次回 拙連載についての予告 @17-9's
- 2017/08/29
- 20:59
2017=平成29年の夏も終盤。未だに「処暑」とは名ばかりの暑い日々が続きます。朝晩だけでも凌ぎ易くなるのは、どうやら月明け、9月に入ってからの様ですね。さて、休載中の拙欄。次回連載どうしようかな・・などと少しは考えを巡らして来た訳ですが、前回に続き、大学生となった若者 阿久比 周(あぐい・あまね)をメインに、女友達って言うか、恋人って言うかの花井 宙(はない・そら)、二人の恩師とも言える伊野初美(いの・はつ...
幕間ですけど・・17's その3
- 2017/08/25
- 20:52
2017=平成29年8月も、後数日となりました。例年なら、昼間は暑さ厳しくとも、朝晩は冷房がなくても凌ぎ易いレベルなんですが、今夏はどうも勝手が違い、夜間も盆前と変わらぬ暑さ。「処暑」では済まされないレベルで、参っている所です。少し勢いが弱まったとは言え、蝉(せみ)の合唱も相変わらず。赤蜻蛉(あかとんぼ)も影薄く、秋の虫も、まだ出番ではないと踏んでいるみたい。全国に目を向ければ、深甚な水害に見舞われ、人的、そ...
幕間ですけど・・17's その2
- 2017/08/22
- 21:15
残暑の時季を迎え、朝晩、少しは凌ぎ易い日も現れたかな、などと愚考しております。些かうるさい「蝉の合唱」も、真夏程の元気はなくなって来た様な。これから来月へ向け、徐々に聞こえなくなって行くって事でしょう。この夏は、一つ眼福がありました。郊外から居所への帰途、乗っていた JR東海道線の列車が、当地近くの某駅に停まった時、正にその停止位置で、列車の方を向き、しゃがんでお待ちの、魅力的な二十歳前後位のお姉さ...
南へ・・ 字余り
- 2017/08/18
- 14:07
盆明けの時季、今月の首都圏は雨続きの優れぬ天候の様ですが、早く出口が見える事をお祈りします。お蔭様で、四作目の拙連載も、何とか無事終えられて、今は一区切りの気分と言う所です。既報通り、前回作「母娘(ははこ)御膳」の物語中、春休みに訪れた、花井邸の浴室で語られた、大学進学を決めた、些か間抜けな阿久比 周(あぐい あまね)と、少しマセた後輩 豊野 豊(とよの・ゆたか)の二人が、その少し後、普段暮らす大都市 N...
南へ・・ 第28話「繋点(けいてん)」
- 2017/08/16
- 14:43
「挑発だ。又、始まった・・」大学入学の夜、女友達とも恋人とも言える、宙(そら)と共に、自室で過ごしていた周(あまね)の元へ、突如送られて来た、想いでの女性(ひと) 美波(みなみ)からのLINE。一時は返信を躊躇(ためら)うも、その事を目撃されてしまっては仕方がなかった。或いは無様かもだが、女友達の眼前で、あの二夜を過ごした女性への返信をする破目になったのであった。周が、どの様な姿態(ポーズ)をとれば動揺するかを知...
南へ・・ 第27話「残波」
- 2017/08/14
- 11:59
豊(ゆたか)の故郷たる佳き海が、次第に視界から消えて行く。海沿いを少しずつ離れた、帰路のJR紀勢東線は、短いトンネルを数ヵ所抜けると、険しい登りを緩める為の、大きなΩ(オメガ)型の配線を辿る。登り坂の為、流石(さすが)にスピードはやや鈍るが、ストレスを感じないレベルのペースを維持しつつ、上り特急「紀伊84号」は、南以外の全方向を向きながら、カーヴをクリアし、荷坂越(にさかごえ)の頂を目指す。60km/Hを下回る緩い...
南へ・・ 第26話「回帰」
- 2017/08/12
- 13:13
雲多めも、概ね穏やかな晴天に恵まれた、海辺の三日間が終わりに近づいた。豊野家へ帰ってシャワーを使い、上衣にジーンズの装いに戻り、魚メインの、遅めの昼食を済ませた、周(あまね)と豊(ゆたか)は、N市への戻りに向け、手回り品を纏(まと)め始めた。区切りがつくと、二人の荷物は、母屋の玄関脇の、唯一の洋室 応接間に集められた。周は、様子を見ていた豊の父 樹(いつき)と、暫し会話。「お父さん、三日間有難うございまし...
南へ・・ 第25話「転回」
- 2017/08/10
- 20:45
時刻は、徐々に昼へと近づいていた。先に、かつて入院の折、世話した事で近しくなった豊(ゆたか)と交わり、この日最初の絶頂へと昇った美波(みなみ)が、少しの間をおいて、今度は周(あまね)と重なり、二度目の頂きを目指す。正常位の熱い交わり。彼女の喘ぎと、彼の呻きが交錯し、後ろで見守る豊の位置からは、蠢(うごめ)く二人の交合部の有様が明らかに見られ。「ああ、ああ、熱いわ!周、続けて!」喘ぎながらの美波の言葉に「了...
南へ・・ 第24話「潮位」
- 2017/08/07
- 14:45
「ああ、はぁぁ~、よ・・良かった・・」 「ふっ、うぅぅ~。お・・俺も。あ・・有難うございます~・・」四十八手に言う「仏壇返し」に近い後背位で繋がり、高め合って来た、美波(みなみ)と豊(ゆたか)は、ほぼ同時に絶頂に達し、繋がりを保ったまま、まだその昂奮の中にいた。「豊・・」美波が言った。「はい・・」彼が返すと「まだよ。まだそのまま、繋がっていて。もう少し、この歓びの中にいたいの。ああ、好いわね。お尻抱え...
南へ・・ 第23話「熱潮(あつしお)」
- 2017/08/05
- 14:32
お詫び 今回記事は執筆不具合により、右下の「続きを読む」にお進み下さる様。読者各位には、ご面倒をおかけし申し訳ありません。今後は、再発なき様、心がける所存であります。...