さんも一緒にお連れせんと・・」再び立ち上がると、由香利の後方にゆっくりと忍び寄る。そして「じゃ、行きますね・・」と一言。無言の頷きを確かめ、堅い礼儀を護る竿を臀丘に近づける。我慢汁を滲ます亀頭で一渡り秘溝を撫で回すと、腰に両の手を添え いよいよ秘溝に返して行く。

「あはぁ、もっと、もっと返してぇ!」喘ぎ交じりの言葉に、彼はできるだけ応じたい気持ちだ。少しずつ 奥へと滑り込ますも、後背位での結合は浅めになる。できるだけ奥へと送って、又もゆっくり前後動で揺すってやった。「はあっ、ふっ、ふっ!」 「あっ、んっ、うぅぅっ!」喘ぎと呻きの交錯を聴きながら、理乃も動き始めた。「ふふ、後ろからの繋がりも良いわね。さ、まずはお口で高めたげるわね・・」そう呟くと、彼女は下方から、前嶋の竿と繋がった由香利の秘溝に、下辺から口舌を寄せて行く。後少しで、日付が変わろうとしていた。
(つづく 本稿はフィクションであります)

今回の人物壁紙 麻生 希
日野皓正さんの今回楽曲「クリフォードを忘れない(I Remember Clifford)」下記タイトルです。
I Remember Clifford

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