この雨は こんな風に聴こえる 第14話「初見」
- 2020/08/02
- 21:22
夜から深夜への移ろいの時、窓外の雨音がはっきりと聴こえる様になった。居間のソファ上で、麗海(れいみ)と黒木の濃い行為が続く。黒基調・短いアンダーのメイド風コスを纏った彼女の下方を、彼は直ぐには攻めなかった。まずはアッパーの胸周りをはだけ、現れた淡色のブラが放つ 微かな芳香を愛でる。形の好い双丘を反映する「Cと D」中間位のカップに手指を遣りながら、黒木が言った。「麗海さん、確かブラも朝から着けてるんだ...
この雨は こんな風に聴こえる 第13話「嗅覚」
- 2020/07/31
- 20:47
「凄ぇっ!こりゃ絶景だ!」冷製食材(ネタ)の盛り付けに勤しむ麗海(れいみ)の背後に、黒木は思わずしゃがみ込んだ。初め抱いた「何か余計な事を・・」の想いは、彼女の装いを一目見た瞬間、微塵に吹き飛んだ。そして、やや前傾したその姿勢の背後の下方から、その中身を覗き込む事に注力したのだ。大皿を飾りつけていた麗海の装いは、黒木の居所に着いた時のワイドパンツ・ルックから一変、黒基調のメイド風ミニコスにチェンジして...
この雨は こんな風に聴こえる 第12話「検討」
- 2020/07/27
- 20:32
この日の就活を区切り、金盛副都心近くの 伯父の不動産事務所に赴いたのは 5pm近かった。既に前振りはしてあったのだが、正装のままの黒木は伯父に、己の居所も入る高層マンションのモデル・ルームを麗海に案内する為の段取りをしていた。「彼女、名目は住むって事だよな?」 「そうです。それで住民票も移す様な事を言ってましたからね」 黒木は、そう返した。「まぁよ、N市内の住人で、住むのがメインで電話やネットの連絡程...
この雨は こんな風に聴こえる 第11話「仲介」
- 2020/07/23
- 21:14
「ビクッ!」まだカメラを収めたばかりの、己の肩バッグから視線の移動ができなかった黒木が、一瞬動揺したのも無理はなかった。バッグの中身を落ち着かせ、視線を声の方へ移動した彼は、再び少しく動揺した。眼前に現れた女は、確かに宥海とはやや趣を異にしていたからだ。「あぁ、ご免なさい。貴女が平 麗海(たいら・れいみ)さんですね」努めて落ち着いた返事をしたつもりだったが、対する麗海は 黒木の些かの動揺を悟ったかの...
この雨は こんな風に聴こえる 第10話「代理」
- 2020/07/19
- 21:34
「恆(ひさし)さん、ご免なさいね。今度の木曜、あたし そちらへ行けなくなっちゃった!」 「あぁ、そう・・そりゃ残念。折角期待したんだけど、じゃあもう少し先になりそうだね」 「ええ、その事。それでね・・」些か落胆しかかった黒木だったが、放送側の都合で会えなくなった平 宥海(たいら・ゆうみ)からの携帯連絡は、少しは望みを繋げる様な感じだった。この日は曇りだが、降雨はなかった。宥海は続けた。「でね、今度の木...