交感旅情 第45話「余熱」
- 2017/12/05
- 13:38
「あ、ああっ・・段々強く、速くなるの、とても好い。つ・・続けて。はうぅっ!」 「ふうっ、んんっ・・貴女も好いぞ。さ・・俺と一緒にイこうな・・うぅぅっ!」交わり始めと同じ正常位に戻り、互いの両腕を回し、脚を絡め合った 由香と中条は、喘ぎと呻きを交え、最後の高め合いに入っていた。ベッドの微かな軋みが、行為の深まりを告げている様な。傍らに控える初美、引き続き その手指、及び手にした綿棒で、由香の菊花(肛...
交感旅情 第44話「昇点」
- 2017/12/03
- 21:59
「あたしとした事が・・」仲が深まりつつある中条と、美人姉妹の姉 木下由香との、(本当は芳しからぬ)熱い交わりを観察しながら、初美は思った。「いつも化粧とかで使ってるのに、何で今まで、こんな使い方に気がつかなかったのかしら・・」再び正常位に戻り、熱く高まって行く。中条に重なられ、組み敷かれた由香の、薄暗く浮かぶ菊花(肛門)の周囲から、ゆっくりと襞(ひだ)に沿って、綿棒を走らせて行く。「あっ・・はっ・・ひぃ...
交感旅情 第43話「佳境」
- 2017/11/29
- 19:35
夜更け前の、ホテル上階の広い部屋 ベッド上で、美人姉妹の姉 由香と中条の、濃い交わりが続いていた。宵の口から降り続く降雨の音と協奏する様に、由香の喘ぎと、中条の吐息が流れて行く。前戯、正常位に始まり、途中 体位を上下入れ替えての騎乗位へと移る。隣のベッドでは、恩師だった 初美との交合で、一度頂へ昇った周(あまね)が、恋人 宙(そら)と交わるべく、唇を重ね始めていた。「遠くまで来たけどさ・・」周は言った...
交感旅情 第42話「昂域」
- 2017/11/27
- 19:36
熱く昂(たかぶ)った末、頂(いただき)に立った 初美と周(あまね)は、まだ重なり合ったまま、その余韻に浸っていた。初めての恩師との交わりは、若者の心を夢中にさせるに十分だった。「もう少しの間、繋がっていたい・・」それは、去年までの師弟の、互いの脳裏に去来した想いだった。傍らの、周の恋人 宙(そら)も、二人が頂に立った事を察知して、初美の菊花(肛門)に仕掛けていた、細筆(トレーサー)の愛撫を止めて、様子を窺う。...
交感旅情 第41話「坩堝(るつぼ)」
- 2017/11/25
- 22:08
窓外に雨音の聴こえる、JR新潟駅傍のホテル M館上階客室にて、六人の男女による交歓が続く。かねて憧れていた、恩師 初美との初交を果たした周(あまね)は、度々見舞われる絶頂を何とかかわし、正常位→騎乗位の順に体位を替え、交わり始めから一時間を経る頃には、一度ベッドから立ち上がり、恩師にベッドに手をつかせ、臀丘を高く突き上げての後背位での行為に入っていた。四十八手中の「碁盤攻め」に近い姿態である。「あ、ああ...