母娘(ははこ)御膳 第34話「合流」
- 2017/05/25
- 15:18
肌寒くも、天気には恵まれた3月最初の土曜夜、花井邸客間の寝室にて、女主人 妙(たえ)と、一応は進路を決めた受験生 周(あまね)の、夜の逢瀬が続く。「さあ、お楽しみの始まりよ」 「・・ですね。宜しくお願いします・・」舌技交じりの濃い口づけを合図に、周は、今までにない濃厚な出方で、妙の上体に両腕を回し、その首筋から、軽いウェーブの長い黒髪をかき上げ、耳の後ろ、顎の下、鎖骨や腋の辺りをゆっくりと舐めながら、...
母娘(ははこ)御膳 第33話「聖域」
- 2017/05/22
- 19:35
「それにしても・・」佐分利学院「夜の修了式」を終え、シャワーの後、二女講師と、タクシー相乗りで居所へ戻った受験生 阿久比 周(あぐい・あまね)は、改めて感嘆したものだった。「本荘(小町)先生って凄いよな。忙しい学院の養護科や病院の診察、それに学会の事とかをこなしながら、その合間に、もう何人もの生徒の童貞を卒業させた」「そればかりじゃない。夜にそんな事を何度もして、全然表に出ないんだ。完全な治外法権。理...
母娘(ははこ)御膳 第32話「修了」
- 2017/05/20
- 15:05
「ちょっと、小町(こまち)さん。狡いわよ!」女講師 結(ゆい)はとうとう、想っていた事を口にした。春まだ浅い、2月下旬の雨の夜、そろそろ夜の教科も終わりかと思われる、佐分利学院上階の養護室では、教え子 周(あまね)の、大声では言えない修了式が続く。「は・・ああ、好い・・。のは良いけど、結ちゃん、何か?」周に、口唇愛撫(クンニリングス)で下方を高められ、加湿させられながらも養護主任 小町は、落ち着いてこう返...
母娘(ははこ)御膳 第31話「共導」
- 2017/05/18
- 19:21
「い・・いかん!でも・・やっぱり、好いなあ・・」学院の養護主任 小町の、胸の双丘を目の当たりにした周(あまね)は、(本当は弱い)男の性(さが)なのか、自然に、その谷間に顔を埋めていた。それを当然の如く抱き留め、甘く囁きかける、女医・・「そうよ、周。今夜の貴方は、それでいいの。さあ、赤ちゃんの頃の気持ちに帰って、あたしの乳房(おっぱい)吸ってご覧」促される周、こっくり頷くと、まずは小町の右乳房から「チューチ...
母娘(ははこ)御膳 第30話「雨声(あまごえ)」
- 2017/05/16
- 10:29
「一体、何だろう?」学院近所での夕食を挟み、9pm頃まで受験対策の後、居所へと帰った阿久比 周(あぐい・あまね)の脳裏には、夕方の終講時、講師の花井 結(はない・ゆい)の、彼に対する不可解な出方への、複雑な想いが渦巻いていた。勿論、こんな事で乱調になってはならない所だが。入浴を挟み、日付が変わって暫くまで自習の後、実質は仮眠と言うべき 就寝。翌 23日木曜は、雨の一日。朝方の冷え込みは緩く、日中は寒さ応える...