この雨は こんな風に聴こえる 字余り
- 2021/03/29
- 23:11
お蔭様で 第 10編目に当たる拙連載も何とか無事区切りとなった次第。毎度になるかもですが、ご一読下さった各位には 一言お礼を申します。
今回は、拙趣味の一つでもある 所謂「撮り鉄」➡鉄道交通などの写真撮影を趣味とする 黒木 恆(くろき・ひさし)と、某民放 TV番組などにも出演する気象予報士 平 宥海(たいら・ゆうみ)の 云わばちょっとしたアクシデント絡みの偶然の出会いから、宥海の妹・麗海(れいみ)や黒木の弟、存(たつる)も絡んだ少しだけ複雑な曲折ある流れを意識して記した次第。それに今回初めて 黒木が女性の芳香(体臭)に拘る「匂いフェチ」の側面も交えて描いてみました。
実は以前の勤務先の経営危機の煽りで就活の身となった黒木。その辺りは詳しくは触れませんでしたが、不動産会社経営の伯父の仕事を応援する内に 難関の資格の一つ、司法書士試験突破を条件に 伯父の所へ正式に移籍する見込みが開け始めた所。背景には、伯父の長年の良き仕事仲間・巽 喜一(たつみ・きいち)弁護士の助力もあったという所です。
宥海もその辺りを見込んで仲を深めたは良いのですが、初め手癖が悪く 黒木兄弟の所持金にも手を出した妹の麗海が改心し、兄弟から盗ったカネを全て返すきっかけとなったのが 黒木の「男の味」を知った事。そこから、事態が少しややこしくなります。
麗海の影に 宥海との仲の揺らぎを感じた黒木は、弟・存に応援を求めて 麗海の気を存の方へそらそうと図ります。それは一定奏功し、麗海も存の魅力を認めてはいるんですが、一方でやはり 姉・宥海と黒木との仲を直ぐには認めたくない想いと、この二人が永遠の仲になるまで後暫く 黒木の「男」を姉と共有し味わっていたいとの願いを少し込めてみようと思った次第です。
今回の「音」リンクは、概ね「雨」に因む各曲を集めてみました。やはり「雨」に関する音も大変に多く、絞り込むのも少し手間を要したも事実です。今回取り上げられなかった曲も、又機会があればリンクをとも思います。
勝手ながら、拙連載は又 暫くお休みを頂きます。諸事などが意外に忙しく 再開まで期間を要するかもですが、又 構想などが調ったら報告に上がるつもりです。それまでは 週一度位、このブログにも参上し 近況報告や諸事の雑感などを記そうかと考えております。
昨年来の 中国大陸他由来、新型コロナ・ウィルス感染症の流行が続きます。ようやく懸案だった予防ワクチン接種も徐々に開始され、国民レベルでの集団免疫が得られる来年辺りからは 次第に社会経済の情勢も好転の見込みがありましょうし、又 そうしなければならない所ですが、それまでは外出時のマスク必着や帰宅時の手洗い励行、大人数での会合はなるべく控えたり 大勢が集まる箇所へはなるべく出入りを避けるなどの基本対策を今一度徹底して 現状を乗り切る他ない様にも思います。どうか 各位の引き続いてのご健勝とつつがなきを、改めて祈念する次第であります。
今回の壁紙 会津地区にて、雨の JR磐越西線。福島県喜多方市付近 2020= R 2,10 撮影、筆者